2008年08月

サイト運営者の日々の日記。2008年08月。

25日

気まぐれに

2008/08/25-23:59

マンデルブロー集合

色彩を発散深度によってもっと滑らかに変動させるほうが美しいかもしれない。例えば、虹のように。

サイトの物理的な構成(2)

2008/08/25-23:59

一覧ページをindex.php?c=XXXの形式にする図

静止ページは内容をもったコンテンツだけでいい、とふと思いついたのでメモ。ただし、扉ページがコンテンツの変遷によって変化するような、流動的な場合に限る。この場合XML側の変換処理をより深くまで動的制御する必要が出てくるが。

豪雨

2008/08/25-23:59

最近ではゲリラ豪雨と称すらしい。真夏の積乱雲に由来する雨は局所的な大雨になるのだから、従来の集中豪雨という言い方でいいのでは、とか。

マークアップ

2008/08/25-23:59

個々の語句や文字に対するマークアップの論理的妥当性を超えて、文章全体の構成の論理的妥当性を検討しているこの頃。

現状見出し・日付・本文の3要素の構成方法が場当たり的だ。そこで文章構造を規定。

昔、body要素をheader/body/footerの3種類に分けたことがあるが、そこまで厳密な分割はやり過ぎ感が否めない。現状ではfooterだけ健在で、header部分を構成していたheading/navigation/descriptionはそれぞれ役割をclass指定してbody直下へ。

一重に論理的なHTMLと言っても、それは物理的なHTMLよりも汎用性が高いというだけであって、実際に利用できるかは極めて怪しい。HTMLの語句単位での論理的なマークアップは妥当だが、文章単位での論理的マークアップとは、そのHTMLを記述した者によって異なる。文章構成レベルにまで統一された論理性を求めるなら、学術論文のように文章形式を完璧に固定しなければいけない。ならばせめて独自の文章構造を減らすべきだ。

階層による規定

2008/08/25-23:59

<body>
  <heading>大見出し</heading>
  <section>
    <heading>中見出し</heading>
    <paragraph>......</paragraph>
    <section>
      <heading>小見出し</heading>
      <paragraph>......</paragraph>
    </section>
    <section>
      <heading>小見出し</heading>
      <paragraph>......</paragraph>
    </section>
  </section>
    <heading>中見出し</heading>
    <paragraph>......</paragraph>
  </section>
</body>
選択肢1
headingの内包関係をh1,h2,h3,h4,h5,h6で示す。
選択肢2
headingの内包関係をsectionに囲まれた数で示す。

歴代CSS(2)

2008/08/25-23:59

pinkとdarkを対応させるべく改良中。ここArchives masterで使ってみようかと。

運の良さ

2008/08/25-23:59

仮に運の良い人間というものが存在すると仮定して

賽子を振って特定の結果を引き当てるのが前者、カップの中で既に振られ終えた賽子の目を当てるのが後者に相当する。

19日

ホームページビルダーのパスワード付きリンク(2)

2008/08/19-21:30

解析完了。推測を許すと一気に総崩れになってしまうようだ。詳しい構造とその惨劇を閲覧できるスクリプトは該当記事を参照。スクリプト自体は実際の解析結果を表示しないもの。デバッグ用に本当に解析するスクリプトも作ってはあるが、流石に危険なため公開は控えてある。

逆算を許さないようなアドレスとパスワードを選べば、そこそこ使えるが、適当に設定した場合は大抵穴だらけ。スクリプトで安全性をチェックしないと怖い辺り、使いやすいとは言い難いシビアさ。

17日

ホームページビルダーのパスワード付きリンク

2008/08/17-23:55

以前挑戦し敗れたコイツに再挑戦。

結論をまとめると以下のようになる。

要するに判定条件が緩く、パスワードを解として生成させた方程式を満たす解が余りに多すぎる。無作為なパスワードで誤判定になる可能性は十分小さいが、それでも判定を通るパスワードは1よりも十分に大きい。Validになる方程式は、精々特定のパスワード長の場合だけであることしか分からない。

もう少し攻め込めないか考察中。

歴代CSS

2008/08/17-23:55

古いサイトのデータを見ていたところ、今度は暫く無くしていた代替CSSを発見。Ver.4デザインのCSSと、Dark・Pinkという、このサイトには珍しい種類のデザイン。

