ジュジュ×ククリ
「やっと着いた〜・・・」 夜もとっくに更けてしまったとある村の入口。へろへろとした足取りの少年・ニケの力抜けした声が響き渡る。 着ている服は泥だらけで、余裕の無い表情からも疲労困憊なのは一目瞭然だった。 「この町に着くのに3日かかりましたからねえ」 そのすぐ後からやってきたトマが、苦労の経緯を一言で表した。 彼もまた、ニケと同様に身につけているものは汚れている。 「ったく・・・ギップルの奴・・・またデタラメな道案内しやがって」 ニケの悪態の対象である精霊ギップル。彼(?)はすでに職務を放棄してどこかへと消えていた。 「だからふんどし魔人より私の言った道を選んだ方が良かったじゃない」 ややふくれっつらをして不機嫌な少女、ジュジュが自分の意見が受け入れられなかった不満を漏らす。 「今回はギップルも自信ありげだったし、大丈夫かなと思ったんだよ。わりぃジュジュ」 「別にいいけど・・・」 ジュジュの強張った表情は続くが、ニケの謝罪で若干それが解けたように見える。 「さて、明日もまた歩かないといけないですから、時間も遅いですけど今日の内に旅の準備を整えておきましょう」 今のニケにとっては非道とも言えるトマの意見を聞いて、何とか体を支えてたニケの腰はついに砕けその場に座り込んでしまった。 「えぇ〜・・・オレもうあるけねぇ・・・」 「そうよね、今日はもう宿屋さん見つけて休もうよ。ね、勇者様」 弱音を吐いて地面に根をはやしつつあるニケの背後から、ククリの優しい労いの言葉がかけられた。 「そうだ、宿・・・よいしょ」 今日一日のゴールが見えたおかげか、ニケは最後の力を振り絞って立ち上がり宿へと足を進める。 「宿、宿屋にいくぞぉ〜〜・・・」 右手の拳を上げて精一杯の威勢を張ってはいるが、その足取りは極めて不安定で、あっちへふらふらこっちへふらふらと 危なっかしい。 「あ、待ってください勇者さん!そっちは川ですよ!」 酒に酔ったおっさんみたいな足取りのニケの後をトマが追いかけいく。間一髪、寸前の所でニケの川へのダイブを防いだ。 「危ない勇者様!私たちも行こ!ジュジュちゃん!」 「うん」 残されたククリとジュジュも、お互い手を繋いだまま急いで彼らの後を追った。 なんとか宿屋に着いた4人はチェックインを早々に済ませると、各自の部屋の割り振りを決めた。今回は2部屋しか 借りる事が出来なかったので一部屋二人で入ることとなった。 「じゃあ、オレはトマ、ククリはジュジュと同じ部屋な」 『は〜〜い!』 全員の同意の声が上がると、受付で二部屋分の鍵を受け取ったニケはククリに彼女らの部屋の鍵を渡し、 各自それぞれの部屋へと入っていった。 ・ニケとトマの部屋 トマは部屋の真ん中に置かれたテーブル下に荷物を置くやいなや、はりきった様子で地図を取り出した。 「それじゃあ勇者さん、今日の内に明日の予定を決めましょう!」 「ええ〜、マジで・・・?今日はもう寝ようぜ・・・」 おもいっきりやる気のないニケは、すでに用意してあったパジャマに着替えてベッドへ入り込もうとしていた。 「ダメですよ。ちゃんと計画立てて行動しないと、今回みたいにまた長期間野宿になっちゃいますから」 「今回のはギップルが悪いんじゃん」 「まあ、確かにそうですけど・・・でも、計画を立てるに越した事は無いです。さあ、こっちにきてください!」 「嫌だ〜〜〜!!」 トマは抵抗するニケの袖口を掴むと、無理矢理ベッドから引きずり降ろしてズルズルとテーブルへ引っ張っていった。 ・その頃のククリとジュジュの部屋 「今日も大変だったね〜」 部屋の机の上に持っていたカバンと杖をポンと置き、自分のベッドにゆっくりと腰を下ろしながらククリは ジュジュに労いの言葉をかけた。