レイド×ククリ
春も間近の少し甘い花の香りのする夜、ニケとククリは宿に泊まっていた。 一緒に夕食をとり、明日のことをニケの部屋で話し終えてククリは一人ベッ トで横になっている。 『勇者様・・もう寝ちゃったのかな・・?』 ククリは何故か目がさえてなかなか寝付けない。 『もっとお話してたかったんだけど・・勇者様疲れてたみたいだし・・でも こんな気持ちになるくらいなら無理言ってもうちょっとお話しとけば良か ったよぉ!』 やりきれない気持ちが心にもやもやと覆い被さってきて、ククリはなんだか 息苦しくて顔が熱くなってきた。 今までにニケに触れてもらった箇所を少女自身の指がさする。 それは指先や頬という箇所ではあったが、ククリの身体はどんどん熱くなる。 そしてついには触れられたいと願っている箇所にまで指がのびていった。 ククリはまだ何も知らない子供ではあったが、成長期の少女の身体のうずきは 止まることがなかった。 下着をするりと脱ぎ、花芽を指先でかるく刺激する。 「・・はぁんっ・・。」 少女の吐息が漏れる。その時、乱暴にドアがいきなり乱暴に開かれた。 「きゃあ!」 ククリは思わず声をあげた。 月明かりで顔は見えないがそのシルエットはニケのそれとよく似ていた。 「ゆ・・ゆうしゃさま・・?」 声をかけるとその影はまっすぐに少女の横たわるベットは向かって きた。 「ち、ちょっと待って!」 少女は布団の中でごそごそと自分の下着を探したが、すぐには見つ からない。影は近寄ることを止めない。 ククリはたまらず下着を着けぬまま立ち上がった。ネグリジェだっ たので相手には分からないだろうという考えだ。 窓から差し込んだ月明かりが照らし出したのは、薄い生地のネグリ ジェをまとったククリと、魔族のレイドだった。 「来い、ピンクボム!迎えにきた。」 「レイド・・。」 「夜は闇の力が強まる、ピンクボム・・魔族の仲間になれ。お前だって本当は 自分の中の闇が高まるのを感じているんだろう?」 ククリもそれを感じていないわけではなかった、だが認めるわけにはいかない。 「魔族になんかならないもん、ククリは勇者様と旅をするんだから!」 レイドがふぅとため息をつく。 「勇者様、勇者様・・いつもそうだ。二言目にはそれが出る、そんなにあの男 がいいのか?」 「勇者様はすっごく強いのよ!あんたなんか足元にも及ばないんだから。」 「そんなに思っているのに、夜は一人で寝るんだな。可哀想に・・」 レイドが意地悪く笑う。 「・・。」 ククリは言葉に詰まる。 「ほっぺたが真っ赤だぞ、うまそうだな。」 ククリの頬をレイドがぺロっとなめる。 「きっ・・きたな〜いっ!!何するのよ!!」 ククリはあまりのことに目を潤ませて抗議した。 「汚いとは酷い言いようだ、俺もいよいよ嫌われたな・・いっそ、もっと嫌 らわれて、憎まれて・・俺を殺したいと思うほどになればお前の心は俺の 物になったと言えるだろうか?」 レイドの瞳が怪しく光る。 「・・・レイド・・?」 ククリはその瞳に今まで感じたことのない恐怖を感じた。 ククリはその瞳に捕えられて、動くことができなかった。 「レイドっ・・なに、これ?」 唇をかすかに震わせてやっと声をだせた。 「こういう力もあるってことだ、声は出させてやるよ。その方が興奮する・・」 ククリの顎をクイっと持ち上げ、優しく口付ける。 「!?っ・・・」 ククリは精一杯抵抗するが、指先すら動かすことができない。 やがて、レイドの熱い舌がククリの唇を割って進入してきた。 唇の優しさとは反対に、それは激しくククリの口内でうごめいた。 「・・は・・あっ・・」 ククリの甘い吐息が漏れる、それでもククリはレイドの激しい舌の 動きから逃れようともがき続けた。 