面白そうなので、今までに作られた全デザインの一覧表でも書いてみる。デザイン本体については、歴代サイトの履歴ページがあるので参照されたし。

歴代のデザイン名一覧表
デザイン名 CSS ver.0 ver.1 ver.2 ver.3 ver.4 ver.5 ver.6 ver.7 ver.8 ver.9 ver.10 ver.11
Ver.0 × -- -- -- -- -- -- -- -- -- -- --
Ver.1 × -- -- -- -- -- -- -- -- -- -- --
Ver.2 × -- -- -- -- -- -- -- -- -- -- --
Ver.3 × -- -- -- -- -- -- -- -- -- -- --
Ver.4 -- -- -- -- -- -- -- -- -- -- --
Ver.5 -- -- -- -- -- -- -- -- -- -- --
Ver.6 -- -- -- -- -- -- -- -- -- -- --
gray -- -- -- -- -- -- --
ver4 -- -- -- -- -- -- -- -- -- -- --
dark -- -- -- -- -- -- -- -- -- -- --
pink -- -- -- -- -- -- -- -- -- -- --
green -- -- -- -- -- -- -- --
wing -- -- -- -- -- -- -- -- --
simple -- -- -- -- -- -- -- -- -- -- --
sand -- -- -- -- -- -- -- -- --
lgblue -- -- -- -- -- -- -- -- -- --
note -- -- -- -- -- -- -- -- -- --
simple' -- -- -- -- -- -- -- -- -- -- --
sky -- -- -- -- -- -- -- -- -- --
library -- -- -- -- -- -- -- -- -- -- --
d_style -- -- -- -- -- -- -- -- -- -- --

CSS欄は、CSSのみによって記述されていれば○、物理HTMLが絡めば△、HTMLだけなら×。各verに対応するデザインは、◎がデフォルト(各最終版)、○が代替、△は実装済み未使用。最後の△はややこしいが、初期設定では未使用になっていて、スクリプトをハックすれば使用可能になるもの。

未実装の6種類のうち、価値のなさそうなsimple以外は△として実装してみたい。

12日

習慣

2008/08/12-17:15

右利き右手首派。

そういえば部屋にアナログ時計がない。デジタルとアナログは時間感覚を認識するまでの行程が少々違うだけで、慣れれば両者の認識力に差異はないと思う。

CG

2008/08/12-17:15

壁紙画像を実写とCGに整理しようとしたら、区別がつかない。

Web閲覧

2008/08/12-17:15

慣習的に使っていたソフトウェアがIEのレタリングエンジンで、そのまま今でも大抵はIEのエンジンを使っている。おかげでIEがサポートしていないHTMLの部分を生のHTMLで閲覧する癖がついて、時々レタリングの必要性を疑う。まぁ、確かにYahoo・Googleなどは通常人類のためのHTMLじゃないからエンジンに解析してもらわないと厳しすぎるが。

生活リズム

2008/08/12-17:15

このところ起床時間が7時〜9時。8月初頭の4時〜5時から鑑みるに宜しくない。

理想と現実

2008/08/12-17:15

核廃絶を理想と掲げることは、人類が生存することを目的にする限りにおいて間違っておらず、覆すことが出来ない正しいことだ。しかし、現実として核兵器が存在し、理性的よって存在を否定しても実体を否定出来ない以上、それが現実にあるものだと対応するしかない。

兵器保有肯定論者は概ね現実世界が未だ兵器を必要とすることを前提にした現実に対する打開策を目的に兵器保有を肯定するのに対し、殆どの兵器保有否定論者は理想世界において兵器が本質的に不必要なものであることを前提にした理想に対する直接的な行動を目的に兵器保有を否定する。このため、両者は意見の一致を見ることなく永遠平行線を辿る。

兵器の物理的な攻撃力は理性による論理的な攻撃力を必ず優先する。兵器を保有しないことは少なくとも兵器による戦争を絶滅するには十分な条件だ。しかし、兵器を保有することは兵器による戦争を引き起こす必要条件に過ぎず、それは兵器による戦争が生じる理由にはならない。

建前と本音

2008/08/12-17:15

社会外部から客観的に見ると、社会において犯罪検挙数や企業の不祥事が明らかになり是正されるのは、社会にとって有益なことだ。しかし当事者として社会内部に存在する構成員は、それらの犯罪検挙や不祥事を、それらが社会的に悪であると規定するために肯定してはいけない。

