花沢類×牧野つくし
![]() つくしと司は結婚して半年が過ぎた。 新婚旅行から帰ってきてから1日も休みなく続く様々なレッスンやお稽古ごとにつくしは 嫌気がさしていた。 司も仕事に追われつくしと過ごす時間も殆んどない。 一緒に出かけるのは取引先や政治家のパーティーや挨拶回り。 気づくと司は仕事モード。 寝ずに司を待っていても仕事で疲れきった司はつくしとの会話もそこそこに寝てしまう。 甘い新婚生活を期待していたつくしには辛すぎる現実であった。 ――もう嫌だ!!こんな生活 つくしはメイド達が止めるのも聞かず家を飛び出した。 追ってくるSP達を何とか振り切り、タクシーに乗った。 家を出る前に類に連絡をとってあったため、類の指定するホテルへ急ぎ向かった。 エレベーターで最上階へ。ドアをノックすると類が顔を出した。 「牧野久しぶりだね待ってたよ、入りな」 つくしは無言のまま部屋に入った。 部屋に入ったつくしは部屋の真中で立ち尽くしていた。 「どうしたの座れば」 類に言われようやく椅子に腰掛けた。 「で、司とうまくいってないんだ」 黙って頷くつくし。 「俺にどうしてほしいの」 つくしは視線を膝に落としたまま顔をあげない。 「黙っていたらわからないじゃん」 つくしの膝の上にポツ、ポツと涙が落ち始めていることに気がついた類はつくしを抱きしめた。 「ごめん。わかってあげられなくて」 つくしは類の胸の中で黙って首を振る。 次の瞬間類はつくしの唇にキスを落とした。 「畜生司の奴、牧野をこんなに悲しませるなんて。俺はもう後悔したくないから・・・・」 再び唇が重ねられる。お互い蜜のように唾液を吸い続ける。 唇を合わせたままつくしを軽々と抱き上げベッドに運ぶと類はつくしの首筋にむしゃぶりついた。 類はつくしのブラウスのボタンを引きちぎらんばかりに外すとブラの上から胸を揉み始めた。 「花沢類待って」 つくしは軽く抵抗を試みたが唇は類によってふさがれ、体は押さえこむように類が覆い被さっている。 火照った体を静めることができず、つくしは眠れぬ夜を何度も過ごしてきた。 司が寝ている隣で、自分で自分を慰めることもあった。 つくしは司に対して罪悪感はあるものの類に抱かれることを望んでいる自分に気づいていた。 つくしの胸の頂きはブラの上からでもわかるほど硬くなっていた。 「やっぱり止めようよ」 心とは裏腹な言葉をつくしは口にしていた。 「それ本音じゃないよね」 そう言うと類はつくしのブラのホックを外し胸の頂きを口に含み舌で転がした。 「あっ・・・」 つくしの口から思わす声が漏れる。 「体は俺を求めてるよ」 左手で右の胸を揉み、左胸に舌を這わせ、右手は内股を探っている。 類の右手がつくしの秘部を下着の上からなぞり始めるとつくしの体はビックンと撥ねた。 下着の上からでもわかるほどそこは湿っており、明らかに類を求めていることがわかる。 つくしは裏切りという残酷で甘美な恐怖に包まれながらも、陶酔と解放へと身をゆだねていった。 類は下着の中に手を入れた。 蜜をたたえたそこは類の指がスルリと入り込める。 「はぁん・・うぅ〜ん」 つくしの息遣いは荒くなる。 類は指を出し入れしながら、左手で自分の服を脱ぎ始めた。 もどかしげに服を脱ぎ捨てると左手は再び胸を揉みしだく。 「ふぅん、はぁ〜」 久しぶりの快感につくしはすぐにいきそうになっていた。 「まだ駄目だよ」 そう言うと類はつくしのスカートを脱がせ、下着をおろしつくしの体を転がしてうつぶせにした。 両手でつくしの腰を持ち上げ、膝を折らせた。 