可児収×菊池理花
![]() 可児くんは、キスが上手い。 何度も何度も角度を変えて口付けられると、頭の中が真っ白になり、体に力が入らなくなる。 必死で可児くんにしがみついて、なんとか立っていることが出来る感じだ。 息継ぎが出来なくて薄く唇を開けた私の口内に、可児くんの舌が入ってくる。 「あっ!・・・」 突然の感覚に驚いて、思わず声を上げてしまう。 可児くんの舌が、私の口内をさ迷う。 私はどうしたらいいのか分からなくて、可児くんに強く抱きつく。 永遠とも思える時間が流れる。。。。。 「上手くなったやん」 「何が?」 「キスが。最初は俺の動きに全然ついてこれへんかったのに」 そう、可児くんが嬉しそうに言う。 「もうっ!そんなこと、嬉しそうに言わんといて!」 恥ずかしくてそう言った私に、可児くんがケラケラ笑いながら抱きついてきた。 「別に恥ずかしがることとちゃうやろ。それだけ長く一緒にいたってことや」 それでも恥ずかしがる私の耳元に、可児くんが囁いた。 「もっと上手にしたるから。・・・・・俺が」 ![]() ![]() ![]() ![]() ![]() |