3日間
道明寺司×牧野つくし


卒業まであと2日。
約1ヶ月前に、道明寺がNYから1日だけ帰国してきた。
その日、初めて結ばれた。
道明寺が帰ったあとも、電話は毎日あった・・・
のに、ここ何日か電話すらこない!

どーして?
なんだか・・なんだか・・むかつくッ!

道明寺が帰ってくる前のあたしだったら、電話がこないくらいで、こんなにむかつかなかったはず!!
それくらいで、こんなになってたらまたいつ会えるかわかんないのに・・・どーすんのよ!あたし!?
それに、道明寺が帰ったあとにF3に会わないように隠れ続けてた。

だって、絶対西門と美作が聞いてくるはず!
あの日の夜のことを・・・
絶対!絶対ッ!!!いやッ!
ハァ、はらわたが煮えくりかえる!

あっという間に2日がたった。
今日は高校卒業の日。
やっぱり道明寺からの連絡はなかったけど、道明寺なんて忘れて今日は楽しもう。

ドンドンッ!

誰かがドアを叩いた。
誰?こんな朝早く。

「すみませーん!宅急便でーす!」
「あ、はーい」

出るとでっかい箱をかかえていた。
受け取って、差出人を見ると

ー道明寺 司ー

道明寺!?
急いで箱を開けてみると、中にはプロム用のドレスが入ってあった。

「つくしー何なのぉ?」

と箱の中のドレスを見つけた。

「こ、これ、道明寺様からね!?」

そういうとドレスを手にとり、体にあて、ヒラヒラと回りはじめた。

「ママッ、もう、かえしてッ」

ウキウキ気分の母親の手からドレスを取りかえした。

「今年はきちんと着ていけるわね、さっ、早く仕度しなさい」

昨日までムカムカしていた気持ちが、少しだけ消えていった。

「さぁ今日で最後だ!」

プロムの会場に向かった。
今日はきちんとドレスを着れた。そして、道明寺からプレゼントされた指輪もはめてきた。
遅れることもなく、会場についた。

ザワザワッ  ザワザワッ

どういうわけか、女子たちがざわついている。
悲鳴すら上げている子もいた。

「なんなの!?」

人ごみをかき分け、ざわめきの中心をみると・・・
F3・・ちがう、F4だ!

「ど、道明寺!?」

呆然と立ちすくんでいると、花沢類がつくしに気がついた。

「あ、牧野ォ!こっちッ!!」

他の3人もこっちに気づき、こいこい!と手招きをしてる。
会場にいる女子全員の嫉妬と憎しみの目で見つめられながら、F4に歩み寄った。
道明寺が熱い視線をよこしていた。

ムカッ!

昨日までのむかつきが蘇った。
道明寺がつくしに声をかける。

「牧野・・」

バコッ!!!!

道明寺のにこやかな笑顔を見ていたら、自然に手が出てしまっていた。

「ッてえな!」
「なんであんたがここにいんのよッ!!連絡もないしッ!!!」

なんなの!なんなのッ!

「ま、牧野ッ」

西門と美作が止めに入った。

「てめえはッ」
「なによッ」

道明寺とあたしの口論に、美作があきれたように口を開いた。

「牧野、司はなーこの日のために仕事を切り詰めてきたんだぞ」
「え?」
「連絡がなかったのは、家に着くのが深夜だったからぁ、その時間だと牧野が寝てると思って、司は電話も控えてたんだぞォ」
「だって、そんなの聞いてないッ」
「だからー」

西門が口を出す。

「司が帰国する前におまえに話そうと思って、呼び出したのにこねーから」

あ!カフェにこい、ってこのことだったんだ。

「フッ、おまえはそういう女だよなッ」

道明寺がにらむ。

「道明寺・・ごめんなさい」

そんな様子を類はケタケタと笑いながら見ている。
いつの間にかプロムが始まっていた。

「ほらッ、牧野踊ってこい」

花沢類が道明寺とつくしの背中を押した。

プロムは最高に楽しかった。
今年もまたF4や和也くんと踊った。
高校を卒業するとき道明寺はNYだと思ってあきらめていたから、一段と楽しい日々になった。
プロムが終わり道明寺のクルーザーに場所を移し、F4、和也君、桜子、そして滋さんや優紀が集まりパーティーが始まった。
西門さんに年代物のワインだと言われ、少しだけ飲まされた。
楽しさからか、すぐに顔が火照り風にあたりにデッキへ出る。