しかし努力もそんな空しくレイドのぬめった舌に少女のそれもから めとられていった・・ レイドはそっとククリの身体をベットへ倒した、あくまでも優しく。 それでいて凍ったような瞳でククリを見つめていた。 横になったククリの肢体に薄い生地のネグリジェがまとわりついた。 それはククリのまだふくらみはじめたばかりの乳房や子供から変化し ようとしている腰のラインをかえって強調した。 またその薄い生地のためかククリの白い肌や乳房の先端の薄い桜色が 透けて見えた。 レイドはその上から覆い被さるようにして少女の胸の突起を口に含んだ。 「きゃっ・・っん!」 唾液をたっぷりとつけて舌先でころがす。 「やだっ!やだぁ、レイド!!・・」 布の上からでもククリの先端が硬くなっていくのが十分にわかった。 ククリ自身も自分のなかでぼんやりとしていた熱がどんどんふくらん でいくのがわかった。 「ピンクボム、あんまり大きな声を出すと大好きな勇者様が起きてし まうぜ。」 にやり、とレイドは笑った。 ククリの瞳からつうと一筋の涙がこぼれた。 大きな瞳を伏し目がちにしてつぎからつぎに涙を溢れさせた。 「勇者様・・助けて・・。」 小さな声でそう言った。 レイドの瞳に怒りの色が現れたのはその時だった。 「助けて・・だって?この状況で本当に助けられたいのか?」 カリッ 「いっ・・痛っ!」 レイドがククリの硬くなった乳首を噛む。 「こんなに先を尖らせて・・下の方だってもう欲しくなってる んだろう?」 レイドが一気にネグリジェをたくし上げる。 「・・・ピンクボム、お前・・」 下着を身に着けていないククリの下肢があらわにされ、ククリ は恥ずかしさのあまり死んでしまいたくなった。 舌を噛もうとしたその時、レイドの指がククリの口に差し込まれた。 ククリは噛んだレイドの指から血の味を感じた。 「死ぬほど恥ずかしいのはこれからだ。」 レイドは指を引き抜き自らの血を舐めとった。 ククリは初めて他人の血の味を知った、それをニ度味わいたいとは思えず 舌を噛むことはあきらめた。 しかしこの場から逃げさりたいと思う気持ちは変わらず、ククリは全身の 力を振り絞って身体を動かそうとするが、わずかに身をよじることしかで きなかった。 そのわずかな動きさえレイドは見逃さず 「絶対、逃がさない。」 強い意志が込められた冷たい瞳でククリを見つめながらそう言った。 途端、激しい愛撫が始まる。 ネグリジェを引き裂き、ククリのまだ幼い乳房を荒々しく揉みながら親指と 人差し指で乳首をねじりあげる。 「んっ・・!」 と同時に唇をむさぼり、口内まで熱い舌で犯していく、他人の舌や唾液が自 分のそれとからみあう感覚や卑猥な音と息づかいにククリの思考は支配され ていった。 やがてレイドの舌はククリの唇からはずされて、顎、首、鎖骨 乳房の間・・ぴちゃぴちゃと音をたてながらゆっくりと別の生 き物ように這っていった。 「はっ・・あっ・・はぁ・・」 ククリの息づかいもだんだんあがっていく、この間もレイドは ククリの乳房の先端を責めることを止めなかった。 レイドの舌がへその下まで来たがまだ降下し続けるレイドにク クリはうっすらと感じていた予感が当たっていることを確信し た。 わずかに開いている両足を閉じようと力をこめる、かすかに足 が震えた。 「・・・誘われてるようにしか感じないな。」 そういうとレイドは乱暴にククリの足を大きく開かせた。 「ぃやあっ!!」 ククリは悲鳴をあげる。 閉じようとしても思うように動かすことができない、ククリの 足の間にレイドが滑り込み、じっと秘部を見つめた。 クリトリスはぷっくりと膨らんでその存在を強調し、ピンク色 のひだの間からは、まだ触れられてもいないのにとめどなく愛 液があふれ出て太ももまで垂れていた。 