番外編
![]() ナミちゃんは今夜一人でお留守番をします。 お姉さんのマリンたちは明日まで帰ってこないのです。 一人でいることも、もうナミちゃんは怖くなんてありませんでした。 むしろ、おませなナミちゃんは、普段は家族がいるのでできない「あること」ができるので嬉しくってしかたありません。 お風呂から出て、身体や髪の毛を乾かしたナミちゃんは自分の部屋に入ります。 ツインテールを解いたその姿は、やっぱりマリンにそっくりです。 ベッドに上がれば、「あること」の始まりです。 まずはパジャマのボタンを一つずつ、丁寧に外していきます。 ここ三年ほどで、ナミちゃんの身体は急に大きくなりました。 ナミちゃんはまだうらら学園を卒業していません。 でも、背はお姉さんのマリンが同じ年だった頃よりずっと高いのです。 パジャマを脱ぎ、膨らみはじめた胸が露出します。 淡いピンク色をした乳首は、まだ幼さを十分に残しています。 続いて、ズボンを脱ぎ、パンツに手をかけました。 一瞬手が止まりましたが、やがて足先からスルリと外れました。 これでナミちゃんの身体を隠すものは何一つなくなったのです。 ナミちゃんは目を瞑りました。 想像の中で、逞しい身体をした大好きな人の姿が浮かびます。 「ポピィ先輩…」 想像の中では、彼も裸でした。 優しい顔をして、その大きな手でナミちゃんの胸に触れます。 「あ、先輩、やめてください…」 口では拒否するものの、実際にナミちゃんの胸を触るのはナミちゃんの掌です。 両手でそのまだ熟れ切れてない胸をやわやわと揉みしだきます。 先輩に裸を見られ、胸を揉まれる恥ずかしさで、彼女の顔は少しずつ紅潮していきます。 つん、と勃った乳首を軽くつまむと、ナミちゃんの口から、あぁ…と声が漏れてしまいました。 左手で胸を弄り続けながら、右手は下腹部の方へ伸びていきます。 ナミちゃんはゆっくり、しかし大きく足を開きました。 想像の中の先輩は、ナミちゃんの一番恥ずかしいところを何も言わずに見ています。 既に彼女の敏感なクリトリスは、興奮で充血しています。 ナミちゃんは、まるで許して欲しいかのように先輩に聞きました。 「ポピィ先輩、私変態ですよね?いやらしいことなのに…こんなに興奮しちゃってるんです…」 ナミちゃんは涙目になって先輩に訴えます。 すると先輩は少しだけ困ったような顔をして、でもまた微笑みました。 『誰だってそういうもんだろ』 そして彼女のクリトリスを強めに撫でました。 「ああっ!」 刺激が強すぎて、ナミちゃんはぶるっと震えます。 それからしばらくの間、左手で乳首を、右手でクリトリスを触り快楽を貪り続けました。 ナミちゃんの右手が、「あること」のためにいつもは隠してある小さなローターを掴みました。 想像の中で、ついに先輩が彼女の中に入るときがきたのです。 『挿れるぞ』 「は、はい…」 ナミちゃんはゆっくりとローターを挿入しますが、いつも先っぽまでで終わってしまいます。 でもそれ以上は痛いし、本当の「初めて」はポピィ先輩と、と決めているのでそれで良かったのでした。 ナミちゃんの部屋に無機質な振動音が響きます。 「いやぁっ、あぁん…」 ナミちゃんは、身体を捩らせ自分で挿入したローターに抵抗しますが、快楽に溺れた身体はいうことを聞かず、ナミちゃんをいじめ続けます。 ローターを入れた身体で、ナミちゃんは自分の両胸をまさぐりました。 「あんっ…!」 ナミちゃんが絶頂を迎えそのままベッドに倒れ込むと、はずみでローターも外れました。 ささっていた場所だけが、濡れててらてらと光っています。 ぼんやりとした眼差しで、ナミちゃんは屋根の照明を見つめます。 「こんなことしてるって知られたら、ポピィ先輩に嫌われちゃうわよね…」 「あのこと」が終わると、いつもこんな自己嫌悪にかられてしまうのです。 ナミちゃんは、それでもやめることができないのでした。 ![]() ![]() ![]() ![]() ![]() |