ルナ×ミルキィ
ジュエルペット


ある冬のとても寒い夜、ミルキィが就寝しようと布団に入って少し暖かくなってきた頃、他の誰かが布団の中に潜り込んできた。
普段の彼女ならば怖がるところだろうが、相手の感触,体温,息遣い,動き方などから一番身近なウサギが侵入者だと確信したので、その耳を軽く引っ張って自分の顔の前に相手の顔を引き寄せた。
ミルキィの予想通り相手は親友のルナで、

「イタタ…、ひどいんだナ。」

と引っ張られた耳を擦っていた。

「それでこんな夜に、どうしたんですぅ?」
「今夜は寒くて、ルナだけじゃ眠れないだナ。ミルキィと一緒に寝たいだナ。」
「わたしも寒いと思っていたところだから、一緒に寝るですぅ。」

こうして2匹は一緒に寝ることになった。
最初の内は仲良く身を寄せ合って寒さを凌いでいたが、暫くするとルナが親友としての一線を越えるくらいに、全身をミルキィに絡ませた。
脚が絡み合い,ルナの腕がミルキィの背中に回ると、長い付き合いながらも未だかつてないくらいに顔が近付いた。
照明は落としてあったのだが、彼女らの目はすっかり闇に慣れていたのか、可愛らしい相手の顔はしっかり確認できた。

(かわいいですぅ。)
(ステキだナ。)

普段何気なく見ている相方の顔もいつもと違って見え、唇も今までにないくらいに近付き、気分の方も親友としての一線を段々越えてきた。

「ルナはミルキィのこと大好きだけど、ミルキィはどうだナ?」
「もちろん、わたしだってルナのことが大好きですぅ。」

お互いに予想はできていた返事であったが、2匹とも嬉しそうに赤面して暫く見つめ合っていた。

「大好きな相手同士なら『ちゅー』するものだと聞いたことがあるだナ。だから『ちゅー』してもいいだナ?」

暫くしてルナが口を開いた。
ミルキィは少し驚いたが

「優しくしてねぇ?」

と返しながら目を瞑り、唇をいつでもキスを受けることができるようにした。

次の瞬間、ルナはミルキィの唇に優しくも深いキスをした。
唇が触れ合ってからもルナはよりキスを強め、ミルキィの方もこれに答えるようにキスを強めにした。
だがルナの方はこれでも満足せずに、口を徐々に開けてミルキィの唇を挟みながら、舌をゆっくり優しくミルキィの口の中に入れ始めた。
ミルキィが驚いて目を開けたが、既に目を開けていたルナが楽しそうにしているのを見て、入れられた相手の舌に自分の舌を絡ませることで答えた。
さらにルナがミルキィの身体を愛撫すると、ミルキィもそれに答えるかのようにルナの身体を愛撫した。
2匹はこのようなディープキスを結構長く続けたが、やがて襲ってきた眠気に逆らえずに切り上げて寝始めた。

その時外はルナが来る前よりも寒くなっていたが、相方のおかげで暖を得た彼女らは気持ちよく眠ることができた。






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