リレー小説
ポピィ×ナミ


俺の名前はポピィ。
職業はほほえみ戦士・・・まぁその話は置いておこう。

今俺はある用件を済ませに隣町までやって来ている。
隣町といっても山や谷を越えるわけだから、日帰りでは帰れない。
いつもの邪魔な奴らがいないから、せいせいと一人旅気分で行って来るはず・・・だったんだが。

「ポピィ先輩っ!」
「うるせーな」

自称「ポピィ先輩のマネージャー」と言い張るナミがついて来やがった。
一体いつまでこいつは俺のファンで居続けるつもりなんだろうか。
俺がまだガキの頃からの付き合いになるが、あの頃はまだナミはちっこくて女として見てなかった。
だけど、ここ何年かで急に身体が大人びてきたんだからたまったもんじゃない。

「先輩、なんかすごいことになってます!」
「だからうるさいって・・・うわっ」

ナミが指さした先には、俺達が今晩泊まる予定だったホテル(別室だが)が火事になっていた。

「と、とりあえず様子を見にいくぞ!」
「はいっ」

結局、予約していたホテルには泊まれなくなってしまった。

「別の宿を探さないとな」

ナミと別行動してしばらく散策すると、ナミが戻ってきた。

「旅館を一軒だけ見つけました」
「そうか、でかした」

誉めてやると、顔を真っ赤にして喜んでいる。
こういうところはやっぱ昔のままだな。
ナミに連れてこられた旅館はなんというか・・・伏魔殿みたいだった。
とりあえず入ってみると、女将が出てきた。
なんでも、あと一部屋しか残ってないそうだ。

「じゃあ、俺は野宿するからナミが泊まれよ」
「そんな!?もう冬なんですよ!?

ポピィ先輩に風邪をひかせるくらいなら死んだほうがましです!!」

「わかったわかった」

眼を潤ませてまで訴えられたら、相部屋にするしかない。

外装と違って、中の部屋は意外とまともだった。
ここの旅館は露天風呂があるらしいので、せっかくだから入ってくることにした。
脱衣所から風呂に入ると、じじいやばばあ達がくつろいでいるのが目に入った。

「げっ、混浴ならちゃんと説明しとけよ」

中居に文句を言いたくなったが、気持ちがいいのでそのまましばらく浸かっていた。

「ポピィせんぱーい」
「ん?なんだお前か」

俺に遅れてナミも入ってきた。
そのまま俺の浸かっている脇に座った。

「・・・おい」
「どうしたんですか?」
「いや、何でもねーよ」

ナミの身体はほとんどタオルに隠れているけど、目のやり場に困った。
人魚で泳ぎまくっているだけあって、余分な肉がついてないし、そのくせ肌は柔らかそうだ。
何より、見えそうで見えない胸の谷間が心なしか強調されているような気がする。

「先輩、顔真っ赤になってますよ?」
「ちげーよ、馬鹿!のぼせただけだ!」

・・・何を考えているんだ俺は?

落ち着かないので先に出て部屋に戻ると、布団が敷かれていた。
しかも一組で。

「ったく、カップルじゃねーんだから」

ぶつぶつ言いながら布団を一人で離す様は、どこか気味が悪い。
暇なのでテレビを見ていると、ナミも戻ってきた。

「お前も浴衣か」
「はい、結構着付けが大変だったんですよ〜

うまくいかないから近くのおばさんに手伝ってもらいました」
いつもの割と派手な洋装とはまた違って清楚な感じがする。
二人でテレビを見続けていると、晩飯が出てきた。

「わあ、おいしそう!」

ごく普通の和食だったが、ナミは喜んでいるみたいだ。
俺の好きな卵焼きも入っていたので、早速喰ってみた。

「まずくはないな、これは出汁巻き卵だな?」
「ええ、出汁にはこの辺りでしか生産していない野菜を使用しております」

中居が説明した。

「ふーん」

特に気にもせずに俺もナミも全部平らげた。
片づけに来た中居がどういうわけかニヤニヤしてこちらを見ている。
怪しいので心を読んでみると、恐ろしい言葉が聞こえてきた。

『あの野菜に遅効性の媚薬の効果があるのは有名なのに・・・
わざわざ聞くってことは、もしかして本当に知らなかったのかしら?』

知るわけないだろうが。どうしてくれるんだ?

