道明寺司×牧野つくし
![]() 屋上で牧野を失神させてしまい、俺は牧野を邸に連れ帰った。 玄関ホールを入るとタマが出てきて驚いた顔を見せたが、ニヤリと薄気味わりー顔で俺に目配せしてほかの使用人たちを下がらせ、牧野を抱く俺の後ろをついてきた。 東の角部屋の前につくと、タマはそそくさとドアをあけて俺に入るよう促し、 「ごゆっくり。誰も近寄らせませんからね」 そしてまたニヤリとして下がっていった。 ったく、食えねーばあさんだ。 まだ覚醒する気配のない牧野をベッドに横たえ、シャワーを浴びにバスルームに入る。 熱めの湯を頭から浴びる。 牧野と体の関係ができてからってもの、俺はますます牧野に溺れている。 牧野の仕草がかわいくて、 ころころと変わる表情がおもしろくって、 俺を見つめる牧野の漆黒の大きな瞳がまぶしくて、 そして俺の愛撫に応える普段とは違う牧野にドキドキして……。 一日だって会えない日は許せねーから、うざったがる牧野を無視して毎日牧野に会いに行く。 俺はストーカーか? 牧野はどうなんだろうか? 俺はこんなにも牧野が欲しいのに、牧野はそうじゃねーのか? こと、牧野のことになると、俺は自信がなくなってくる。 だから牧野を抱くときは、俺を欲しがってほしくて牧野の羞恥心を煽る。 さっきも、わざと牧野に卑猥な言葉をしゃべらせた。 くそっ! 思い出したら、また復活してきたぜ。 ローブを纏い、タオルで髪の毛をガシガシと拭きながら部屋に戻ると、牧野が部屋のドアをガンガン叩いていた。 「タマ先輩っ!こっから出してくださいっ!!あたし、まだ授業があるんですから!!!」 「何やってんだ?」 「もうっ!あたし授業に出なくっちゃなんないのに、なんでこんなとこ連れてくんのよっ!」 「………」 ムードもへったくれもねー女だ、まったく。 「あのまんま授業に出れたのかよ?」 「っえ?」 「たった今までヤリまくってて、イッてきましたって顔で授業出れたのかって聞いてんだよ」 「なっ、なんつーあからさまな…」 「それに、もう今から戻っても授業なんか終わってんだろ」 「えっ!もうそんな時間なの!?」 「おめーが惰眠を貪ってる間に時間は確実に流れてんだよ」 「あたし…、そんなに寝てた?」 「寝てたってより…」 俺は牧野を抱き寄せながら言った。 「イッたまま戻ってこなかった…、だな」 「うっ……」 「もっとしようぜ」 「はっ?」 「まだまだ足りねーよ」 「あっ、あたしは体力が……」 「ドアがんがん叩く体力はあるじゃねーかよ」 「それはっ……、んっんんんん…」 ガタガタとうるせー口を塞ぐ。 ゆっくりと口内に侵入し、柔らかい舌に俺の舌を絡めていく。 互いの唾液が混ざり合い、ふと漏れる牧野の声が甘くなってきた。 「んふぅ…んぅ」 離れた唇と唇は銀糸で繋がっていた。 女の瞳に変わった牧野が俺を見つめる。 俺を欲する瞳だ。 失いかけた自信が、この瞳で戻ってくる。 コイツは俺に惚れている。 牧野を抱き上げ、ベッドへ運ぶ。 組み敷いた牧野を見下ろすと、艶めいた瞳が俺を見つめていた。 たまんねー!! かわいすぎるっ!! 俺はその柔らかい唇に貪りつき、制服のリボンを解いてブラウスのボタンを外していく。 牧野は俺の二の腕を掴みながら、俺のキスに応えていた。 はだけた胸に唇を押し付け、赤い所有の印をつける。 その胸元は、昨日、一昨日、その前につけた濃淡のある花びらが舞っている。 本当は首筋やもっと目立つところにつけたいが、牧野が「見えるところにつけたらもうしないから!」と強弁に言うから我慢している。 