ネックレス
道明寺司×牧野つくし


優紀と西門さんの婚約パーティーを楽しんだつくしと桜子と滋。

「優紀綺麗だったね〜。親友の結婚って自分から離れるみたいで寂しかったな。」
「そうですか?私の方が綺麗ですよ。西門さんはやっぱり素敵でしたね。
美作さんも相変わらずかっこよかったですね。」
「つくしが結婚する時あたしも寂しかったよ〜。けど司と幸せみたいだし嬉しいよ」

いつも以上に桜子は毒を吐き滋はニコニコとしていた。

「あんたねぇ…」
「けどとても幸せそうだったし、いいんじゃないですか。」
「桜子は逃げられててばかりだから、幸せが羨ましいんでしょ?今から合コンに行くわよ!」

つくしが気づいた頃には滋が桜子を連れ去り、小さくなった二人の背中が見えた。

道明寺邸に着きつくしはあることに気づいた。

「な…ない…」

顔を青ざめバッグやポケットを確認するが、道明寺からもらった土星ネックレスは見つからない。
慌てふためいていると、司はつくしが帰って来たことをメイドに聞き、玄関までつくしを迎えにきた。

「よぉ、遅かったじゃねぇか。」

司はつくしを抱きしめた。

「う…ん。」

つくしの様子が変なため、道明寺はつくしの顔をのぞきこんだ。

「俺が仕事で一緒に行けなくて寂しかったのか?結婚式には行くんくからよ」
「ばっ…馬鹿そんな訳ないでしょ!
久々にF3に会えたから寂しくないわよ!」

つくしは腕を伸ばし道明寺の体から離れた。

「可愛くねぇの。で楽しかったか?」
「うん!優紀がすごい綺麗だったけど、西門さんが相手だからこの先不安だよ…」

つくしは道明寺を見上げ、不安そうな顔をした。

「大丈夫だろ!お前がついてるんだろ?」

道明寺はつくしの髪をクシャっとなでた。

「それよりお前シャンプーいつもと違う香りなんだけど」

道明寺は抱きしめた時に違う香りに気づいたのだ。

「あっそれはね…」

その時ガチャリとドアが開き、類が立っていた。

「類どうしたの?」

類にかけよるつくし。それをにらむ司。司の視線に気づかない類。

「牧野バスルームにネックレス忘れてたよ。はいこれ」

類はつくしの手の中にネックレスを落とした。
つくしは顔をハッとさせ、無くしてた事を思い出した。

「類お前帰れ!!牧野に触んな!」

司は類を扉の向こうに押し出した
扉が締まる時

「じゃぁね」と言いニコッと笑った類の顔が見えた。

「つくし!!!!どういう事だ!!!!」
「いっいや違うの!誤解よ誤解!!!」

司はつくしの言葉など聞きもせず、つくしを担ぎあげ寝室へむかった。

「降ろして!降ろしてよ!」

司の肩の上でジタバタするつくし。司は黙ったままだ。

「そんなに嫌なら降ろしてやるよ」

勢いよく投げられると思ったつくしは目をきつく閉じた。
ポスン…ベッドの上に優しく降ろされつくしは目をあけた。
見えるのは天井と司の顔だけだ。

「ちが…」

訴えるが司はつくしの唇を奪い歯列を舌で丁寧に舐める。つくしは体をビクっとさした。
司は舌を絡めながらつくしのドレスを丁寧に脱がしていく。

「ちょ…っと…待っ…てよ」
「もう待たねえ。俺を怒らした罰だ」

司は耳を甘噛みし首筋に赤い印をつける。つくしはパーティーでカクテルを飲んだため、
体が言うことをきかず抵抗することができない。
司は胸の蕾に舌をはわせ歯を軽くたてる。蕾は硬くなり膨らんだ。
何度も執拗に胸を舐めたり揉んでいると、つくしは腰をくねらしだした。

「もうほしいのかよ?やらしい女だな。類にもそうやって欲しがったのかよ?」

司は花弁を指で触り泉から溢れでた水を舐めた。

「だから…違う…の」

つくしは上半身を起き上がらせようとするが司はそれを許さない。
つくしの足を開かせ内股に指を滑らし、赤い舌をつくしの中に入れた。

「あっ…やめ…て…んっ…」
「無茶苦茶にしてやる」

舌で小さな突起をつつくと背中を反らし甘い声をもらす。

「っ…はぁ…はぁ」
「類にもこうやってもらったんだろ?」

司は類に嫉妬し小さな突起を噛んだ。

「いっ…痛い!」

それと同時に泉から水がピュッと飛び出した。

「美味い…誰にもやらねえ」

司は花弁に吸い付いたり舌を巻き付けた。
つくしは司の肩に手を置き小さな抵抗をするが無意味だった。
そして司はつくしの足を肩にかけ、自身で一気に奥を突いた。
つくしの息は荒くなり時おり声にならない声をもらす。
司はその声を聞き足を降ろし往復の速度をあげる。
部屋には荒い呼吸と結合部分から漏れる音だけ。
つくしは潤んだ瞳で司を見つめ背中に手を回し、しがみついた
そして二人は絶頂をむかえ体をダラリとさせた。


司は唇を重ね終えるとつくしの横に寝転び、ぎゅっと抱きしめた。
「お前は俺の女なんだよ。俺以外の男に触んな。なんで類なんだよ…」
司は抱きしめながらつくしをなじった。

「道明寺だから違うの…。あたしが好きなのはあんただけよ…」

つくしは涙をこぼした。

「じゃあなんでバスルームにネックレスあるんだよ?」
「それは西門さんの事を好きな女の人がパーティー会場にきたの。」
「女は怖いな…」
「それで優紀をあたしと勘違いしてお酒をかけてきたのよ!」
「え…お前って不幸と苦労が好きだよなぁ」

司は肩を上下にして笑った。
つくしは上半身を起こし、泣くのをやめ司をにらんだ。

「失礼ね!好きで苦労してないわ!それでお風呂かりたの。」

司は話が見えてきたため顔を青くした。つくしは怒り始め枕を思いっきり抱きしめ肩をいからした。

「それでその時ネックレスを外して忘れたのよ!類は持ってきてくれただけよ!」

つくしはいきなり司に枕をなげたため、避ける事ができなかった。

「忘れるお前がいけねぇんだよ!!!」

つくしは痛い所を突かれたため顔を歪ました。

「とにかく明日類には謝っときなさいよ!!!もう寝る!」

つくしは上半身を倒すと頭には司の腕があった。

「枕投げたからねえだろ。悪かったよ…。類には後で言っとくから。」
「あたしも忘れてゴメンね。けどあたしはあんたがいたら何にもいらないよ。
だから結婚式は一緒にきてよ!」

つくしはそう言い眠りについた。
司はつくしの寝顔を眺め自然とまぶたが落ちた。

次の日

つくしににらまれながら電話を持つ司。 電話の向こうでクスリと笑う類。

「ごめ……なんて言えるわけねぇだろ!!」
「何言ってんの!」

最後につくしの声が聞こえ電話は切れた。

「司電話壊したな」

類はぼそりと呟いた






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