「すごいな、もうこんなにしてるのか・・。」 レイドのその言葉にすらククリは感じてしまった。 「お願い・・みないでっ・・」 顔を手で覆うことすら出来ずに、頬を赤らめ瞳には涙を浮かべてククリは 哀願した。 「・・そういう態度が、誘われているようにしか感じないんだよ。」 レイドはククリの足の間に顔をうずめる、舌全体で愛液を舐め取ってやる。 じゅるっぢゅっ・・ わざと大きな音を立てて秘部全体を舐めた後に舌先を固くしてひだに割って 入る。 「あっ、あっん・・や・・だっ・・」 「何が嫌なんだ?こんなに溢れさせて・・かわいそうに欲しくてしょうがな いのか?」 レイドが舌を秘部から引き抜き、代わりに人差し指と中指を挿入する。 「あぁっ!」 充分に濡れた内壁を第二関節をくんっと曲げてこすってやる。 「あ、あ、あ、っ・・!」 それはククリには初めての感覚だった、今までは入り口の辺りをかるくさ わったりしている程度だったのだ。 こみあげてくる感覚にククリは戸惑った。 「んっ・・レイドっ・・私、変になっちゃう・・よぉ・・」 「・・なればいい。」 じゅぷっ、ぐちゅ・・ 卑猥な音が部屋中に響いた。 「あっ・・あっ・・レイド・・」 その部屋は卑猥な水音と少女の甘い吐息に満たされていた。 少女の表情は抵抗のそれから恍惚のそれに変わりつつある・・ 「レイドっ・・・なんか変・・ヘンだよぉ・・!」 「もっと変にしてやるよ」 そういうと少女のなかをこすっていた指をさらに奥へと差込み、そこを見つける。 「ああんっ!」 少し触れただけで少女の体に電気が走ったようになった。 「すごいな、こんなに溢れてるのに・・まだ出てくる・・・・」 「はぁ・・・ハァ・・・んんっ・・・」 少女の息がさらにあがっていく その瞳はすでに正気を失って、潤んでいた。 「お願い・・レイド・・・もうっ・・・・・・・」 ついに少女は哀願をはじめた 「・・・・もう、何だ?何を願うって?」 少女の秘部をこすりあげながらレイドは意地悪く尋ねる しかし少女は正気を失っていた 「・・・お願い・・ククリのえっちなところに・・・あなたの・・いれてくださぃ・・」 吐息を交えて、小さな声で恥ずかしそうに。 しかし確かに少女はそう言った。・・ うるんだ瞳、ピンクに染まった甘やかな頬、柔らかい栗色の髪が乱れて 少女は美しかった。 もっと・・もっと汚してしまいたい。他の誰でもない、俺の手で。 レイドは少女に見とれながらそんな事を考えている・・そして自らの突き上げ てくる思いを、もはや消す気などは無かった。 「・・じゃあ・・舐めてもらおうか。」 そういうとレイドは自分自身を少女の前に現した。 少女の体は自由を取り戻していたが、頭の中は逃げることなど忘れていた。 ただ身体のうずきがもどかしくて、夢中で男のモノに舌を這わせる。 「んっ・・ふぅ・・」 吐息を漏らしながら小さな口からのぞいた舌が、脈うちいきり起ったモノをちろ ちろと不器用に舐める。 その不器用さがかえってレイドを刺激した。 「・・レイド・・っ・・・・おっきぃ・・」 レイドのものはどんどんと肥大化して硬さを増していき、先端から液体が漏れはじ めた・・ 「・・咥えろ。」 少女の頭を両手で掴み、自分のモノを口の中に押し込んだ。 「歯はたてるな・・舌だけ動かせ、唾液をよく含ませろ。」 少女は言われるままに小さな口に押し込まれたモノに精一杯奉仕した ちゅぷ・・ぴちゅ・・ 口内でモノは一層その大きさを増していく、少女の口の中に納まりきらない大きさに までなったときに一気に引き抜き、少女の顔に白い液体をとばした。 「きゃっ・・!」 少女は予想もしてなかった事に目を見張った。 「良かったぜ・・ピンクボム。・・・」 言うとレイドは少女の手をひき身体を腕の中に入れ、口付けをひとつ落とした。 