最愛の妹(ポルナレフ×シェリー)
第三部 スターダストクルセイダース


ディオとの死闘を終え故郷のフランスに戻り3ヶ月が過ぎた。
俺の名はポルナレフ。今は妹と二人で暮らしている。

そう、「三つの願い」で蘇らせた最愛の妹、シェリーと―――。
蘇らせた当時は俺の肉を食いちぎろうとして大変だったが、しばらく檻に入れ養っていると、心身共に生前のシェリーに戻っていった。

「お兄ちゃんッ、そろそろ寝ましょう」

「ん…――ああ、そうだね、…シェリー。」

俺が10年近く修行をつんだことも、承太郎たちに同行したことも、元はと言えばシェリーの「仇討ち」のためだった。
そのシェリーが今目の前で微笑んでいる――。
奇妙ではあった。しかし俺は今のシェリーとの生活にこの上ない幸せを感じている。
俺にとってはそれが全てなんだ。

俺たちは毎晩このベッドで枕を共にしている。俺の稼ぎだけでは狭いアパートで暮らすのがやっとなのだ。
ベッドに入り、ネグリジェの上からシェリーの小さな体を抱きしめる。

「愛してるよ、シェリー。」

もうどこにも消えてほしくない、そう思った。シェリーは俺の胸に顔をうずめたままか細い声で囁いた。

「じゃあ…私のお願い…聞いてくれる?」

「何だい?お前の頼みなら何だって聞いてやるよ、シェリー。」

(シェリー…こんな俺を信じて頼りきって、何て愛おしいんだ。
こいつのためなら、俺は何だってできるぜ。)

そう思い、俺はシェリーの顔をのぞきこんだ。

「ん?どうした?言ってごらん。」するとシェリーは思いきった様に顔をあげ、俺の目をまっすぐに見つめた。

「――キスしてッ…。」

「何だ、そんなことか。愛してるよ、シェリー」

俺はシェリーの頬に軽く口づけた。
しかし妹の顔は曇ったままだ。どうしたのだろう。

「んッ!」

次の瞬間シェリーの唇が俺の唇を塞いだ。――柔らかい。

「どど、どうしたんだい、シェリー?き、今日はいったい…」

慌てて体を離し、できるだけ平静を装い笑顔を作る。
シェリーの方は、今にも泣き出しそうな顔だ。

「私ッ…お兄ちゃんが好きなのッ…!兄妹でこんな…って、何回も、何回も考えたけどッ…
やっぱり好きなの…!」

シェリーが、ネグリジェを脱ぎ出した。

「おおお、おい、ちょ、ちょっと待て、ふ服を着…」
「お兄ちゃん私のこと…嫌い?」

シェリーの睫に涙が光る。

「そ、そんなはずないだろ?いつだって愛してるさ、だから服を…」

慌てて話せば話すほど、シェリーの頬をポロポロと涙が伝った。

「な…泣くんじゃあないよ、俺だって愛してるさ…」

シェリーがチラリとこちらを見る。

「じゃあ…お願い…聞いて…」

俺の上にかぶさる形で、シェリーはジリジリと間をつめてくる。人指し指を俺のタンクトップの肩の部分に入れ、スーッとなぞる…。

「わ…わかった…よ。」

俺は今、どうしてもシェリーを泣かせたくなかった。
こいつが望むのなら、何だって…。

一糸纏わぬシェリーはまるで天使だ。白い肌、桃色の……乳首。誰が「土人形」だとわかるだろう。
シェリーはぷくっとした唇で俺の唇をくわえ、そのまま首筋に舌を這わす。
何度も押し倒したい衝動に駆られたが、目を閉じて歯を食い縛り、耐えた。
舌はタンクトップの上から、俺の乳首をとらえはじめた。

