藤川一男×緋山美帆子
![]() 「お疲れ〜」 ビールジョッキがテーブルの上でぶつかった。 「何はともあれこれでフェロー全員ヘリには一応乗ったわねぇ」 緋山は枝豆を食べながら藤川の方を見る。 「どうだった?初めての搭乗は?」 「今度は一番最初に飛んで行きたいなぁ」 「よく言うわよ。ヘリでは不安そうにしてた癖に。」 「あれは武者震いだよ。」 モツ煮込みに噛り付きながら、藤川が感慨深そうに答えた。 「三井先生も褒めてたわよ。」 「最終兵器が遂にベールを脱いだわけだよ。ところでお前約束覚えてるよな?」 藤川が突然真剣な眼差しで緋山を見る。 「え?なんだっけ?」 本当に心当たりが無いのか、緋山は首をかしげている。 「なんだよ、覚えてないのか。この前冴島と三人で飲みに行ったときにさぁ」 先日症例の話をしていて髄膜炎を見抜けたのはどうしてか?と藤川を問い詰めたのだ。 その後何故か冴島も合流して飲みに行ったのである。 藤川の奢りで。 「ああ。あのときの焼肉?美味しかったわよ。」 「二人とも一杯食べてくれたよなぁ。」 「私奢りだと3倍食べれるのよ。」 緋山がポンとおなかを叩いた。 「そのときお前何て言ったか覚えてるか?」 「あああ…おお!!」 酔った勢いで冴島と二人で藤川をからかったことを思いだしたようである。 「思い出したか?もしヘリに乗るような事があったら何でも言う事聞くっていったよな。」 「言ったっけ?」 緋山は舌を出して惚けた。 「私だって脱げば凄いとか、一回くらい犬に噛まれたようなもんだ。とか言ったよな」 思わずビールを噴出してしまった緋山は記憶の片隅を検索する。 腕組みをしながら緋山が唸る。 いつになく機嫌が良くした冴島が「何でも言うことあげますよ。キスでもしてあげましょうか?」と藤川に提案したのが発端だ。 「で何が望みなのよ?一応聞くだけ聞いてあげるわ」 「俺の奴隷になれ。」 「はぁ?」 緋山が睨みつけると藤川が慌てて言い直す。 「じゃ一晩俺に付き合え。」 弱気な藤川のことだから、ビビッて何も出来ないだろう。 そう考えた緋山がO.Kすると、お代わりの焼酎が届いた。 「最近のラブホテルってオシャレなのね。アンタ詳しいの?」 藤川のことだからインターネットで調べたのであろう。 一見するとラブホテルというよりも、むしろ高級ホテルのような外観である。 「最近のって処女の癖に何言ってんだ?」 藤川がニヤリと笑う。 「な・処女じゃな・・・・」 緋山が藤川の肩を叩こうとすると足がもつれ地面に崩れ落ちる。 「あれれ…」 緋山は酒に強いタイプである。 今までも酔い潰してどうこうしようとする男共を返り討ちにしてきた。 「おいおい大丈夫か?」 藤川は緋山の腰に手を回すと、部屋へと入る。 「んん…ん」 意識はシッカリしているのに足元がふらつく。 こんな酔い方は経験にない。 緋山は急に不安を感じトイレへ逃げ込む。 「お・このボトル自由に飲んでいいのか。」 藤川は冷蔵庫から出した酒をグラスへと注ぎ込んでいた。 トイレで少し落ち着いた私はベットの上に座ると、それを受け取る。 「何?ビビったの?」 藤川がニヤニヤと下品に笑う。 「そんなことないわよ。」 一気にグラスを空けると、今度は自分でグラスへと酒を注ぐ。 「おお・さすが緋山。良い飲みっぷりだな。」 おかしい。今度は視界がぼやける。 ボトルの口がグラスからずれる。 「ついでやろうか?」 藤川が薄ら笑いながら、緋山の手からグラスをとるとき偶然肘が胸にあたった。 「んんんん。」 突然体に電流が走った。 