はじめての
道明寺司×牧野つくし


『牧野・・好きだ・・。』

司はつくしにキスをしながらささやく。

『道明寺・・・』

つくしは目を閉じ、司の広い肩に手をまわし頬をよせた。
司はつくしにキスをしながら服の下から背中に手をまわす。

『あっ・・』

つくしは小さく声をあげるが、司は構わず左手でブラのホックを外す。
司のキスはつくしの首筋を通り胸元へと降りてゆく。

『牧野・・おまえが欲しい』

司の衝動は止められない。
司はつくしをやさしくベッドへと組みしくと、つくしの服のボタンに手をかけた。
ゆっくりとひとつひとつボタンが外され、少しづつ、つくしの白い肌がさらされてゆく。
最後のボタンが外され、服がつくしの肩からすべり落ちる。

『あっ、あのさ、道明寺、電気消そうよ・・』

つくしはベッドサイドの照明のスイッチに手を伸ばそうとする。
しかし、つくしはささやかな抵抗は司の力強い手にさえぎられ、次の瞬間つくしの胸があらわになった。
司は我を忘れたようにつくしの胸に顔をうずめようとする。

『牧野・・』
『道明寺・・ダメ・・恥ずかしいよ』
『恥ずかしがんな。無人島へ行く船の中で一度裸を見せたじゃねーか。』
『あれは事故なの事・・・』

司はキスでつくしの口をふさぎ、つくしのおしゃべりを止める。

『牧野・・きれいだ・・もっと見たい・・』

司はつくしを見つめてつぶやくと、つくしにキスをし、そのキスは首筋からまた胸元へとおりていった。
つくしは細い体で司の欲望を一身に受け止める。

『あっ・・』司の愛撫につくしは目を閉じ身をまかせる。
『おまえ、感じてるのか・・?』司がつくしの胸の蕾にキスをしながらささやく。

つくしは司の問いに答えず、司のされるがままに身をまかせている。

『感じてるだろ?』司はつくしになおもささやく。
『恥ずかしいよ・・いじわる・・』

つくしは顔を司からそむけ恥ずかしそうに答える。

『牧野・・そういう顔が俺を挑発するんだって・・言っただろ?』

司はつくしの顔を仰がせながらささやいた。

司の手は胸からさらに降り、つくしの秘部を探ろうとしていた。
つくしの体も敏感にその気配を感じ取っていた。
司の指がつくしの秘部へと入りこんだその瞬間。
はじめての感覚につくしはびくっと反応した。

『いやっ・・』

背中が弓のようにしなり、足ががたがたと震える。

《だめ・・やっぱり怖い・・》

条件反射のように涙があふれてくる。
いやいやと頭をふるつくしを司はやさしく抱きしめた。

『俺も自分で自分が止められねえ・・でもおまえが嫌ならムリにやんねえから。』

つくしを泣かせたくない。その一心で司はかろうじて最後の理性を保っていた。
司はつくしの頭を撫で、自分の胸に抱きかかえる。
司の胸の鼓動はつくしにも聞こえるほどに大きく響いている。

《道明寺、鼓動が早い・・道明寺も緊張してるんだ・・》

つくしは顔をあげ、司の肩を抱いた。

『道明寺・・嫌じゃないよ・・ちょっと怖かっただけ・・』
『抱いて・・』

つくしは自分から司にキスし、舌を絡めた。
司の最後の理性はつくしからの激しいキスで吹き飛んだ。
司はつくしのキスに応えるようにさらに激しく舌を絡めた。
手はつくしの胸を激しく愛撫し、さらにつくしの秘部へと侵入してゆく。

『道明寺・・』
『どうした?・・』
『あのね・・・その・・』

つくしは恥ずかしそうに口ごもる。

『ああ・・・あれか・・?』
『男の義務だからな。心配すんな。』

司はつくしの頬をやさしく撫でた。

司はつくしの体にそっとやさしく入ってゆく。

『痛いっ・・』

つくしははじめて男性を受け入れる痛みに思わず声をあげていた。

『痛いか?』
『ううん・・でも大丈夫・・』

つくしは司を見つめる。

『大丈夫だから・・もっと・・していいから・・』

つくしの言葉で、野生に目覚めたように司は少し荒々しく、つくしを突き上げる。

『ああっ・・』

つくしは苦悶の表情を浮かべながら、司をさらに深く受け入れる。
司の背中に手をまわすと雨に濡れたように大粒の汗が流れていた。
つくしは濡れた背中に指をすーっと伝わせる。
司はさらに深くつくしを突き上げる。
つくしは司のくせのある髪にゆびを絡め、司を胸に抱き寄せた。

『ああっ・・道明寺・・道明寺・・』

つくしはうわ言のように司の名前を呼ぶ。
道明寺はつくしのあえぐ姿にさらに興奮し、つくしをせめたてる。

『つくし・・・』

最後の瞬間、道明寺ははじめてつくしの名を呼んだ。






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