道明寺司×牧野つくし
放課後、いつものように道明寺の屋敷に行き、愛されたつくしは、シャワーを浴びていた。 バスタオルを身体に巻き付け、服を着ようとすると、下着だけが見あたらない。 あれ?どこかに落ちちゃったのかな? きょろきょろと見回しても、見あたらない。 仕方なく、ノーブラ・ノーパンで制服を着、おずおずとパウダールームを出る。 道明寺はすでに身支度を済ませて、つくしを待っていた。 「どうした?」 顔を赤らめて、もじもじしているつくしに声を掛ける。 「あの…、あたしの下着、知らない?」 「ああ、あれか。捨てた。」 「なんで?!」 「俺の趣味じゃねぇ。安っぽかったし。買ってやるから、ついてこい。」 悪戯っぽく微笑むと、ブラウス越しに胸の膨らみを指で突いた。 「っひゃ…ん!」 顔を真っ赤に染めて、つくしが胸を両腕で覆う。 「行くぞ」 道明寺は楽しげに部屋を出ていく。 いつもは車を使って移動するのに、駅に向かって歩いていた。道明寺はつくしの肩を抱き、軽やかな足取りで歩く。 つくしはスカートの裾を押さえるようにして歩いていた。 なんか、すーすーする…。 短いスカートが頼りなく、弱い風が吹いただけで体を硬くした。 駅に着いた道明寺は、つくしに切符を買いに行かせる。 「電車に、乗るの?」 「おう。久々だな。」 ホームへ向かう階段を登る時は、鞄をお尻に押し当てる。その様子を、道明寺が楽しそうに見ていた。 電車はかなり込んでいて、ドアと道明寺に挟まれるようにして立っていた。電車が揺れるたびに身体が押しつぶされそうなほど圧迫される。道明寺の身体が、つくしを守るようにかばう。 全身が道明寺と密着し、つくしは場違いなときめきを感じていた。 ふと、腰のあたりに硬いものを感じ、振り向く。 道明寺が薄く微笑み、それが何なのかすぐ理解した。 道明寺ったら… 道明寺の手が、ブラウス越しに胸に触れた。瞬間、電車が揺れ、人々の圧迫がつくし達の方へ集中する。手は動かすことが出来なくなり、押しつけられたままになってしまった。 や、やだ… 指が僅かに動き、蕾をくすぐる。それはすでに硬く尖り、そうされることを期待していたかのようだった。 つくしは声が出ないように耐えた。唇をきつく閉じ、目を強く閉じている。道明寺はその様子を、ガラス越しに楽しんでいた。 もう片方の手をじわりと動かし、腿を撫でる。すべすべとした肌を伝い、内側へ移動する。どこを目指しているのか、つくしには分かっていた。 甘い期待が、身体を熱くする。 普段は下着の縁があるはずのラインを、指がなぞる。それだけで、腰が抜けてしまいそうなほど感じてしまう。 声が漏れてしまいそうになり、唇をきつく噛む。かろうじて、熱い吐息だけを吐くと、ガラス越しの道明寺が楽しげに微笑んだ。 丸くてすべすべのお尻をなで、指を秘所へと滑らせる。 だめ…こんなところで… 抵抗したい気持ちと、この状況で愛撫されていたい気持ちが入り混じっていた。 指は秘所へ届く寸前で止まり、また、内股を撫でている。 つくしは、がっかりしたような、ほっとしたような複雑な気持ちになった。 「蜜が、垂れてるぜ…」 道明寺はうれしそうな声で、つくしの耳元で囁いた。 やっっ…!やだっ…! 自分でも、秘所がひくついていることを感じていた。蜜がとろけ出す感覚も、花芯が硬く尖りだしていることも… まさか、腿まで伝っていたなんて… 恥ずかしさに、何も考えられなくなっているつくしを、ガラス越しに見ながら、道明寺は満足していた。 腿を撫でる指がクレバスに届き、蜜で濡れきった花弁をなぞる。 花芯を指先でくりくりしながら、蜜壺に指を入れようか…と、道明寺が考えていたとき、電車が目的地に着いた。 二人は人の波に押し流されるようにして、電車を降りる。 道明寺の腕の中には、つくしがしっかりと抱きかかえられていた。ぐにゃりと力の入らない身体を、自分のコートに包み込むようにして抱き直す。 「大丈夫か?」 腰が抜けたようなつくしに、うれしそうな声が聞こえた。 「…歩けない…」 「そ、か。」 道明寺はうれしそうに答えると、軽やかな足取りで駅の出口へ向かった。 SS一覧に戻る メインページに戻る |