そ の う ち 雨 が 降 る だ ろ う


ふと気づく自分の衝動おもむくままに横たわり
だた気持ち良くなるためだけの大地とのSex
限りなくMasturbationに近く舞い上がりそして堕ちてゆく
何かは蝶のように空を舞い僕は石のように沈んでゆく
FUCKという汚らわしい響きの似合う性行為
君とはできない性行為
満たされたいけれど混乱したまま
そのうち雨が降るだろう


ただ気持ち良くなりたいだけなのにコンピューターは何も答えない
壊してしまったのは昨日のことだ
人間のフリをした冷たい機械血が流れると一瞬信じた
君に手を伸ばす限りなく架空に近い君に
おれと僕が混乱している君とおまえが混乱している
そのうち雨が降るだろう


何も映さない画面例外としての自分の顔のっぺらぼうの自分の表情
コンピューターとのSexは思いつけなかった貧しい想像力
君が声を上げる僕が動く架空の君に満たされ僕は幸福(しあわせ)だと思う
一瞬の快楽無限に続く喪失感悪寒と吐き気寒気と発作膚の下には虫が這う
君は雪だ君は鳥だ君は馬だ君はガラクタだ君は聖なる処女(おとめ)で君はただの塵に過ぎない
君は酸を含みその毒で僕を侵す
そのうち雨が降るだろう


雨の中で溶ける僕は大地という子宮に還る
母なる大地その子宮子宮だけが解き明かせる謎難解な謎それが僕だ
Mother FuckerそれともSon of a Bitch
Masturbationのように母を犯した
ただ気持ち良くなりたかった


そのうち雨が降るだろう・・・



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