Ghost1

2008/08/12-17:15

自己意識なる主観性が純粋な計算によって生じる副次的なものであると仮定する。計算とは、あらゆるscaleで行われる粒子の相互作用が積み重なった結果である。更に、計算は意識によって定義され、計算が意識を生むということは、計算は計算自身によって定義できる。結論として、どんな粒子の相互作用も原理的には自己意識を生じうる。

というのが強いAI(意識をもった知能)を計算機で作るときに必要と思わしき条件。仮に意識が計算以外によって生じているとすれば、何らかの物理学的に特殊な要因が存在するに違いない。この場合、特別な物理現象を搭載しなければ強いAIを作ることはできない。尚、ここで言う計算は巨視系から量子系まで、ありとあらゆる粒子の相互作用(=情報処理)のことを言う。

意識がどの領域まで生じているのかについては、あくまで各自が自分自身についてのみ自己意識を確認できる現在の状況では叶わない。ただし、自己認識力は意識が備えている計算能力の複雑さによって変わるとすれば、自分自身を意識できない低レベルの意識が半ば無意識に存在しても構わない。しかしそれで自然界全てが自己意識を備えているとするのは早計で、意識を生じるために必要な計算的条件の可能性を考慮する必要がある(ただしここでは計算は計算自身で定義できるため、意識が生じる計算条件があるというのも妙)。よって、自己意識の発生条件は次の3種類の可能性がある。

計算は計算自身で定義できることから、意識を生じる条件は生じる意識自身によって規定でき、その意識はどんな算法に基づいていてもよい。とするならば、最も広域的な「全ての情報処理は意識を持つ」が近いかもしれない。しかし、それは人間の脳に存在する人間の自己意識が、意識単独で脳外部と情報通信を交わすことが出来ることさえ暗示する。加えて、個々の意識が隔離されているのは何故か(若しくは外部と内部を分かつように認識している理由)、という疑問も生じる。

尤も意識を観測する手段がないから、意識があるように感じているに過ぎないとしてしまえば、考察は意識の発生原因以前に、存在を証明するところからやり直しになる。

headingは最近観ている攻殻機動隊の背景設定として上記の考えと極めて近い概念より。この文章にはまだ捕捉がいる。

10日

送信フォームのHTML出力ミス

2008/08/10-19:40

連絡どうもありがとうございます。割と高頻度で拝見させて頂いています。

XSLTの単純なミスでした。ついでにtextareaに文字を入れておかないと現状のコードでは中身のない要素になっていたようです。

#該当ファイル32個訂正

09日

XHTMLを差別化するならば

2008/08/09-20:10

XSLTの改善で組み込み参照が比較的に楽にやれるようになったので、SVGやMathML等をXHTML側に積極的に提供していくのもよさげ。HTML側には代替画像やテキストでも吐かせるか放置。メインページをHTML4.01で提供する他に、本来の性能が出せるXHTML1.1を配置しているのだから、これを活用しない手はない。

先日も書いたように、どうせ現在の環境に合わせるとHTMLに妥協するしかないXHTMLをわざわざ出す意義が今一分からないこの頃。同じものをブラウザごとにMIME分けて出すぐらいならページごと分けて好きなだけXHTMLの能力を試すほうが楽しい。

なんかXHTML1.0Transitionalで書いてるサブページを退化させたいなぁ。まぁ、1.0Transitionalだからまだいいんだけど。

携帯

2008/08/09-20:10

この記事を見たとき、そういえば携帯はどこへ行ったのかと周辺を探していた奴もいる。

07日

時間帯

2008/08/07-04:55

日の出直前の早朝が好きだ。24時間のうち、最も涼しい時間。

Version.11.5(3)

2008/08/07-04:55

新しくしたXSLTを適用させた。しばらく問題が続くかもしれないが、その都度改善したい。

インデント及びscript要素の終了タグについて、今回施した策をメモっておく。

インデント

outputの指定はXalan用のインデント挿入。最下部のstrip-spaceは空白潰し。

<xsl:stylesheet version="1.0"
 xmlns:xsl="http://www.w3.org/1999/XSL/Transform"
 xmlns:xalan="http://xml.apache.org/xalan"
 exclude-result-prefixes="xalan">
<xsl:output
 method="html"
 version="4.01"
 encoding="Shift_JIS"
 doctype-public="-//W3C//DTD HTML 4.01//EN"
 doctype-system="http://www.w3.org/TR/html4/strict.dtd"
 indent="yes"
 xalan:indent-amount="2"
 media-type="text/html" />

...

