サイト運営者の日々の日記。2014年09月。
現在のこのサイトはVer.11.5を自称しており、2007年に作ったarchivesというシステムでつくられている。主要ページをXMLで記述し、それをarchivesというディレクトリ単位でそれぞれ専用のXSLTを適用してHTMLを出力するようになっている。2010年にVer.11.5になりXSLTテンプレートからHTMLのバージョンを切り離して、単一のXMLから適用するバージョンを変更することでHTML4.01からXHTML5まで自由にHTMLを選べるようになった。
このシステムで使われているXMLはHTMLからテンプレート部分を除いたbody直下の本文と最小限のページのメタデータで構成され、それに複雑なHTMLを短縮する専用タグを追加したものとなっている。実質的にHTMLをさらに削ぎ落とした亜種と言える。
ここからさらに利便性と柔軟性を追求するために、Ver.12を検討するものとする。改良点はHTMLテンプレートの柔軟な適用とXMLの利用用途を増やすことの2つである。
1つ目、現在HTMLテンプレートはarchives単位で管理されており、主要ページに対してXSLTテンプレートを適用できるが、主要ページからリンクされたWebアプリケーションなどのコンテンツはその都度HTMLを書いている。また同じarchivesのページは一律のテンプレートが適用されるようになっている。これをarchives単位は基本として維持したまま、さらに個々のページに対して自由なテンプレートを選択できるようにする。特にHTML5関連のコンテンツを作るとき、作ったプログラムの動作ページにも使いやすいテンプレートを用意しておくことで新しくコンテンツを作りやすくする。
2つ目、現行システムのXMLはHTMLを簡素にしただけの代物であり、XMLとしての利用性はHTMLレベルにすぎない。各XMLは出力されるHTMLと一対一で対応している。これを改良して、複数のページにまたがって読み込まれるXMLを作成して、生成されるHTMLをさらに自由に設計できるようにする。
また、古くなったJavaScriptを一新しておきたい。