ククリの体は、ふかふかの羽布団に柔らかく包まれながら沈み込む。 「ほんと・・・ふんどし魔人のおかげで」 テーブル脇のイスに座っているジュジュは、恨みたっぷりに言葉を吐き出した。 彼女の周囲からは若干渦巻いた物が感じられる。 「あはは、そうだね〜」 それとは真逆の無邪気な笑い声をククリが発する。手を口に宛がってはいるが、開かれた大きな口を隠すには到らなかった。 「でもジュジュちゃん、あの時道分かってたんだね。すごいよ〜」 「左の道は何か嫌な気配を感じたの。だから右に行こうって言ったのよ」 「嫌な気配?」 「うん。今思えばああなる事(遭難)を感じていたのかも」 通常、1日もあれば辿り着いたはずの道のりの為、前の村からは特に大きな準備はしないで出発していた。 幸い、食料は備蓄があった為困る事は無かったが、モンスターとの戦闘や転んだりして怪我したときの薬草等は底をついていた。 ククリの回復の魔法陣で何とか凌いではいたものの、MPも無限では無いため、一日に何度も使えない。 結局3倍の時間を要したわけだが、あと数日遭難したままなら、今頃どうなっていたか分からない。 ジュジュは、それを事前に予期していたのだ。 「そうなんだ〜。すごいねジュジュちゃんは」 感心した表情で、ククリがジュジュを褒め称える。 「おかげでこんなに泥だらけよ」 そう言ったジュジュのフリルつきワンピースには、薄茶色の土が所々ついていた。 「ククリもだよ〜。そうだ、ジュジュちゃん、一緒にお風呂入りに行こ!」 彼女はジュジュの返事を聞く前に立ち上がって、テーブル上に置かれた自分のかばんからタオルと下着を取り出し、更にベッドの上に 用意してあった女の子用のパジャマを手に取った。 ジュジュもまた、無言で一つうなずくと同様に準備を済ませた。 両手に荷物を抱えた2人は部屋から出て、ククリが扉に鍵をかけた。さらに自分達の向かいの部屋の扉に向かい声をかける。 「勇者様〜、ククリ達お風呂入ってくるね〜」 すると扉の向こうから叫びとも言えるニケとトマの奇声が聞こえてきた。 「お、俺も風呂に行く〜〜!!」 「ダメですよ勇者さん!明日の予定を立てるんですから!」 ときたま何かが壊れるような音も聞かれた。姿は見えないが、おそらく部屋の中では死闘が繰り広げられているのであろう。 少女2人は額にひとつの汗をたらして立ちすくんでいる。 「勇者様達、何やってんだろ・・・まあいっか。んじゃあ、いこっかジュジュちゃん」 呆れもそこそこに、ククリ達はその場から離れ、大浴場へと向かった。 大浴場の扉を開けると、茣蓙が床一杯に敷き詰められた広い更衣室が広がっていた。時間が遅いせいか、中には誰もいない。 どうやら他の宿泊客はとっくに入浴を済ませた後のようだ。 「うわ〜、ひろ〜い!」 中に入るなり、ククリははしゃぐように歓声をあげた。僅かに香る湯気の中を裸足でぺたぺた茣蓙の上を歩くと、 温冷のギャップが体全体に染み渡って心地よかった。 「はやく入ろっ!」 先を歩くククリの催促にジュジュも歩みを早める。2人は棚に置かれた網目のかごに、持ってきた自分の手荷物を入れて 着ていたローブやワンピースを脱ぎ始めた。 お互い下着姿になった時、ジュジュはふと自分の動きを止めてククリの姿に視線を向けた。いや、ククリの胸部に、と言った方が適切か。 白いキャミソールを脱ごうとしていたククリはそのジュジュの視線に気がつく。 「うん?どうしたの?ジュジュちゃん」 ジュジュはククリの問いかけに、一時間を開けてから答えた。 「・・・くーちゃん、少し胸出てきた?」 見ると確かに、ククリのキャミソール胸部辺りには、ややゆるやかな隆起があった。 「え、あ、そうかな?