http://www.usamimi.info/~geko/arch_web/arch_html/tag_object.xhtml
img要素,applet要素などに代わり、画像,JavaApplet,プラグインなどを埋め込む要素。特にapplet要素はHTML4.01から非推奨とされ、XHTML1.1では廃止されている。
バージョン | HTML4.01(STF),XHTML1.0(STF),XHTML1.1 |
---|---|
開始/終了タグ | 必須/必須 |
要素種 | インライン |
非推奨 | NO |
必須 | -- |
内容となるもの | param要素,ブロック要素,インライン要素,テキスト |
画像、JavaApplet、Flash、HTMLの4種類を埋め込んだ用例。
InternetExplorerなどの一部のブラウザでは、画像に枠線が生じる。スタイルシートで枠線の表示を削除することで自然な埋め込みになる。
<p><object data="image_city.jpg" type="image/jpeg" width="400" height="300">都市</object></p>
ここでは埋め込みにdata属性ではなくclassid属性を用いている。このサンプルはInternetExplorerでは動作せず、ActiveXコントロールを利用した埋め込みは補足:IEでの表示を参照。
<p><object classid="java:HelloWorld.classquot; codetype="application/java" width="300" height="100"> <param name="MSG" value="Hello World !!"> </object></p>
JavaAppletと同じく、ActiveXコントロールを利用した埋め込みは補足:IEでの表示を参照。
<p><object data="swf_image.swf" type="application/x-shockwave-flash" width="179" height="36"> <param name="movie" value="swf_image.swf"> </object></p>
要領は画像と全く同じ。ただし、内部に埋め込まれたページの挙動はこれと似たような埋め込みを実現するiframe要素とはブラウザによって異なる。これについてはリファレンス外部の<object>の動作を参照。また、InternetExplorerでは画像と同様に枠線が表示され、それについても先のリンク先に記述されている。
<p><object data="samp_object2.html" type="text/html" width="300" height="100"> <a href="samp_object2.html"></a> </object></p>
オブジェクトの前後のテキストの揃え方を指定する。top,middle,bottomは段落中に埋め込まれたアプレットの上下方向の揃え方、left,rightは前後の文章を左右どちらに回りこませるかを指定する。
バージョン | HTML4.01(TF),XHTML1.0(TF) |
---|---|
対象要素 | object |
非推奨 | YES |
必須 | -- |
値 | top,middle,bottom,left,right(大小区別なし) |
オブジェクトのアーカイブを指定する。JavaAppletでは特に.jarのことである。
バージョン | HTML4.01(STF),XHTML1.0(STF),XHTML1.1 |
---|---|
対象要素 | object |
非推奨 | NO |
必須 | -- |
値 | URL(半角スペース区切りで複数) |
オブジェクトの周りの枠線の太さを指定する。
バージョン | HTML4.01(TF),XHTML1.0(TF) |
---|---|
対象要素 | object |
非推奨 | YES |
必須 | -- |
値 | 整数(ピクセル単位) |
オブジェクトのURLを記述する。IEにおいてActiveXコントロール(clsid:***)を記述したり、JavaApplet(java:***class)と記述する点でdata属性とは異なる。
バージョン | HTML4.01(STF),XHTML1.0(STF),XHTML1.1 |
---|---|
対象要素 | object |
非推奨 | NO |
必須 | -- |
値 | URL |
埋め込むオブジェクトの基本URLを指定する。この属性を記述すると、object要素の属性で指定された相対パスは全てこの属性のURLからの相対パスになる。ブラウザによって対応にバラつきあり。
バージョン | HTML4.01(STF),XHTML1.0(STF),XHTML1.1 |
---|---|
対象要素 | object |
非推奨 | NO |
必須 | -- |
値 | URL |
classid属性で指定したオブジェクトのMIMEタイプを記述する。一方、data属性で指定したオブジェクトのMIMEタイプはtype属性を用いる。
バージョン | HTML4.01(STF),XHTML1.0(STF),XHTML1.1 |