つくしはお尻だけが突き出た格好になっていた。 類は両手でお尻の丸みを優しく撫でると、秘部に唇を寄せた。 「あっぁぁ」 蜜を味わうように秘部を舐め、更に指を滑り込ませる。 そして少し硬く隆起した肉芽を舌で攻撃する。 「あっ駄目、そこは・・・」 つくしの首が後ろに反り返る。 なおも類はそこを攻め続け、指を入れたまま指先だけを動かすとつくしの喘ぎ声は一段と大きくなった。 「い、いやぁ〜」 つくしの限界を悟った類はそそり立つ自分のものをつくしの秘部へとあてがった。 あっさりと類のものはつくしに飲み込まれる。 つくしの腰を両手で掴み刺し込むようにピストン運動を繰り返す。 つくしの内部は躍動しており壁は絡みつくように類を締め上げる。 子宮を突き上げるような類の動きにつくしの体は激しく反応する。 「あっいい、もっと、もっとぉ」 つくしの気持ちに答えようと類は一段と激しく腰を動かす。 「あぁ〜もう駄目・・・」 類も限界に近づきつつあった。 次の瞬間類はつくしから自分のものを引き抜き、つくしのお尻から背中にかけておもいのたけを放出した。 「うっ、あぁ〜」 類は思わず声をあげた。 つくしは折っていた膝を伸ばしうつぶせになったまま動けずにいた。類は自分のものとつくしの背中を優しくティッシュで拭き取るとつくしの横に座った。 うつぶせのまま動かないつくしを類は両脇に手を入れて引き上げ、胸に抱いた。 トロンとした目を類に向けるつくしに類はそっと口付けをした。 「牧野、俺の元に来い」 類の言葉が耳に入ったのか入らないのかわからぬままつくしは目を閉じ深い眠りについた。 ――牧野お前、何日も眠れぬ夜を過ごしてきたんだな 類は暫くつくしを胸に抱いていたがやがてつくしをベッドにおろしそっと毛布をかけてあげた。 優しくつくしの髪を撫でながら類は呟いた。 「これからが戦いだな」 司は珍しく早めに帰宅した。 「お帰りなさいませ」 大勢の使用人たちに出迎えられる。 司はあたりを見回しながらつくしの姿を探していた。 「つくしはどうした」 いつもどんなに遅い時間に帰ってきても玄関に出迎え「お帰りなさい」と言ってくれるはずのつくしがいない。 「若奥様はお出かけになっております」 メイドの1人がおどおどしながら司に言った。 「誰と、何処に出かけたんだ。俺が久しぶりに早く帰ってきてやったのに」 「申し訳ございません。行き先は聞いておりません」 「何だと!!斉藤、斉藤はいるのか」 「司様お呼びでしょうか」 「斉藤、つくしは何処へ行った。何故お前はここにいる。つくしの側を離れるなと言ってあっただろう」 「申し訳ございません。若奥様を追って行きましたが途中で撒かれてしまいまして」 「バカ野郎!!今すぐつくしを探し出せ」 つくし付きのSP達は慌てて外に飛び出して行った。 司は胸騒ぎがしていた。 イライラしながらつくしの帰りを待つ司の手には携帯が握られていた。 その携帯が急になり始めた。 「俺だ、何!!いい加減にしろ。さっさとつくしを探して連れて来い。見つけ出せなければお前は首だ」 ――つくし何処にいるんだ・・・・・電話ぐらいかけてこい 司はいたたまれなくなりバスローブを脱ぎ捨て、着替えてつくしを探しに行こうとしていた。 するとゆっくりとドアが開きつくしが入って来た。 「つくし帰ってきたのか。心配したんだぞ、何処に行っていたんだ」 つくしは黙ったまま俯いていた。 「出かけるのなら行き先ぐらい告げていけよ」 俯いたまま何もしゃべらないつくしを不審に思い、司はつくしに近づいていった。 