ブラウスを脱がし、背中のホックを外して下着も取った。 屋上での名残か、ふっくらとした丘のばら色の頂は、ツンと主張し、俺の愛撫を待っているかのようだ。 その頂にむしゃぶりつき、もう片方の乳房を荒々しく揉みしだいていく。 「あぅんっ、あっ…」 牧野が俺だけに聞かせる声を上げ始めた。 頂を吸い上げ、舌で転がし、軽く歯を当てると、牧野は体をよじらせながら声を上げる。 刺激を与えながら見上げると、眉を八の字にし、口を半開きにしながら感じている牧野の顔が見えた。 こんなにも悩ましい牧野の顔を俺が独占しているのかと思うと、ますます興奮してくる。 俺は胸を揉んでいた手をゆっくりとわき腹に這わせ、スカートのホックを外してファスナーを下ろしてスカートを剥ぎ取った。 そしてショーツに手をかけ、一気に引き下ろす。 薄い茂みを中指で円を描く様に撫で回すと、牧野が切なく言葉を漏らす。 「もっと…」 「もっと…何だ?」 「……下のほうを…」 「ん…?」 「はぁ…ン、下の…ほう…触って…」 奥手だった牧野。 でも、最近の牧野は貪欲になった。 少なくとも、こうやって肌を触れ合うときにはちゃんと俺を求めてくるようになった。 普段もこれくれーかわいくなってくれりゃーいいんだが…。 そんなことを思いながら、俺は茂みの奥を探っていく。 ぷっくりと膨らんだ蕾を捕らえ、中指の腹で転がすと、牧野の反応が激しくなってくる。 「ああっあン、ああっ!!イイッ!ああ…」 「どこがイイんだ?」 「ヤッ…んん…」 「ちゃんと言えよ…」 「あっああ、クッ、クリ…ト…リス……が…あああン」 蕾への刺激を人差し指と親指に代え、中指と薬指をたっぷりと潤った泉へ侵入させる。 さっき俺が放ったモンと牧野の液体が混ざったモンが俺の指に絡み、クチュクチュと水音を立てる。 腰をくねらせながら俺の指が与える刺激に反応する牧野がかわいくてたまんねー。 牧野の膣内がキュウキュウと俺の指を締め付けてきた。 クイッと中指を曲げてそこを刺激する。 「きゃあああっああン、ああああーーーーっ!!!」 牧野が達したのを確認すると、俺はローブを脱ぎ捨て、牧野の両膝の裏を持ち上げて足を開き、もう限界ちけー俺自身を牧野の泉にあてがって一気に貫いた。 「やぁぁぁぁぁーーーーー!!!!ああ…」 イッたばかりの牧野は、俺が入っただけで背中を反らして達していた。 二度目のエクスタシーを味わった牧野の中は、俺を締め付け、俺もそれだけでイキそうになるほどの快感を得る。 牧野の両足を俺の肩に乗せ、さらに奥へ向かうべく、俺は腰を動かす。 「うっ、あっあっああっあン、はぁン、ああっああ…」 俺の腰の動きに合わせるかのように牧野が喘ぐ。 「牧野…、いいか…」 「はぁうぅ…、ああン、ああイイっ、あっあっああ、いいのぉ~」 「俺も…うっ…ああ、いい…」 潤んだ瞳で俺を見る牧野が言う。 「ど…みょ…じ…、ああっン、はぁはぁン…、す…き…」 やべぇ…。 不意打ちだ。 「俺も…好きだ…、愛してる…牧野……」 限界だ。 俺はさらに激しく腰を打ち付ける。 グチュグチュという淫靡な音と、肌と肌が織り成す音が響き渡り、牧野が奏でる喘ぎ声が木霊する。 「やっああン、ああああっああ、ダメぇ~ああン、イッ…く……」 牧野が三度目のエクスタシーに達した。 「…っく……」 俺は牧野の中に精を放った。 はぁはぁと胸を上下させながら息をする牧野。 うっすらと汗を滲ませた牧野の額にそっとキスを落とした。 ![]() ![]() ![]() ![]() ![]() |