仲居の説明不足を恨んでも後の祭りだ。
ほどなくして、胸の動悸が激しくなってきた。
身体も火照り始めている。
ナミも同じ症状が出てきたらしく、不安げに俺のほうを何度か見ていた。

「ポピィ先輩、もしかしてさっき食べたごはんに当たったかもしれないです。
なんか身体が熱くなって・・・」
「食あたりで発熱?風邪でもひいたんじゃねーのか?早く寝ろ」

まさか媚薬のことなんか言えるはずがない。

「でも、風邪みたいな感じじゃないんです。
冬なのに、夏みたいに蒸し暑いっていうか・・・」

そう言ってナミが浴衣を少しだけはだけた。

「うっ!?」

はだけた部分に目が釘付けになった。
露天風呂のときは隠れていた胸の谷間が今度ははっきりと見えている。
浴衣では邪魔だったのか、上の下着はつけていないみたいだ。
それを意識した途端、急に下半身がおかしくなったのがわかった。
谷間を見た程度でこうなるなんて、間違いなくさっきの媚薬のせいだ。

「と、とにかく早く寝たほうがいいぞ。明日も早いんだから」

今の状態をナミに気付かれたら、情けなさすぎる。

「そうですね、先輩、おやすみなさい」
「ああ、おやすみ」

幸い俺の変化を悟られずに、ナミは隣の部屋の布団で寝たようだった。

・・・ふすま越しに、ナミが息を荒げるのが聞こえてくた。

「はぁっ・・・んっ・・・いやっ・・・どうしたのかしら・・・」

媚薬の効果が悪化したらしい。
俺もなんとかやり過ごそうとしていたが、ナミの声が更に動揺を大きくさせる。

「ひゃぁ・・・あぁ・・・せんぱいっ・・・」

理性の糸が切れてしまった。
ふすまを荒っぽく開けると、ナミが上半身を起こして苦しそうにしながら俺を見た。

「ポピィ先輩?」
「・・・こうなりゃヤケクソだ」
「え?」

ナミの疑問は無視して、俺は彼女を押し倒した。

「きゃあっ!?」

浴衣の前の部分を開くと、白い肌の胸があらわになった。
媚薬のせいか先端はもう立っている。
さっそく胸をつかんでみた。

「せ、先輩・・・どうしてぇ?はぅっ」

これだけでろれつが回らないなんて、もっと刺激を与えたらどうなるんだろうか。
半ば冷静さを欠いた状態でナミの次の反応が楽しみになった。

「やめて下さい、こんなこと・・・嫌です」
「ゴチャゴチャうるせーんだよ」

先端をつまむと、びくん、と肩が震えた。

「ああっ!」

何とか俺から離れようともがくが、男に押さえつけられてはかなうわけがない。
その間も先端への刺激は忘れない。

「やっ・・・だ・・・だめぇ」

触るたびに嬌声をあげ、最後には抵抗を止めた。

「やっと大人しくなったか」
「ポピィ先輩・・・」

怖いのか、快感が強いのかもしくはその両方でナミが半泣きで俺の顔を見上げていた。

「邪魔だな、この浴衣」

ナミを牽制しつつ、自分の浴衣を脱いだ。

「お前のもだ」
「そんな・・・」

帯に手を掛けようとしたが、帯が背中にずれているせいでうまくいきそうになかった。
さすがに引き裂いてはいけないとはわかっている。

「帯が届かないんじゃしょうがねーな」

ナミが少しだけ安堵したときを見計らって、念動力を使った。
スルスルと、面白いようにほどけていく。

「いやーー!!」

安堵した分、余計にショックがでかかったらしい。

「俺がエスパーだってこと忘れてたのか?
それじゃあマネージャーなんて務まらないぞ、ナミ?」

日頃は思いつかない言葉が出てきて、それがまた快感だった。