つくしの首筋にそっと手を差し伸べるとつくしはビックとして後退りした。 「どうした、何かあったのか」 つくしは拳を握り締め肩がかすかに震えている。 「司、私と別れて」 つくしの口から思いもよらぬ言葉が吐き出された。 「な、何を言っているのかわかっているのか」 「わかってるよ」 「何故急にそんなことを言う」 「急じゃない、全然急じゃないよ。半年間も我慢したよ」 顔をあげたつくしの目に光るものを見つけた司は焦っていた。 「冷静になって話し合おうぜ」 司はつくしの肩を抱きながらベッドへ座らせた。 ――こんな時は仲直りのエッチが1番だぜ 司は俯くつくしを急に押し倒し首筋にキスをし始めた。 「嫌、止めて、止めてよ司」 つくしは激しく抵抗した。 しかし司は気づいてしまった。 つくしの首筋に残る赤い痣に。 「お前今まで誰と何をしていた」 司の声は一段と低く凄みをましていた。 つくしは口を噤んだまま首筋を押さえている。 「答えろ!!誰と何をしていた」 つくしのブラウスの襟元を掴み引っ張りあげる。 つくしは冷たい目線を司におくった。 「類だな、類なんだろう。お前の首筋に痣をつけたのは」 掴んでいた襟元を押すようにして離すとつくしはベッドに放り出された。 司の目つきは豹変した。 「お前がそんなに淫乱な女だとは思わなかったぜ。そんなに抱かれたいのなら俺が嫌と言うほど抱いてやる。さぁ服を脱げ」 つくしは司の目つきに寒気を感じた。 ――恐い・・・・ 「何をグズグズしているさっさと服を脱げ!!」 「嫌、私はもう司とは・・・・」 つくしの言葉の途中で司はつくしの上に覆い被さった。 「いや、止めて」 つくしの両腕を司は両腕で押さえ込み、首を振るつくしに無理やりキスをした。 口を閉じたまま開こうとしないつくしの口を無理やりこじ開け司は舌を入れてきた。 つくしは司の舌を何とか押し出し、司の唇を噛んだ。 「いってぇ・・・・てめー上等じゃねーか」 つくしにかまれた唇から流れ出る血を手で吹き払い、野獣のごとくつくしのブラウスを破り去った。 「類にされた以上の快感をお前に与えてやるよ。そして俺無しでは生きていけない体にしてやるぜ、覚悟しろよ」 ――もう駄目だ、こいつを止めることはできない。 ――私は司に壊される。 つくしは金縛りにでもあったかのように身動きができなくなっていた。 司はベッドサイドにある椅子の上から自分が脱ぎ散らかしたスーツの上にかけてあるネクタイを取りつくしの腕を後ろ手に縛った。 「いい眺めだぜ」 「司、お願い止めて」 「ヤダね。止めねぇ」 司はブラのホックを外すと少し力強く胸を揉みしだく。 胸の頂をつまんで指でこするとだんだんとそれは硬くなってきていた。 「この胸類にも揉まれたんだろう。類はどんな風に揉んだんだ。こうか、それともこういう感じか!!」 司は胸に舌を這わせ頂を責め続ける。 つくしは声をあげないよう顔を横に向け必死に耐えていた。 「声出せよ、感じてるんだろ」 スカートを脱がし硬く閉じているつくしの足を司は自分の膝を入れて開かせた。 下着の上からつくしの割れ目をなぞるとそこはどんどん湿ってくる。 司は下着の中に手を入れつくしの茂みを掻き分け指を滑り込ませた。 「フッ、嫌い嫌いも好きのうちだよな。本当は俺が欲しくて欲しくてたまらないくせに」 つくしは首を振ってみせた。 「嘘をつくな!何故ここがこんなに濡れているんだ」 クチュクチュとわざと音を立てるようにしながらつくしのそこを司は指で責め続けた。 「こんな淫らな音を類に聞かせたのか!」 「あぁぁ・・・・」 つくしはたまらず声をあげた。 