番外編
ついに…… ついに恐れていたことが起きてしまいました……… 今日はちょっとした用事で町まで出てみたんですが、そこで数年前までクラスメイトだった旧友に会ったんです。 基本的には人見知りな僕ですから、挨拶もそこそこにすぐ立ち去ろうと思ったんですが… 『なあセラヴィー、おまえドロシーのこときいたか?』 『は?なんのはなしですか?!』 その名前が出ては聞かずには帰れないでしょう。 「ごめんライネル!待たせちゃったわね…今日はちょっとアイツをまくのにてこずって……」 ハアハアと肩で行をしているどろしーちゃん可愛いです。そんなに急いで…健気ですね〜 「いや…それより今日は僕の家にこないか?」 「えっ!…ライ……」 あらあら真っ赤になっちゃって、ふかよみしすぎじゃないですか?ま、間違ってないんですけどねw 「付き合ってるんだ僕たち、当たり前だろ?」 こくり、と頷くどろしーちゃん。 ふ、ふ、ふ、僕を差し置いてこんな男と付き合っていたなんて…油断していました。そういえばどろしーちゃんは髪が黒くても可愛いんでしたね… でもこんなにも僕を怒らせてしまったんですから…、 この代償として君の初体験を… ふ、ふ、ふ、 こうして、どこの馬の骨かも知らぬライネルとやらに変身した僕はどろしーちゃんを家に連れ込むことに成功しました。 SS一覧に戻る メインページに戻る |