急用
花沢類×牧野つくし


パタン...

戸のしまる音の方を向いたら、花沢類がお盆に載ったアイスティを
持って来る所だった。

今日は、日曜日。
普通の高3は受験の追い込み最後の猛勉強をしているころで、エスカレーター
のブルジョワ学校に在籍中で唯一外部の国立大を受験するあたしも、今日一日
で追い込みをかけるべく、意気込んでいた所に急用があるとの花沢類からの電話。
普通なら断る所だけど、勉強も教えてくれると言う事だったので、勉強道具一式を
持って、花沢家にお邪魔している。

「急用ってなに?」

勉強が一区切りついたのを見て、隣に座っている花沢類に話かけた。
こっちを見てさっきから一言もしゃべらない。
花沢類に見つめられていると何だか恥ずかしくなり、下を向いた。
やだ あたしったら何を意識しているんだか..。
静かな部屋に、早くなった鼓動が響いている感じがして、益々居たたまれなく
なって立ち上がった。

「用がないならもう帰る」

そう言った所、腕を捕まれて思いっきり引き寄せられて、あたしは花沢類の上に乗った
形でベットに倒れこんでしまった。

「牧野 俺の気持ち知っているよね」

真剣な目で訴える。
いつもの優しくフワフワした暖かい目ではなくて、男の人の目...。
怖い 手を振り解いて立ち上がろうと力を込めるが、びくともしなかった。
花沢類の左手があたしの頭の後ろに回った瞬間 気が付いたらくちびるが重なって
いた。

深い 熱いキス..何とか逃げようと顔をそむけるが、必要に追ってくる。
口の中に花沢類の舌が入ってくる。
絡み合う舌と舌。体の芯が火照ってきて、熱くなるのを感じていた。

「あんたを抱きたい」

耳元でささやくようにそっとつぶやく。

「だ..抱きたいって..ちょ.ちょっと待ってよ」

慌てふためくあたしに、容赦のない声。

「もう 待てない」

と言うと、体を起こしあたしをベットに押し倒した。

「やさしくするから 怖がらないで、受け入れて」

そう呟くと、また深く熱いキッス..花沢類の形のいい唇があたしの首筋を伝っていく。
右手でブラウスのボタンを起用にはずしていき、ブラジャーの上から軽く揉み解す。
やさしく繊細に..あたしの胸元にキスを落としていく。
あたしは初めてうける感覚酔いしれていた。
とろけそうに熱くなる体 だんだん激しくなる類の愛撫。
気が付くと生まれたままの状態になっていた。
類が、あたしの固くなった乳首にそっと口に含む。
舌の上でやさしく転がされていく。

「あ..あっ」

自分でも気付かないうちに、もれていく声 敏感に反応していく体..。

「気持ちいい?もっと気持ちよくしてあげるよ。」

類の手があたしの下半身をやさしく愛撫する。
唇があたしの体をゆっくり降りてくる。
あたしの股を膝で開いて、一番敏感な部分に舌を入れてきた。手はあたしの太ももをゆっくり撫でる。

「や..やめて 汚い」

かすれ声で訴えてみる。

「本当にやめてほしい?」

指を茂みに入れるとわざといやらしくぴちゃぴちゃと音を立てた。

「ほら こんなに濡れている」

そう呟くと、着ていたブリーフを脱ぎ捨て、クリトリスを肉棒で軽くなでた。

「力抜いて、力入れていると痛いよ」

両手であたしの膝を抱え込んで、茂みの中の穴に肉棒を突き立てた。
ゆっくり入ろうとしているが、中々進まない。
類に唇を塞がれた瞬間いっきに貫かれた。

「うっ..ぐっ.痛い 痛い」

あたしは下半身を貫いていく痛みに思わず涙が出てきた。

「大丈夫?」

心配そうに覗く瞳
しばらくそのまま抱き合っていた。

「もう 大丈夫」

あたしがそう呟くと、あたしの頬にかるくキスをして、ゆっくりと抜き差しはじめた。
あたしが痛くないように、快感だけを感じるように動く類に、感情がだんだん高ぶって
くるのを感じた。
類の吐息が耳に掛かるほどにつながっている部分からは蜜が零れ落ちる。
あたしは、段々甘い世界に身を任せ体中に広がる快感に次第に身震いを覚えるベットのきしむ音が次第に限界が近づいてきた事を知らせる。

「あっ ああぁぁ...」

口から洩れる喘ぎを聞き、動きがさらに加速する。

「はぁぁ....いく いく」

荒い息遣い きしむベット 

「一緒にいこう」

その瞬間あたしの中に類の熱い物が、流れ出たのがわかった






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