そして背中に手をまわし、少女の柔らかいのに弾力のあるお尻をがしりとつかむ。 「んぁっ・・!」 少女がびくんと身体を震わせた。 「・・・・もしかして・・尻、弱いのか?」 少女のむっちりとしたお尻をしばらく弄んでいた、指先に力をいれてやるたびに 素直な反応が言葉以外で現れる。 今や少女の愛液はお尻のほうまで濡らしていた。 ぬるりとした感触のせいで、レイドの指が少女のお尻の割れ目に滑り込む。それ は入り口をかすっただけではあったが少女は吐息とともにレイドの背中に腕をま わしてきた。 「成る程・・ここか。」 愛液をたっぷりと指にからめて後ろの穴に滑り込ませる 「やっ・・・だめぇ!!そこは汚いからっ・・」 言葉とはうらはらに指は中に吸い込まれていく 「こんなところが感じるなんて・・ずいぶんとえっちな身体だな」 ぐりぐりと乱暴に中をかきまぜてやると、液体がぐちゅぐちゅと音をもらすした。 「あっ・・あああ・・・・」 恥ずかしそうに顔をレイドの胸に押し付けて隠す。 「仕方ないな・・じゃあこっちにも挿入れてやるよ。」 言うと、自らのモノを少女の愛液が溢れ続けるヒダに押し付ける。 「んっ・・」 少女はぎゅっと目をつむった。レイドは指の動きを止めることなく、 もう片方の手で少女のお尻をしっかりと捕らえた。 狭い入り口を割って、ゆっくりと少女の中に身を沈めていく。 ずぷっ・・じゅ・・ 痛みと快感が少女を犯していく 「はぁ・・はぁ・・・んんっ・・・・」 深く、深く、ゆっくりと少女の中を突いて開く、やがて 「・・・全部入った。」 少女の瞳から大粒の涙が一粒零れ落ちる。 「あぁ・・っ・・レイドぉ・・」 少女は何も考えられずただ自分の中でうごめく快感のみに支配されていた。 レイドは少しづつ動きをはやめていく、少女の後ろに差し込んだ指とリズムを 合わせて。 ぐちゅぅ・・じゅぷ・・ 「こんなにしめつけて・・本当にえっちな身体だな。」 勇者とも・・毎晩こんな事を? 一瞬よぎった想いをかき消すかのように、レイドの動きが急に激しくなった。 モノを入り口まで引き抜き、一気に奥までつきあげる。 「ああっん!!」 少女は悲鳴に近い声をあげた。 さっきまでとは比べ物にならないスピードで少女の内壁をこする。 「ああっ・・あっあっ!・・壊れる、壊れちゃうよぉ!!」 「ピンクボム、俺の名前を呼べ。」 じゅっ、ちゅ、ぐちゅ・・ 「・・レイ・ドぉ・・」 「もっと。」 「レイド、・・れいどぉ!」 「もっと、もっとだ!!」 ぐちゅうっ 少女の愛液と男の液がからみあって繋ぎめからぽたぽたと零れ落ちる。 後ろの穴もほぐれきって、くちゅくちゅと音を漏らし、性感帯でしかなかった。 「・・ああっ!レイドぉ・・私変だよぉ・・いく・・いっちゃうよぉ・・!お尻とあそこでいっちゃうぅ!!」 少女は男の背中に爪をたてる。 「・・・出すぞ、お前のなかに。」 「・・はぁ・・だ、してぇ、ククリのなかをいっぱいにしてぇ!」 ごぷぅ!! たっぷりと液体が少女の中に注ぎこまれる、と同時に少女は快感が全身にひろがり絶頂に達した。 少女は気を失ったように眠っていた。 レイドは悲しげな瞳でじっと少女を見つめ続けた。 目覚めた時に、正気を取り戻した彼女は自分を憎むようになるだろう。 記憶を消すことは出来る。 しかしそんなことはしない、彼女のはじめての相手は自分だったのだ。 あのふざけた男などではなく。 記憶など消しはしない、俺を憎めピンクボム。 愛と憎悪は人間界と魔界のように薄い板の裏と表。 どこまでも俺を憎んで俺のことを殺したいほどに・・。 そう、どんなにあがいたところで俺のつけた傷は消えたりはしないのだから。 花香る甘い春の夜は、まだ明けずにいた・・ fin SS一覧に戻る メインページに戻る |