炭色地帯2006年11月の日記。
今後一生サイトを更新する余裕が生まれるのかは予測不可能であるが、容量有り余っていることだし、作る気になったら更新したい。
個人的にはそろそろXHTMLで一括管理する方針に飽きてきた。これまで一極集中型、特定の仕様に固持する考え方を貫いてきたが、多方面に渡る実装を行うのも技術的、デザイン的に面白いのではないか。さしあたって現存するページをそのまま維持した状態で新たなコンテンツを立ち上げ、各コンテンツ毎にデザイン,機能中枢,実装ベースを別々に作る。XHTML+CSS+JavaScriptの一括管理体制以外に、CSSを殆ど利用しない素のHTMLを用いたり、最近のWikiやWebLogに多い形式にしてもよい。言い換えれば1つのアカウント内に構造と中枢が異なる独立したスタンドアロンな別サイトを複数構築する。サイトの規模や今後予想されるネタの専門度から考えても、ゲームはゲーム、学問は学問で別々にしたほうがいい。勿論日記等の個人系のページも別サイト扱い。
まぁ、やる気あらばの話。最近の企業サイトに多い構造も作りたいし、そこは技術的興味。
最終的に文部科学省はセンター試験に世界史を加えるなどと脅しているようだ。しかしこの脅し、一体どういう考えで行っているのかよく分からない。表層的な考えで行けば"学校が真面目に履修しないから"、"センターで強制させる"ということになるが、これは高校がさらに予備校化することを意味する。そもそも文部科学省は高校が予備校化することに反対している。しかし予備校化した高校が一体どんな"受験対策"をしているかといえば、国が導入したセンター試験が中心である。流石に今回の事件で摘発された高校は主に2次試験の対策まで行う"進学校"だけであるが、センターの重量が増せば現在"正常"な高校ですら単位を誤魔化すしかない状態になるだろう。特に高校3年間のうち2年をフルに使わなければいけない世界史は凄まじい負荷になるだろう。そんなわけで、少なくとも長期的な視野で考えていると仮定する範疇では、文部科学省の行動が読めない。逆にその場で空いた穴を塞ぐ程度の"即席対策"であると考えるならば、見事に一致する。
上記の内容とは全く関係ないが、学問を"生きる力"だとか"受験勉強"だとかいう区分で考えること自体が個人的には非常に気に入らない。私の現在の行動は"受験勉強"であるが、その心は"愉しむ"ことに尽きる。先の区分のように、社会的な理屈でどれだけ言い包めようが着飾ろうが、結局のところ人類がこれまで文明を発達させてきた要因は"好奇心"あり"真理の追究"でしかない。かのもののけ姫以降、ゆとり教育が完全に破綻している今でさえ賛美される生きる力及び非知識重視型の勉学全てに反対したい。大学側の知識重視型の受験問題を社会的見地から否定するならば、私はそれを純粋学問的見地から肯定してやる。
お盆をぶちまけるようで悪いが、所詮は勉強が好きか嫌いかだし、何のために大学に入るかだし、ようは価値観の問題なんだけどね。しかしだからこそ一元論的価値観に固持する考え方を改めて欲しい。
疲労が全く取れない日が続いているが、疲労感を苦しいと感じるのは感覚であって、その辺は理性で封じ込み。
さて、長らく放置していました。送信フォームがこのところスパムで埋まって投稿が見当たらない状態なんで、投稿しても返事は期待しないでください。まぁ2ヶ月放置するぐらいだから元々返信する気もないが。