キタキタ踊りの後継者を産んでくだされ!2
番外編


【村外れにモンスター出没!?】

村在住のザムディンさん(85才)が村周辺を散歩している最中、不気味なモンスターを発見し、腰を抜かすという事件が発生した。ザムディンさんは幸いにも軽傷であった。
そのモンスターは何かの儀式に用いられるような踊りを踊っていたという。
現在、役場では、そのモンスターによる被害、襲撃が懸念されているが、今のところ目立った被害は報告されていない。

キタの町新聞の一面より。


「…何が目立った被害はない、よ!」

少女は半泣きで、一人叫んだ。

「アタシがこんなに被害を受けてるじゃない!」

少女の部屋は空箱と、『あしながおじさんより』と書かれた手紙、そして大量のこしみの…。

「こんなのどうしろってのよ!」

もはや少女の部屋なのか、こしみのなのかよくわからない状況だ。

父親である村長も、ザザも寝静まったころ、ミグは一人戦っていた。こしみののベッドにこしみのの布団。照明までこしみのがかぶっている。

「…ん゛〜……あぁもう!こんなところで寝られるわけないじゃない!!」

こしみの地獄から逃れるために、窓を開けて外を見る。遠くにあるノコギリ山を見、ため息を一つ。…何かが動いた。

「…動物かな?」

特に気にも留めず、こしみののベッドに戻る。






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