「そうだ、それでいいもっと声を出せ」 はちきれんばかりに硬く尖った胸の頂を軽く噛み舌で転がす。 つくしは背中を仰け反らせた。 「類の指もこうして締めつけたんだな」 指を入れたまま指先だけを動かし、司は空いている手でつくしの顔を上に向けた。 「顔を見せろ、乱れた顔を。類にはみせたんだろ」 「うっ・・・あぁぁん・・」 「こんな姿を類にみせるなんて・・・・・類の奴ぶっ殺してやる!!」 司の愛撫は激しさを増し、荒々しくつくしを執拗に追い求め続けた。 つくしは司の激しい責めに耐え切れず涙を浮かべながら哀願した。 「お願い、もう許して」 「駄目だ許さねぇ」 司はそそり立つ自分のものをつくしへとあてがい中に入っていく。 「んぅぅっ!はぁ・・・あぁん」 つくしは何度も絶頂を迎えたが気を失うことを司は許さなかった。 司は何度も、何度もつくしを求め続けた。 「お前にこんなことをしていいのは俺だけなんだ!つくし、お前は俺のものだ類には絶対に渡さねぇ」 何度目かの絶頂をつくしが迎えた時、司は熱いものをつくしの中に吐き出した。 司は額の汗を拭い、乱れた呼吸を整えるとつくしの腕からネクタイを外した。 ぐったりと動かなくなったつくしを抱きしめながら司はつくしの耳元に語りかけた。 「ごめん。こんなことするつもりはなかったんだ。お前が悪いんだぞ、俺を怒らせるから。やっとお前を手に入れたんだ、 2度とこの手を離さねぇ。類には2度と会うなよ。つくしのこと大切にするから」 そう言うとつくしを思い切り抱きしめた。 つくしは薄れゆく意識の中でかすかに司の声を聞いた。 類は悩んでいた。 ――何故あの時、牧野を1人で帰してしまったんだろう ――どうして引き止めることができなかったんだろう。 ――あれから1ヶ月、牧野からの連絡は途絶えたままだ。 ――携帯にかけても繋がらない。 ――たぶん司にばれて監禁でもされているに違いない。 ――どうやって牧野を救い出せばいいんだ・・・・ つくしはあれからレッスンやお稽古ごとの数を減らされ、自分の時間を持てるようになっていた。 しかし、司を裏切った罪は重く、外に出ることは許されなかった。 常にSPに見張られて、電話も司の許可なくかけることができない。 かかって来る電話は全て盗聴されているし、携帯は取り上げられていた。 まるでつくしは籠の中の鳥状態であった。 そんな状況の中、司はつくしのために時間を作り、一緒に食事をしたり、会話を楽しんだり、 休暇を取って外に連れ出してくれたりもした。 司は全ての愛情をつくしに注ぎ込んでいた。 今日も司は比較的早く帰宅していた。 ワインをゆっくりと味わいながら、長い時間をかけて2人は食事をした。 寝室に戻ると司は先に風呂に入りベッドで横になっていた。 つくしは風呂から上がり、濡れた髪をターバーンのようにタオルでくるみバスローブのまま司の前に現れた。 つくしはあの日以来、色気を増していた。 司はつくしの白いうなじが妙になまめかしく感じていた。 ―こんなにもいとおしい女が側にいて俺は何故今まで気がつかなかったんだ。 ―仕事に追われてつくしをほったらかしにしてしまった。 つくしは髪を乾かそうと頭に巻いてあるタオルに手をかけると首筋に熱いものを感じて振り返った。 「司・・・・」 司はつくしの首筋にキスをしていた。 そして後ろからつくしを抱きしめた。 「悪かったな、お前の気持ちに気づいてやれねぇで」 つくしは黙ったまま首を振る。 「俺、釣った魚に餌をやらねぇ状態だったよな。