えへへ・・・ちょっと恥ずかしいなぁ」 頬を若干赤らめ、恥じらいながらククリは両腕で膨らみを隠す。 と、ここでジュジュがククリに要望を出した。 「ねえ、くーちゃん。ちょっと、触ってもいい?」 「え〜?うん・・・いいよ〜」 ジュジュの突然の申し出にククリは最初やや戸惑ったが、相手が女の子、加えて仲の良い友人と言う事でそれを承諾した。 それを受けるや、ジュジュは自分の右手をククリのキャミソールの胸部上にそっと当てた。隆起物はそれほど大きくない為、 柔らかさはやや乏しいものであったが、ぬくもりは充分に感じられた。 「くーちゃんの胸、あたたかいね」 「そ、そう・・・?」 と、ジュジュにはだんだんククリの鼓動が速くなっていくのが分かった。ククリは、一見平然を保った様相ではあるが、言葉には 少しばかり動揺が表れ始めていた。 「どうしたの?くーちゃん、顔赤いよ?」 「え・・・そう、かな・・・?」 確かに、先程よりも明らかに顔の紅潮さが増していた。脈も速く強く打っており、相当の緊張さが覗える。 と、ここでジュジュは、ククリの胸に当てた手の指先で、軽く膨らみを揉み始めた。 「・・・っはん・・・」 間もなく、ククリの口からかすかに吐息が漏れ、同時に彼女の体もピクンと反応し出した。 ジュジュの指先はそのままククリの幼い乳首をキャミソールの上からくすぐる。徐々に先端は固くなり、布の表面上にはハッキリと 突起物が現れた。 「はぁん・・・や・・・ジュ、ジュジュちゃん・・・あ、そうだ!お、お風呂はいらなきゃ!ククリ、背中流してあげるよ!」 快楽に身を委ね始めていたククリは、ふと我に返ると半ば強引にジュジュの手を自分の胸から離し、ジュジュに脱衣を促した。 そして自分もそそくさとキャミソールとパンツを脱ぎ、持ってきたタオルを手に取ると、同様に裸になった ジュジュの手を引いて浴場へ入っていった。 中は熱気を帯びた白い湯気が充満しており、近くのものですら曇らせるくらい視界を遮っていた。 手前には体を洗う場が設けてあり、前の客がそのままにしていった桶などが所々に残されている。 奥は何十人も入れそうな大きな湯船があった。壁のライオンのオブジェからは絶えずお湯が注がれている。 ククリは入口に置いてあった小さな木のイスと桶を手に取ると、真ん中に設置してある洗い場にイスを置き、桶を持ったまま 湯船に向かった。桶一杯にお湯を汲み上げるとそれを持って戻ってくる。 「ジュジュちゃん、そこに座って」 ククリはイスを置いた場に戻りながらジュジュに指示を出し、先程置いたイスに座らせた。 「お風呂入る前に体洗わなきゃ」 戻りつくや、ククリはお湯の入った桶を足元に置いてもう一つイスを持ってきた。それをジュジュの後ろに置くと タオルを手にとってイスに腰掛けた。 用意されていた石鹸をタオルに擦り付け、一定量の泡が立つとジュジュの背中に優しく当てて撫で始める。 「どう?ジュジュちゃん。気持ちいい?」 「うん」 ククリは続けてジュジュの手先、首筋、お腹へとタオルを運ぶ。泡は瞬く間にジュジュの体を包み込んだ。 「じゃあ流すね」 足先まで洗い終えると、桶に汲んであったお湯を一気にジュジュの背中へとかける。流れ落ちる泡の下から再び白い肌が現れた。 「よしっ!ジュジュちゃんオッケ〜!綺麗になったよ〜」 ククリはカコンと床に桶を置きながら、ジュジュに終了を告げる。 「ありがとう」 ジュジュは一言お礼を言うと、立ち上がってククリの後ろに回りこんだ。 「じゃあ、今度は私がくーちゃんの背中流してあげる」 彼女はそう言いながらタオルをククリから受け取り、石鹸で再び泡立たせた。 「うん、じゃあお願いね」 今度はククリが前のイス、ジュジュが後ろのイスに座る。先程と同様に、ジュジュはククリの背中を撫で始めた。 