「ふぅ」

夜風が心地いい。

「牧野」

道明寺が来た。

「こんなに早く会えると思ってなかった」
「ああ、どうしても来たくてな」
「うん」
「今回は、3日ぐらい居られる」
「そうなのっ?」
「そのためにどんなに苦労したと思ってんだよ」

道明寺がニヤリとする。

「さみぃな」

そういうと後ろから抱きしめられた。

「ちょっと!みんなが・・」
「ちっ!しゃーねーな、こっちこい」

つくしの手をとり、デッキの一番後ろへ歩き出した。

「ここならあいつらの声も聞こえねーだろ」

するとまた、後ろから抱きしめる。

「指輪・・きちんとつけてるじゃん」
「うん、今日は高校最後の日だったし、それにあの学校で道明寺と出会えたから」
「最初は大嫌いだったけどね」

そうくるか!という顔をした道明寺もただ笑ってた。

「でも、今は大好きだろっ?」
「////」
「何いい気になってんのよ」

顔だけ後ろを向いて反論しかけたとき、道明寺が唇を合わせてきた。

「・・ん・・」

つくしの腰にまわした道明寺の腕に力がこもる。

道明寺・・・

初めて結ばれた日から、道明寺のぬくもりが消えることがなかった。
触れたい、道明寺に触れて欲しい。
でも今は、道明寺を感じてる。
道明寺の舌が入ってきた。
つくしの舌を探し、見つけると優しく舌を絡ませていく。

チュ・・チュッ・・

狂おしいくらい、甘い、熱いキスが続く。
道明寺の唇がはなれ、つくしの耳たぶを甘噛みする。

「ぁ・・っ・・」

ぺチャ・・ぺロッ・・

耳を舐められてるから、音が最大に脳天に響く。

「・・牧・・野・・・この1ヶ月・・すげー・・・・長く・・・かん・・じた・・」

途切れ、途切れに道明寺が囁く。

「・・んっ・・」

あたしだって・・ほんとに1ヶ月が長かった・・・
会いたくて、声が聞きたくて・・・

スッと上着の下に道明寺の手が入る。

「アッ」

こんなとこで、しかも向こうにはみんなが・・・

「シッ!・・・声出すな・・」

そういうとブラの中に手を入れた。

「・・ぁ・・」

優しく乳房を包み込むように揉む。
いつも何をするにも自己中で強引だけど、今日は特にそう。みんなが向こうにいるのに・・・
優しい手の動きに、つくしの胸の突起が徐々に立ちはじめる。
片方の手もつくしの膨らみを求めて入ってきた。
後ろから両方の乳房を優しく揉んでいる。

「ぁあ・・・っん」

ブラは外さずに下の方にずらし、円を描くように揉まれる。
固さを増した突起を軽く弾くようにクリクリといたぶる。

「やっ・・道明寺・・だめッ」

言葉とは裏腹につくしの息は荒くなっていく。

「んふっ・・・ぁぁっ・・」

道明寺はつくしのうなじに口付けをする。

チュ・・チュ・・

優しく、甘い刺激に腰が砕けてきそうだ。
更に突起を弄ってる指先に力がこもる。

「・・んんっ・・ん」

必死に声を押し殺そうとするが、道明寺の巧みな指の動きに声が漏れる。

「牧野・・ハァ・・・・こっち向いて」

顔を向けると唇を奪われた。
道明寺・・だめっ・・
心の中でつぶやくが、唇も舌も溶けてしまいそうになるくらい、熱く、甘いキスがおちてくる。
道明寺のキスと、少し乱暴で、でも優しく膨らみを揉まれるたびに、つくしをみだらにさせていく。
道明寺の片方の手が、スカートをすばやくたくし上げた。

