森美雪×大前春子
「ふふっ、そんな風に言えるのもいつまでですかね?」 うっとりとした表情を浮かべながら、森は既に溢れ出す泉のような 大前のなだらかな花に指を滑らせた。 「…ふっその日本語は…おかしいっ…」 まだ、余裕を見せる大前に滑らせていた指を立て、花の奥へと進めた。 「んんっ…」 背中を大きく反らしながら、反応する大前に気をよくした森は 「ふふっ私、不出来なので日本語もおかしいんです。 けど、これから私よりもおかしくなっちゃうはずですよ?」 そう、言っている間もその手を休めることはない。 部屋には、大前の花から湧き出る泉の音とくぐもった声、 そして森のひっそりとした笑い声だけが響いていた。 SS一覧に戻る メインページに戻る |