自分よりも若干ではあるが広い背中を、ジュジュはせっせと擦る。ククリの背中を柔らかい気泡がいっぱいに包み込んだ。 「そうそう、ジュジュちゃん上手だよ」 力加減は程よく、ククリは気持ちいい満足感を得ていた。と、背中を洗い終わったジュジュの手はククリの体の前面に回り込む。 お腹を軽くこすった後、その腕はゆっくりと上へと向かい、胸の辺りに来ると、突起の外周に沿ってタオルを進めた。 「・・・ぁっ・・・」 ククリの口からは自然と吐息が漏れる。脱衣所でのと同じ感じが再び彼女に起こっていた。 「やっ・・・ジュ、ジュジュちゃ・・・ん・・・っ!」 タオルがふいにククリの乳首に触れた時、ピクンと体を震わせた。泡の滑らかさがその快感をより一層際立たせているのか、 一旦体を縮こませた後、体勢をしばらく戻せないでいた。 しかしそれだけでは終わらない。構わず進めるジュジュの手は次第に下へと軌道を変えた。洗い終わったお腹を通過した後、さらに下、 股間部へと達する。太ももの間に入り込むと、ワレメに沿ってタオルが前後に動く。 「ひゃっ!!・・・あぁっ!」 クリトリスに擦れる度に喘ぎ声が漏れ、ククリの全身はその刺激に躍応する。 「や、やだ・・・そこ・・・はっ!!あぁっ・・・!!」 ジュジュはいつの間にかタオルから手を離しており、彼女の指先だけがそこで弄っていた。 双子山の谷間、皮を被った小さな豆をくりくりと虐め始めると、ククリの反応は一段と激しさを増した。 「やぁっ!・・・んぁ!?はっ・・・や、やだぁ・・・ふぅぅんっ!!」 もはやククリは、自らの意思で体の躍動を抑えることは出来なかった。 と、ここでジュジュの指が何かに気がついた。クリトリスよりもやや上部、ちょうどワレメの末端の周辺になにやら産毛のようなものが 生えている事に。 ジュジュの指先はそれを摘まんで引っ張ってみた。 ツン 「!!?・・・いたっ!」 ククリは顔を歪ませて苦痛な表情を浮かべる。産毛と言え、それらはしっかりと山に根付いていた。 陰毛を弄りながらジュジュはククリの耳元に言葉を投げる。 「くーちゃん、大人の人みたい」 ジュジュの言う大人とは、例えば小学1年生が見る小学6年生のようなもので、大した変化は無い。しかし、ジュジュにとって 小さくも胸があったり、産毛ながら陰毛が生えている事は、ものすごく大人に見えるのだ。 ククリはやや湿り気のある喘ぎ声を発するものの、恥ずかしさの極みに達したのか、言葉になる声が出る事はなかった。 ジュジュは再び指を割れ目に沿ってなぞっていく。途中に開いた深くて大きな穴に到達するや、ゆっくりとその中に侵入を試みた。 くちゅっ・・・ぷっ・・・ 「ふわぁぁ・・・んん・・・」 膣内の両壁には細かな凸凹が続いていて、入り込んでくる指がそれに擦れる度にククリの膣内は圧力を増した。 「くうぅんん・・・!!」 「くーちゃんの中、お風呂みたいにあったかい」 ジュジュのその口元には僅かな笑みが浮かんでいた。しかし不敵さのある笑みではなく、自分も高揚してきたのか 表情がとろんと溶けそうになっている笑みである。 「ジュジュちゃん・・・もう・・・止め・・・んんっ」 ククリは、ジュジュに制止を促すものの突然のディープキスに言葉を遮られた。 ジュジュの舌がククリの唇を舐め上げる。続けて口内に侵入すると上部の壁を舌先で擽り、続けてククリの 舌との絡みを始めた。 「ちゅく・・・はあ・・・じゅるる・・・」 2人の唾液が互いの口の中で混ざり合う。ぐちゅぐちゅと気泡をたてながらとろみを増して喉の奥へと広がっていった。 一つこくんと喉を鳴らすとジュジュは、ぷはっとククリの口から離す。その際お互いの唇は光る糸で繋がった。 SS一覧に戻る メインページに戻る |