「くぅっ…シェ…シェリー」

思わず声が漏れる。シェリーの吐息が布にジュンと染み、温かくなる…。

「お兄ちゃん…気持ちよく、してあげる…。お兄ちゃんはじっとしてていいからね…」

舌で、指で、丹念に俺の乳首に奉仕するシェリー。
覆い被さる形になっているので、シェリーの恥部は俺の股間に押しつけられた状態だ。

その状態で5分過ぎ10分が過ぎようとしていた。

(どうせシェリーはシェリーではなく土なのだから…)

俺は次第に自分の都合の良い様に解釈しはじめ、気がつくとシェリーを押し倒していた。

「お兄ちゃん…?」

「シェリー…優しくしてやるから、お兄ちゃんに任せるんだぜ。」

そう言うと俺は熱くなった性器をシェリーの恥部に近づけた。

グッ…グ・グ・グ…ッ

「ふあっ、ん、んあ、痛ッ…お、お兄ちゃ…」

ズッ・ズッ・グ・グッ・グッグッ、グ…

「あはっ、ゃ、あ、あ、あ、ああ…ン!!」

入った――。もう後戻りはない。こうなればとことん気持ち良くさせてやるしかない。

「シェリー…入ったよ…」

「いっ、あぁ、お兄ちゃあん…ッ…動かさないでぇ…」膣の壁がピクピク震えている。

「大丈夫…すぐに気持ち良くなるからね…」俺はゆっくりと出し入れし始めた。

グッ・グッ・グッ…

俺は早くも昇りつめそうになっていた。ここ数ヶ月、俺の生活はシェリーが中心だったのだ。彼女など作る余裕もなかった。
またシェリーとの生活中、自慰をする隙すらほとんどなかった。
今にも射精してしまいそうになり、俺は一度動きを止めた。

「はァ…はァ…お兄ちゃん…ッ。こんな…いいのかなぁ…」

自分から誘っておいて、まだ不安らしい。シェリーは涙目だ。

罪の意識から逃れたいのだろう。そう思い俺はシェリーの髪を撫で、優しく口づけた。

「大丈夫さ。俺がついてるだろ…?」

説得にもならない説得だが、俺には他の言葉が思いつかなかった。
第一俺だって罪の意識を感じている。しかしシェリーは俺の言葉に慰められた様だった。

「…だよねッ!お兄ちゃん、大好きッ」

シェリーが俺の背中に腕を回し、抱きついてきた。
瞬間、出るかと思った…。

妹の首に、耳に、まぶたに、優しくキスをすると、俺は再び腰を動かし始めた。

ズン・ズン・ズッ…

「あッ、ハァ、お、お兄ちゃんッ…!」

もうそろそろか、そう思い、俺は腰の動きを速めた。

ズン・ズン・ズリュッ・パン・パン・パン・パン…!!

「やァァッ!あん、あッ、お兄ちゃんッ…幸せだよォ…!」

そうか、それは良かった。そんなことを思いながら俺は果て、
シェリーの腹に黄色がかった精液をドクドクとかけた。

シェリーが何かうっとりしゃべっている。何か感想でも言っているのか。
しかしそれがあまりに聞き慣れた声だったので俺は適当に相槌を打ち、小さな肩に顔をうずめた。

しばらく余韻にひたり顔をあげると、俺はシェリーの腹に黄ばんだドロドロの精液がかかっていることに気付いた。

「ゲッ、汚ェ!!わ、悪かった、シェリー!!ちょっと待っててくれなッ!」

俺はティッシュを取りに立った。

罪悪感を少しでも和らげようと、俺はティッシュの代わりにタオルと洗面器に張った湯を持ってベッドに戻った。

「シェリー、ごめんなッ!じっとしてるんだよ」

シェリーは俺の大げさな様子にコロコロと笑っている。

「ねェお兄ちゃん、ベッド壊れてないかしら?すごくギシギシいってたわ」

腹を拭っている途中、そんな他愛もないことを心配そうに話すシェリーが「今ここに」いることが、
俺はとても幸せで、最愛の妹をもう一度強く抱きしめた。






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