浴衣を剥がすと、後は年不相応なパンツが残っているだけだった。
媚薬とさっきの効果で濡れているのは外からでもわかる。

「ガーターくらいはけよ」
「ご、ごめんなさい・・・」

下着越しに秘裂をなぞると、もっと下着が湿ったようだ。

「はぁっ、はぁっ」

緊張してるのか、また息遣いが荒くなった。
秘裂から指を敏感な突起に移すと、今までで一番快楽を覚えたようだった。

「あぁ…あぁん!」

自分の身体を俺の指に押しつけてきやがる。

「気持ちいいのか?」
「ちがっ・・・きもち・・・いいです」
「やっと認めたな」

下着はもう触ったら音をたてるくらいまでビショビショになった。

「もう大丈夫だな」
「だいじょーぶって・・・まさか!?」

一息にナミの下着を外した。

案の定、ナミの秘裂は愛液で溢れ、うっすらと陰毛が生えている。

「先輩・・・見ないで・・・」

ナミは懇願しているつもりなんだろうが、今の俺にはそんな余裕はない。
自分のパンツを脱ぎ捨て、秘裂に自分のものをあてがった。

「駄目!!絶対駄目です!!」

無視してそのまま差し入れる。

「いたっ!!痛いです!!」

中はかなりきつかったが、ナミが処女だと考えると合点がいく。
俺は経験がないわけではないが、平八に無理矢理その手の店に何度か連れて行かれただけだ。
そのときのプロの女に比べると、やっぱり締め付けが違う。
しばらく前方を上下していたが、限界が近づいていたので、奥までぐいっと打ち付けた。

「あぁぁ!!」

あまりの痛みにナミの瞳から涙がこぼれている。
腰を振るごとに接合された場所から愛液が音をたてた。
始めは苦痛に顔を歪めていたナミも、徐々に媚薬のせいかそれさえも快感を高める助けになったのかもしれない。

「やんっ、あっ、せんぱいっ・・・」

ナミの言葉がいきなり詰まった。
とうとう登りつめてしまったらしい。

「勝手にイキやがって」

中に出したいとも思ったが、念のためそのまま自分のものを抜いた。
すぐにナミの腹の上に出したが、もうナミは呆然としてお構いなしのようだ。
一段落すると、異常な眠気が襲ってきて、俺はそのまま翌朝まで寝た。
寝てから起きるまで、ナミがどうしていたのかはわからない。

目を覚ますと、ナミは俺が昨夜離して置いたもう片方の布団で寝ていた。
浴衣は上手くいかなったのか、持参の洋服を着直したみたいだ。
俺も服を着てからナミに近づいたが、昨夜のことで後悔と自責の念が強くて話しかけられない。
ナミが目を覚ました。

「ポピィ先輩・・・」
「ナミ。昨夜は」
「いいんです」
「えっ?」
「先輩だって、誰にだって間違いはあります。ナミは先輩のこと、絶対に嫌いにはなりません」

淡々と、でもどこか力強そうに言った。
ガキだと思っていたこいつのほうが、俺よりよっぽど大人かもしれない。
妙な敗北感みたいなものが俺にのしかかった。

「なあ」
「なんですか?」
「・・・付き合ってみるか?」

俺の言葉が終わらないうちに、ナミは生気を取り戻し俺に抱きついた。

「もちろんです、お付き合いします、先輩、大好きですーーー!!」
「耳元ででかい声出すな、うるせーーー!!」

旅館を出ると、旅館の名前が気になったので看板を見た。

「子宝を授かれる宿 精宝館」

なんて名前だ。まあ、確認しなかった俺達も悪いんだが。

・・・あれ、じゃああのジジババどもも・・・!?






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