<xsl:strip-space elements="*" />
</xsl:stylesheet>

script要素

邪悪なるtext出力。めんどいのでこのサイトで使われる属性だけに絞ってある。

<xsl:template match="script">
<xsl:text disable-output-escaping="yes"><![CDATA[<script type="text/javascript" src=]]></xsl:text>
"<xsl:value-of select="@src" />"<xsl:if test="@charset"> charset="<xsl:value-of select="@charset" />"</xsl:if>
<xsl:text disable-output-escaping="yes"><![CDATA[></script>]]>
    </xsl:text>
</xsl:template>

追加

ついでに、この日記の一覧表を得るのに以前は出来合いのXSLTファイルを追加で読んでいたが、日記一覧がこのディレクトリのindex.xmlにあることを利用し、以下のように読み込み。

<xsl:apply-templates select="document('diary/index.xml')/page/body/section[position()=1]/ul" />

06日

Version.11.5(2)

2008/08/06-14:40

いざXHTML1.1仕様で試してみると、XHTMLのくせにtext/htmlに妥協したようなコードになって嫌らしい。元々そういう理由で、text/htmlタイプにはHTML4.01を採用していた。

たまたまフォルダ整理していたときに、ナイフでなしにチェーンソーを持った朝倉涼子の画像を見つけ、そうか、チェーンソーか。

というわけで、先ずはXMLコードを気にせずにHTML4.01で無理矢理変換。全要素にXHTMLの名前空間が指定されるなんていうふざけた結果にはならなかったが、html要素にXHTML名前空間とxml:lang、次いで全てのタグの終端がXML仕様になってしまった。だが、差があるのはその程度で、それ以外の点ではHTML4.01そのものだ。そこで、シェル実行させているPHPに変換後のHTMLを読み込ませ、上記2点をreplece。HTML4.01にして再度同じファイルに書き込んだ。終了。

Version.11.5

2008/08/06-12:10

XSLT変換の際のインデントとscript要素の終了タグ問題を解決。しかし、HTML4.01とXHTML1.1を共通のXSLTを読ませたXSLTで変換すると、どちらに準拠させても片方で必ず間違ったxmlns名前空間が指定されるようだ。こうなったらXHTML1.1でサイトのマークアップを統一、次期XSLTを作成することにした。

マークアップさえArchivesごとに独立させるのが現在の方針だが、共通部分は必ず決まっており、これをArchivesの数だけコピーするのは手間に過ぎない。且つ、HTML用、XHTML用、XML用の3系統のXSLTを使っているので、この3つでも本文が重複。共通部分のXSLTだけを1つにまとめてimportしてしまうことにした(この部分で名前空間の問題が発生)。さし当たって全Archives共通のXSLTをcommon.xsl、特定のArchivesで共通のXSLTをbase.xslと既定。common.xslは特殊なArchivesによっては書き換えの必要が考えられるため、書き換え可能なように修正用XSLT(revise.xsl)も設ける。

ついでにHTMLに記述される情報を少々増量したい。XHTML版の存在理由がなくなってきたわ…

#XML出力でHTMLファイルにXHTML1.1を書き出したら、XML宣言ありではIE6は過去互換モードでスタイルシートを解釈する、即ち標準準拠モード用の現スタイルシートのデザインが崩れるという、以前調べた問題点が現れ、久しぶりに思い出した。

Version.11.5目標にサイトを組みなおしてみるか…。

04日

自己作成サイト

2008/08/04-10:30

最近は"ほーむぺーじ"を作ろうと言ってもブログに流れてしまうから、どんなツールでも良いから自力でHTML作って開設する人の人口は減っているのだろうか、とふと思う。