体をビクッと震わせるのをみた藤川は、グラスをテーブルに置くと緋山の頬を撫でる。 「ようやく薬が効いてきたか?」 「く・薬?」 「さっき飲んだ酒の中といつも飲んでるサプリメントなトイレに行ってる間にすり替えたんだ。」 「すり替えた???」 「そう、媚薬とな。何種類も飲ませたからどれが効いてるかわかんないけどな」 藤川は眼鏡を外しながら答える。 「ど。どうして?」 緋山にはまだ事態が飲み込めていない。 「生意気なんだよ!女の癖に!」 「お願い。今ならまだ何もしてないことにしてあげるから…。私忘れるから」 藤川は緋山の胸を服の上から乱暴に揉みしだく。 「すぐに抱いてください。って言わせてやるよ。」 緋山は必死に抵抗しようとするが、酒の酔いも手伝いうまくいかない。 「お願いです。止めてください。」 段々声が小さくなる。 「聞こえないなぁ。意外と喜んでるのか?変態だな」 「ちが…あ…そこは…駄目…」 藤川の手が股間を刺激する。 「あ・あ・あ・あ・あ」 服の上からでも充分な刺激である。 「まずは一発イクか?」 スカートの中に侵入した手の動きが早くなり、緋山の官能を責めあげる。 無慈悲な責めに、既にぎりぎりだった緋山の官能が耐えられる筈も無かった。 「あ、も、もう駄目ぇ、・・・い、いやあぁぁぁ!」 緋山は叫び声を残して、がっくりと首を垂れた。体が小さく痙攣している。 しばらくして意識を取り戻した緋山を待っていたのは、フラッシュの嵐だった。 「無理やりイカされた ご感想は?」 ファインダーを覗きながら、藤川が言った。 「ひ、ひどい、写真なんて!」 緋山は慌てて抗議をした。しかし、体にまだ力が入らない。 「うるさい女だなぁ、今度は自分でイクんだな。」 藤川は緋山の手に巨大なバイブレーターを握らせるとズブリと秘裂に挿入した。 「ひ、ひぇぇ・・・」 女として一番恥ずかしい部分にもろに指を入れられ絶句した。 「や、やめてぇ・・・」 しかし、かすれ声を出すのが精一杯だった。 そして1分後、緋山は再び絶頂に達する姿を皆の前に晒さなければならなかった。今度はさっきよりもずっと深い快感を感じさせられたせいか、失神状態からなかなか回復しない。 「あ〜あ。もうパンティ、ぐしょ濡れだぜ。」 藤川が呆れたように言った 「自分だけ気持ち良くなってじゃねぇーよ・・・」 そう言って、緋山の赤い頬をぴしゃっと叩く。それは、まるでペットを叱りつけているようだった。 緋山には既に抵抗する体力も気力も残っていなかった。 言われるがままに、藤川の性器を口に含む。 「お前の中に入るもんだから、しっかり綺麗にしろよ。」 「あ・あ・あ・あ」 足の指で股間を刺激され、思わず感じてしまう。 「歯立てるんじゃねぇーぞ」 藤川は後頭部に手を当てると強引にスライドさせた。 「下手くそだなぁ、フェラも出来ないのか? これから仕込んでやるからちゃんと覚えるんだぞ?」 藤川は、普段から生意気な緋山の情けない姿をうれしそうに見つめ、そして憧れにも近い彼女の晒す淫ら極まりない肢体に目をくぎ付けにする。 「もう止めて…」 「あぁ?ペットがご主人様になんて口利いてんだよ? お仕置きしてやるから四つんばいになれ」 藤川は乱暴に緋山の頭をベットに押し付けた。 その後、股間を弄ばれた緋山は遂に屈辱の哀願をさせられ奴隷へと堕ちてしまった。 「これから二人のときはご主人様って言うんだぞ?」 「はい。ご主人様」 「今日は楽しい夜勤になりそうだ。」 朝の奉仕を緋山にさせながら、藤川は次は誰を陥れようか次も計画を企む。 ![]() ![]() ![]() ![]() ![]() |