オフィスラブ
道明寺司×牧野つくし


「ぜってー、夜の会食行くのヤダかんな」
「それは困ります。必ず出席するようにと楓社長からのご指示もございますので」
「おまえ、あそこの社長がいっつも自分の娘、連れてきて俺に押し付けようとしてること、知ってんだろ?いいのかよ?」
「それはそれ、これはこれでございます」
「俺はおまえ以外の女が側にくんのがうぜーんだよ」
「お仕事ですのでご理解ください」

今日も秘書を相手に、道明寺財閥ビル最上階の副社長室で駄々をこねる副社長。
いつもなら秘書がほっぺにキスでもすれば収まるワガママも、今日は様相が違う。
ここのところ毎日忙しく、最愛の秘書との甘〜いプライベートの時間が持てない副社長は限界に達していたのだ。
当然、ほっぺにキスだけでは満足できるわけがない。

「仕方ねー。おまえの言うこと聞いてやる。その代わり、俺の言うことはこれから1日、何でも聞けよな」
「何でもというわけにはいきません。ワタクシにも出来ることと出来ないことがありますから」
「いや、おまえにしか出来ねーことだから安心しろ」

そう言われて、安心できる秘書ではない。

「TPOに合ったお話でしたら検討いたします」
「PTA?」
「……。」

本当にこれで企業のトップなのかと頭痛のする思いの秘書。

「小難しい話は後だっ!こっち来い」

秘書は仕方がなく副社長のデスクの脇に行く。

「んっんんっ……」

不意に頭を押さえ込まれ、唇を犯される秘書。
副社長の長い舌が秘書の口腔を丁寧に動き回り、刺激を与える。

「っん、ふぁ…」

酸欠寸前の秘書の体の力が抜け、副社長は自分の足の間に秘書を誘導する。

「ほら、久しぶりだろ?」

副社長はベルトを外してパンツを脱ぎ、ボクサーパンツの中から自身を取り出す。
雄雄しくそそり立った彼を、無意識のうちに口に含む秘書。
久しぶりに味わうソレに、秘書はココがオフィスであることを忘れてしまう。
裏筋に舌を這わせ、二つのボールを左手でヤワヤワと揉む。
透明の汁が湧き出す先端をペロリと舐め、口に含む。
右手でポールを上下に擦り上げ、先端を吸い上げるように愛撫する秘書。
副社長の感じるところを熟知している秘書は、丁寧に愛撫を続ける。

「ああ、牧野…。すっげーいい。ずっとシテねーから余計にな」

ジュボジュボと、唾を絡めて音を演出しながら、副社長の興奮を煽る秘書。
副社長は秘書の髪の毛を撫でながら、その快感に浸る。
秘書は右手の動きを早め、口内では先端を舌で激しく擦り上げる。

「牧野…、あ…、いいっ!!うっ…」

激しい刺激にガマンできなくなった副社長が、秘書の口内に白濁液を発した。

「うっぐぅ…、う…ん」

思わずソレを飲み込んだ秘書。

「おっおい、飲んじまったのか?」
「うっん」

副社長はデスクにあったミネラルウォーターを秘書に飲ませた。
コクリとソレを飲み干した秘書は、涙目で副社長を見上げる。

「わりー。ガマンできなかった。大丈夫か?」
「うん。思ったより平気。」

けなげに言葉を発する秘書を愛おしく思った副社長は、秘書をデスクの上にうつぶせにし、スカートをめくり上げてストッキングをひき下ろした。

「今度は、おまえを気持ちよくしてやっからよ」
「えっ!いいっ!!ダメぇ」

副社長はショーツ越しに秘書の柔らかい臀部を撫で、谷間に指を這わす。
ソコはしっとりと潤み、秘書はいつものように、言葉だけの抵抗をしていた。

「フェラしただけで、興奮したか? かわいいやつだぜ」

ショーツを剥ぎ取り、露になった秘書の部分に顔を埋める副社長。
舌で丁寧にクレバスをなぞり、膨らんだ突起をツンツンと刺激する。
あふれ出てくる愛液をジュルジュルとわざと音を立てて吸い取る。

「ひゃああ…あン、あああ」

快感に腰をくねらせる秘書。
副社長はソコに指を差し入れ、中を丁寧に愛撫していく。
慣れ親しんだその中の一番イイところを優しく擦る。
ピクリと秘書の腰が浮き、甘い息が漏れる。

「はぁン、ダメ…、あああン、あああ」

すでに愛液であふれかえるソコに、副社長は己をあてがい、一気に貫く。

「きゃあン、やっああン、ああああ」
「やっぱいい…、牧野、すっげー締め付けだ…」

副社長はゆっくりとピストンを送る。
すぐにでもイッてしまいそうな快感の中、副社長は秘書の体を起こし、自分は椅子に座り、デスク横の姿見に体を向ける。
秘書のほっそりとした太ももを持ち、鏡に映るその姿に満足する副社長。

「ほら、見ろよ、牧野。おまえの中に俺が入ってるところがばっちり見えるぜ」
「ん…、イヤ、恥ずかしい…よ」
「ちゃんと見ろ。恥ずかしくなんかねーぞ。これが俺たちの姿だ」

秘書は閉じていた瞼をあけ、鏡越しに副社長の瞳を見る。
そして視線を下に落とし、その部分を見た。
無意識に腰を上下に揺らす自分。
副社長自身は自分の中に出入りし、液体でヌラヌラと光っている。
秘書は、沸き起こる体の快感と羞恥心とで絶頂を迎えようとしていた。

「あっああン、ああっどっ道明寺っ!ダメっ!もうあたし…イクぅ〜」

秘書の体内がキュ〜と締まり、副社長自身を締め上げ、彼も絶頂を迎える。
秘書は自分の体内に発せられたのを感じながら、意識を手放した。





「もうっ!アンタはっ!どこまで野獣なのよっ!!!」
「うっせ。てめーだってイキっまくってただろうが」
「もう!ヤダ!オフィスでこんなこと…」
「たまにはいいじゃねーか。雰囲気が変わってよ」
「あたしはちゃんと言うこと聞いたんだから、今夜の会食、ちゃんと行ってよね」
「わーったよ。その代わり、約束はこれから一日なんだからよ、明日のこの時間まで有効なんだからな」
「げっ!」
「色気のねー声出すんじゃねぇ。今夜、帰ったら覚悟しとけよ」

その夜、会食から帰った副社長が秘書をどうしたのか…。
それはまた別のお話。






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