気づけばWWWCのゴミ箱に40も溜まっている閉鎖されたサイトの周辺からリンクを辿ってみると、2007年〜2008年に更新を再開したサイトが案外多い。

XSLT

2008/08/04-10:30

(2008/08/04-15:15)調べるとXalanでもJavaScript等の処理ができるようだ。ついでに現状未解決の2つの問題である、script要素の終了タグと、各タグのオートインデントの問題を解決する術を捜索中。

ドラクエV

2008/08/04-10:30

それが常態の如く存在する魔法やら事実やらに、なんかこう、もっと合理的な存在理由や存在条件をつけたいと思ったSF屋。

お互いが戦術的に合理的な策をとった場合を想定して、緩やかな王国制度が魔王に使役された魔物による大規模一斉攻撃で崩壊、魔法的武装を保有する都市単位での自治が始まり、各都市間が魔物の駆逐を目的として連携を開始している剣と魔法の世界とかいうRPGでも作ってみたい。大体の場合、魔物側が悪巧みして壮大な計画を立ち上げたりする。しかし、一般的に魔王の単騎戦闘力は人間のそれを大幅に上回り、マジで動けば破壊神呼び出すとか人類全滅させる大掛かりな魔法なんて考えずとも、魔物側の全物量を傾けて人間を滅ぼすことは十分容易であることが多い(見た感じ)。ならば、本来大掛かりな計画を展開すべきなのは人間側に違いないと考えた。え?それファンタジーじゃない?

セル・オートマトンと自然界

2008/08/04-10:30

先日作ったものを見ていて思いつく(専門じゃないので理論とか計算は知らない)。

クラス3のルールは、どんな初期配置であっても、大抵は限りなく複雑な結果を返す(いわゆるカオス)。対して、クラス4のルールは、クラス3同様に秩序立った初期配置からでも無秩序で複雑な結果を返すことがあるかもしれないが、クラス2のように定常状態として安定している空間に乱れを導入することで、乱れが増幅したり遷移を半永久的に続けるようになるものもある(いわば振動?)。ちなみに、ギャラリーとして載せてあるクラス4のサンプルは、その全てが定常状態にノイズを混ぜることで複雑な挙動を示す後者のタイプだ。

自然界が概ねクラス3に基づいているというのなら、宇宙の初期配置は無であっても構わない。規定されたルールが自発的に複雑性を持った世界を構築できる。しかし、もし自然界がある種のクラス4と同等ならば、宇宙の初期配置にノイズが混じっている必要があり、ノイズの原因を説明できない。従って、ノイズの原因を説明しようと思わないなら、宇宙の実行モデルはクラス3のような初期挙動を開始しながら、クラス4のような一定の秩序を得るようなものだと推察される。宇宙がセル・オートマトン的なモデルで表現できるならば、の話だが。

サイトの物理的な構成

2008/08/04-10:30

雑多な情報を整理しながら追加することを目的としてPukiWikiを使ってはいるが、単数又は複数のファイルから構成される1個の完成したコンテンツを、Wikiのようなシステムに載せることは気が進まない。フォルダ単位で情報が整理され、各々の情報群を必要に応じて切り離しできるものが個人的に好きだ。尤もPukiWikiにも物理的なフォルダ・階層関係を再現することは理論上可能だが、結局それは既に存在する物理的なフォルダ構成を、態々その上にシミュレートすることに他ならない。そんな手間をかけるぐらいなら、物理的に完成したファイル群を操作するほうが早い。

Web上の日記は私のように手動又は自動で、各日記の記事を年・月・日のような単位で整理しているものと、得体の知れないID名で全ての情報を記事単位で整理しているものがある。日記については言えば、それは日々の記録である限りにおいて時系列に沿って記述されることから、記事に与えうるIDは常に年>月>日>記事名の並びで整理される。その結果は常に予測可能だから、Wikiのように情報全てを一旦混在させた後、擬似的に物理関係を再現する必要がない。それは手間だ。

逆に、各情報の系統管理が難しいもの。例えばこのサイトにおいて、開設以来分離・統合・編入を続けてきた(そして現在も続いている)愚作の箱は、過去から見て未来の状態が予測できない。このようなコンテンツの場合、理想的には現在私が行っている物理的なフォルダ単位で情報を集積する方式よりも、多くのウェブログやWikiが行っているような、後付けで情報を再編成する方式のほうが合理的であるといわざるを得ない。しかし、複数のファイルが混在したフォルダごとの情報を、1つの文章である「記事」として扱っているようなサイト又はソフトウェアは、少なくとも私は見たことがない。かといって記事単体をウェブログのように整理し、記事に付属する関連ファイル群を別の静止的構成で管理するのは嫌だ。