ホントわりぃ」 司はつくしの頭からタオルをとると髪を拭き始めた。 ――私は司を裏切った。 ――けど、司はこんなにも優しい ――私の苦しみはいつになったら解き放たれるの つくしは重たい十字架を背負ってしまった。 司はつくしの髪を拭き終わると、タオルを椅子の背にかけてつくしの手をとった。 「つくし来い」 つくしは司に手をひかれながらベッドの前まで来た。 司はつくしを抱き上げてベッドへ降ろす。 電気を消すとそこは暗闇の世界。 司は優しくつくしを抱き寄せ唇を重ねた。 つくしの口の中に司の熱い吐息がどんどん広がっていく。 麻酔でも打たれたかのようにつくしの体は痺れていった。 バスローブの下につくしは何もつけていなかった。 司はあっさりとバスローブを脱がすとつくしの少し大きくなった弾力のある胸を いとおしむように愛撫し始めた。 胸の頂は言うまでもなくすぐに硬く尖っていった。 司はそれを弄ぶかのように細く長い指先で転がしては摘み、時々口に含んでみた。 「はぁ・・・」 つくしの口から言葉が漏れ、腰をくねらせる。 その言葉に司は欲情し、つくしの内股を撫でながら秘部へと手を伸ばした。 既にそこは司を受け入れる準備が整っていた。 割れ目をなぞりながら秘部へと指を滑らすとつくしの体は弓なりになった。 「ふっ・・・んぅぅん」 暗闇に目が慣れてきて、窓から差し込むかすかな月の光がつくしの体をぼんやりと浮き上がらせる。 白く透き通った肌が体を捩じらす度に上気して赤みをましてくる。 司は中指を秘部へ挿入し、親指で蕾をなぞるとつくしの喘ぎ声は一段と大きくなった。 「あっ・・・あぁぁん、そこはヤメテ」 つくしの感じる部分を把握している司は次々と色々な部分を責めたてる。 徐々にのぼりつめていくつくしは急に人の気配を感じて目を開けた。 キョロキョロとあたりを見回す。しかし司以外に誰もいるはずのない部屋。 ――今、確かに誰かに見られているような気が・・・ つくしの気がそれたことを察した司は手の動きを止めつくしに問い掛けた。 「どうした」 「なんでもない」 司はつくしの気持ちを引き戻そうと今まで以上につくしを責めたてた。 つくしは司の動きに感じながらも先ほど頭に浮かんだ視線を思い出していた。 ――あの瞳は確か花沢類 ――キラキラしたビー玉のような目 ――花沢類、ごめんなさい私・・・・ ――類に、類に会いたい 司はつくしの足を開いて秘部へと舌を這わせた。 舌を尖らせてそこを突付くとつくしはたまらず再び声をあげた。 「んっ!はぁ・・・うぅぅんっ」 つくしは頭の中から類を追い出し切れずにいた。ギュッと目を閉じてみる。 すると益々類の顔が鮮やかに浮かび上がる。とても切ない瞳がつくしを見詰めている。 ――ごめんなさい、ごめんなさい、花沢類。 ――そんな瞳で私をみ・な・い・で・・・・・ 司は自分のものをつくしへと挿入した。 「んぅぅぅっ・・・・・あっぁぁぁ・・」 激しく腰を動かす司の背中にしがみつきながらつくしは絶頂へとのぼりつめていく。 「あっもう、もう駄目〜いっちゃう」 「もう少し我慢しろ、俺もいくから」 激しく呼吸を乱しながら司は言った。 「うっ・・・・」 司はつくしの中で果てた。 つくしを優しく抱き寄せ髪に唇を寄せた。 「髪、いいにおいだな」 「リンスの香りでしょう」 「お前の香りだ」 司はつくしの耳元に頬を寄せて囁いた。 「つくし愛してるぜ。世界中の誰よりもお前だけを・・・」 つくしは黙って目を閉じた。自分の犯した罪の重さを噛みしめながら。 ![]() ![]() ![]() ![]() ![]() |