未知の世界
道明寺司×牧野つくし


「はやく2人になりてー」

道明寺の言葉を聞いてつくしが慌てる。

「ちょっと・・それってどういう・・」
「どうもこうもねーよ。あのうるさいSPもババァも関係ねーんだぜ。」
「それはそうだけど・・変な事しないでよ!」
「変な事って?おまえ、やーらしー!なに考えてるんだ?」
「やらしいって・・もう知らないっ!」

思わず怒り出してしまうつくし。

(そうじゃないの。本当は嬉しいのに、素直じゃないんだから・・)

−道明寺家 司の部屋

「今日はねーちゃんもいねーし、お前もゆっくりしてけるんだろ?」
「うん・・進はお母さん達のトコ」

それを聞いて道明寺は思わずホッとしてしまう。

「牧野、こっちおいで。ほら、ここ」

と、ベッドに座っている自分の隣をポンポンと叩いた。

「うん・・」←思いっきり警戒してる

しばらく取り留めのない話を続ける2人。
だんだんつくしの緊張も解け、互いにじゃれ合いベッドに倒れこむ。

「んっ…」

不意をついて道明寺がキスをする。つくしが嫉妬した事もあるほどの、あのキスだ。
ゆっくりとつくしの心を溶かすようにキスを続ける道明寺。

「ん・・んっ・・」

つくしも少しずつではあるが応えようとしている。
それに気づいた道明寺ではあるが、以前の事があるので焦らないように細心の注意を払う。もうあんな蛇の生たまご・・じゃない、生殺しは沢山だ。

つくしの心と躰にも変化がおきていた。

(やっぱり怖い・・けど、なんか自分が自分じゃなくなってくみたい・・)

自然と躰が開いていき、道明寺の首に手を回すつくし。
素早くブラのホックを外し背中から愛撫を始めていく。

「あっ!・・ん・・ん・・はぁ・・ん・・」
「牧野・・お前の事が好きだ。もう2度と離さない。どこへも行くなよ。」
「んっ 私も道明寺が好き!ずっとそばにいたい・・」

その言葉が合図のように道明寺の心に火がついた。
ブラウスのボタンを1つずつ外していく。
少しずつあらわになっていく肌に道明寺は見惚れた。

「・・あっ!ちょ…待って。恥ずかしい・・お願い、電気消して…」
「綺麗だ。暗くするなんてもったいねー」
「ふふ・・道明寺がもったいないだっ…あぁ・・ん」

つくしが笑うが途中で声にならない。道明寺が胸の尖りを口に含んだからだ。
そのまま胸からだんだんと下へ下へとキスをしていく。

「あっ・・ん・・あぁ…まっ・・て…」

つくしの躰が震えだした。未知の世界が怖くなってきたのだ。
道明寺は再びつくしの唇へキスをする。

(ああ、やっぱり道明寺は優しい。私の事なんてお見通しかな。いつまでも怖がっていたらダメだよね。)

つくしは勇気を出して道明寺の服に手をかけた。
驚いたのは道明寺だ。まさかつくしからアクションを起こすとは思っていなかったのだ。
明るい部屋の中、2人はついに生まれたままの姿になった。
つくしは恥ずかしさに絶えられないように丸まっている。

(すっげ、かわいいー)

「大丈夫だ、怖くない。俺を信じてくれるか?」

つくしの髪をなでながら道明寺は言った。それに小さくうなずくつくし。
キスを続けながらつくしの躰を開いていく。

肩から胸へ腰へ、そしてついに秘部へと手がかかった。

「きゃぁ・・あぁん・・んっ…だめぇ・・」

そこはもう潤んでいた。

(躰が・・熱い!私、ついに道明寺とひとつになるんだ・・怖くな・・)

「いっ・・つっ・・くぅ…ん・・あ・・あぁ・・・…ん」

いつかはわからないけど、ゴムをつけた道明寺が中に入ってきた。痛みに耐えているつくしがいとおしい。
ゆっくりと腰を使っていくが道明寺にとっても初めてのことだから余裕がなくなっていく。

「あ・・あ・・あん・・んっ・…んんん!」

つくしが無我夢中で道明寺にしがみつく。しかしそれが余計に道明寺を追い詰めていく。

「牧野っ牧野っそんなに締めるな!」

「あ…ん・・んっ・・ん・…ダメ…!」
「くっ・…う・・」
「はぁ・・はぁ・・あ…・ね・・どー・・みょー・・じ・…が・・好き・・」

ぎゅっと道明寺の胸にしがみつくつくし。
そのつくしをそっと抱き寄せ、道明寺は優しく髪をなでるのだが内心穏やかではない。

(やべぇ・・まだいけそうだぜ…牧野、こわしちまうかも…)

「牧野!!」
「えぇぇぇ!ちょっと待って〜・・んっ……」

−夜はまだまだ続くのでした…






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