「!!!」

唇は奪われたままだから、抵抗する声もだせずにいると、ショーツの中に手をいれてきた。

クチュ・・

茂みの中に指を入れると愛液が溢れていた。
道明寺の長く優しい愛撫で、つくしのそこは蜜を溢れさせていた。

「・・牧野・・感じる?」

そんなこと聞かれたって答えられるはずがない。
恥ずかしさで、ますます全身に熱が増す。
答えられないでいると、指を深く差し込み、割れ目をたどる。
ゆっくり、それでいて、やらしく動く。
そして、人差し指と薬指で花弁を広げ、真中にある小さな突起を中指で触れた。

「はあぁ・・んっ」

初めて結ばれたときに、つくしはそこが一番感じることを道明寺はわかっていた。
つくしの入り口に溢れてる愛液を中指でスクイ取り、突起に塗りつける。

「あぁ・・はぁはぁ・・んっ」

そこからくる快感に溺れる。
道明寺の中指が生き物のように動きまわり、つくしの腰が自然に動きだす。
更に小さな突起は固さを増し、蜜が溢れだしてくる。
執拗につくしの突起を上下にクリクリといたぶる。

「ん・・んくっ・・はぁ・・」

つくしはハァハァと息があがり、胸を上下に波打たせる。
小さな突起から全然手を離さず、道明寺の中指の動きは更に小刻みに動く。

「ん・・はっ・・あっぁ・・」

つくしの甘い耽美な声と、クリクリ、クチュクチュと奏でる愛液の音に道明寺は興奮していた。

「はぅ・・・んっ・・ん」

つくしはだんだんと、身体が浮いてくるような感覚に戸惑っていた。
初めてのときは痺れるような熱い感覚に襲われたが、今日は違った。
道明寺は愛液まみれの突起を更に撫でまわす。

クチュ・・チュ・・

「ん・・・やっ・・」

どうしようもないくらいの感覚に、道明寺の腕にしがみついた。

「道明・・寺・・・・ぁ・・だ・・・・めっ」

道明寺が耳元で囁く。

「ん・・・牧野・・・何がだめだって?」

あやすかのように、甘い声で聞いてくる。
そして道明寺の中指にも熱が入り、ますます、赤く腫れあがっているであろう、小さな突起をいたぶる。

「・・お・・願い・・・はぁ・・んん・・っ」

「何が・・お願いなんだ・・」

いたずらにつくしの声に答える。

どうしよぅ・・あたし・・変・・だめっ・・・ほんとに・・・

自分の身体なのに、自分の身体じゃなくなるくらい、道明寺の愛撫に溺れる。
徐々に強さと速さを増し、リズムカルに中指が突起を責め続ける。
全身が心臓になったみたいに、ドクドクと心拍があがり、下半身から甘く激しい波が押し寄せようとしている。

「はっ・・はっ・・あ・・・んんん」

切ないくらいに、いっぱいいっぱいになってきた。
道明寺の指を動かす速さと息づかいが、つくしの身体を張詰めさせる。
だんだんに狂おしいくらいの快感が襲ってきた。

「・・んん・・ゥフ・・ぁん・・あぁ!!!」

目の前が真っ白になり、何かが弾けたような意識が遠のくような感覚になり、道明寺の腕にしっかりとしがみ付いて、ハァハァと肩で息をした。

「牧野・・イッタな」

イッタ?これがイッタっていうの?
なんだかわからないがガクガクと足が震える。

2〜3分だったろうか、道明寺はあたしの足の震えがなくなるまで支えてくれた。


「・・・さぁ!!」
「牧野ぉ!」
「おーい!司ッ!どこだぁ!」

あたし達がいないことに、やっと気づいたみんなが探しにきた。

「おまえは少しここにいろ」

そういうと道明寺はみんなのとこに向かって歩き出した。
と、途中で振り向き、ビシッ!と指を指して

「俺のいる3日間は、絶対あけとけ」

ニヤリと微笑むと、みんなの所へ向かった。
だんだん道明寺が大胆になっていく・・・
でも、みんながいるのに・・・
さっきのことを思い出して、顔を真っ赤にした。
これからの3日間を考えると、少し恐ろしいけど。

みんなの想いをクルーザーに乗せて、夜は更けていった。






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