---|---|
対象要素 | object |
非推奨 | NO |
必須 | -- |
値 | MIMEタイプ |
オブジェクトのURLを記述する。
バージョン | HTML4.01(STF),XHTML1.0(STF),XHTML1.1 |
---|---|
対象要素 | object |
非推奨 | NO |
必須 | -- |
値 | URL |
オブジェクトを実体として実行せずに読み込む。対応ブラウザなし。論理属性のため、記述はdeclare
又はdeclare="declare"
とする。
バージョン | HTML4.01(STF),XHTML1.0(STF),XHTML1.1 |
---|---|
対象要素 | object |
非推奨 | NO |
必須 | -- |
値 | declare" |
オブジェクトの高さを指定する。
バージョン | HTML4.01(STF),XHTML1.0(STF),XHTML1.1 |
---|---|
対象要素 | object |
非推奨 | NO |
必須 | |
値 | 数値(整数又はパーセンテージ) |
オブジェクトの周りの左右方向の空白を指定する。
バージョン | HTML4.01(TF),XHTML1.0(TF) |
---|---|
対象要素 | object |
非推奨 | YES |
必須 | |
値 | 整数(ピクセル単位) |
object要素がフォームの部品として機能しているとき、オブジェクトに名前をつける。対応ブラウザなし。
バージョン | HTML4.01(STF),XHTML1.0(STF),XHTML1.1 |
---|---|
対象要素 | object |
非推奨 | NO |
必須 | |
値 | 文字列(大小区別なし) |
オブジェクトのダウンロード中に表示されるメッセージを指定する。対応ブラウザなし。
バージョン | HTML4.01(STF),XHTML1.0(STF),XHTML1.1 |
---|---|
対象要素 | object |
非推奨 | NO |
必須 | |
値 | テキスト |
data属性で指定したオブジェクトのMIMEタイプを記述する。一方、classid属性で指定したオブジェクトのMIMEタイプはcodetype属性を用いる。
バージョン | HTML4.01(STF),XHTML1.0(STF),XHTML1.1 |
---|---|
対象要素 | object |
非推奨 | NO |
必須 | |
値 | MIMEタイプ |
画像を埋め込んだ場合、map要素のname属性又はid属性の値と同じ文字列を、#値という形式で記述し、これによって画像をそのmap要素のイメージマップにする。
img要素と扱いは同じ。
バージョン | HTML4.01(STF),XHTML1.0(STF),XHTML1.1 |
---|---|
対象要素 | object |
非推奨 | NO |
必須 | -- |
値 | #文字列 |
Javaアプレットの周りの上下方向の空白を指定する。
バージョン | HTML4.01(TF),XHTML1.0(TF) |
---|---|
対象要素 | applet |
非推奨 | YES |
必須 | |
値 | 整数(ピクセル単位) |
オブジェクトの幅を指定する。
バージョン | HTML4.01(STF),XHTML1.0(STF),XHTML1.1 |
---|---|
対象要素 | applet |
非推奨 | NO |
必須 | |
値 | 数値(整数又はパーセンテージ) |
本記事を書いた時点では、Windows版InternetExplorer6において、JavaAppletはActiveXの記述をしなければ働かず、Flashは用例の書き方で動くものの、ActiveXを用いた記述法が別に存在する。この2つの例を取り上げることにする。
object要素による動作保障のないJavaAppletは、スクリプトやIE専用の拡張でどうにか2種類の記述方法を選択的に変更するか、諦めてapplet要素を使ったほうがいいかもしれない。
ActiveXによるJavaAppletの埋め込み。WinIE以外では動作が怪しく、type="application/x-java-applet"
を加えることで改善はするものの、Firefoxでは動作しない。
<p><object classid="clsid:8AD9C840-044E-11D1-B3E9-00805F499D93" width="300" height="100"> <param name="code" value="HelloWorld.class"> <param name="MSG" value="Hello World !!"> </object></p>
Flashは最初に書いた汎用的なコードで大抵動作するため、これはWinIE用の書き方になる。
<p><object classid="clsid:D27CDB6E-AE6D-11cf-96B8-444553540000" width="179" height="36"> <param name="movie" value="swf_image.swf"> </object></p>