視点をサイトに移してみる。現在このサイトにおける愚作の箱というコンテンツは、物理的には3つのArchivesの総体に過ぎない。更に、2つのコンテンツは他のArchivesの直下に設置されたサブArchivesである。これら物理的に関係の異なるコンテンツ同士を、言わば仮想的に対等なコンテンツに見せかけている現在のサイト構成は、手動ながら私が理想とするフォルダ単位で仮想構築されるサイト構造に近い。その理想に対する現在の汚点は、強制とまではいかないが、Archivesとして独立するコンテンツ群はフォルダ名「arch_***」を冠していること。更に現状、全ての個々の記事は物理的に存在する4つのarch_***の下に設置されていることだ。理想的にはこれは、arch_Xとでも冠されるべき総合記事フォルダとして、全てが物理的に同等に配置されるべきだった。それをわざわざ4つのArchivesに分断してしまったのが、現Ver.11シリーズのサイト構成における汚点だ。

個々の記事のアドレスを静止的し固定し、尚且つ日々変化を続けるコンテンツを合理的な構造として集合させるには、先に述べたように、全ての記事を含んだコンテンツフォルダを同一のフォルダ上に配置し、そのフォルダ名にはコンテンツの名を冠しておく。ついで、多くのコンテンツフォルダが並ぶ記事フォルダに直接、又は集合体管理用のフォルダを作り、1つの集合としてのコンテンツ名を冠する記事を作成する。その記事に記述されたフォルダ群を構成する全ファイルに対し、その記事を論理構造におけるトップレベルと定めた階層リンク(パン屑リンク)を記述すれば、仮想的なファイル集合、即ち1つのコンテンツ群が完成することになる。

無論、欲を言えば物理的なフォルダ関係においても、論理構造を定義したい。確実に可能なものは、サイト運営関連記事群で、この記事群は開設以来殆ど変更不要でここまで来ている(無論問題がないわけではない)。そのようなものは物理構造で確実に配置。それ以外の、特に私のサイトの場合、愚作の箱3Archives、Web関連Archivesで、各々の差異が極めて小さくなっている。これは将来的には廃統合の可能性があるから、物理的には最初から1つのフォルダ群に統合配置し、後付けで仮想的にコンテンツを定義すべきだ。ある意味これはサブArchivesシステムそのもので、全てのコンテンツにサブArchives化の可能性を残せばよかったことになる(且つ、サブArchivesを「arch_***」というフォルダ名で規定せず管理データに定めさせる)。更に本格的な管理システムを要求する分ハードルは高いが、この構造を次期Version.12シリーズの候補として考えておくことにしよう。

02日

旧情報

2008/08/02-07:10

前のサーバーで一時期記録していたアクセス統計情報を現在のアクセス統計に追加。Archives masterのファイルを整理していたところ、古いバージョンから継承していないいくつかのファイルに思い当たった。古臭い統計だが資料として置いておくのも悪くないだろう。

恐らくこの統計を取ったときが、このサイトのある意味全盛期。2005年といえば猛烈な勢いで更新を続けた年だ。また、旧サーバーではYahoo検索からのアクセスが500回/日に達するなどしていたが、全く同じファイルを継承し、旧サーバーのファイルについてもMETAタグで処理を終え、1年経った今、Yahoo検索からのアクセス数は一週間で見ても統計に現れない、実質0になっている。原因不明。ジオシティーズ(YahooのWebページスペース)がYahoo検索で極端に優遇されていたのか、usamimi.infoがYahoo検索でランクダウンになっているのか(よもや移転用リンクがスパム扱いとかいう酷いことになってないよね…?)。ちなみに現サイトではGoogleからのアクセスが週間600〜700ほどとなっている。

セル・オートマトン - CLASS IV

2008/08/02-05:00

ふとネット見ていたときに、クラス4を実現するパターンとλパラメータの単純な原理を見つけ、速攻作成。

ついに ねんがんのクラス4を てにいれたぞ!って感じ。

ページ情報

作成日時
2008/08/02
最終更新日時
2008/08/25
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