明智健悟×七瀬美雪
![]() 一と合宿場所が違い心細い美雪は、眠れない夜を過ごしていた。 唯でさえ殺人者と一緒かもしれないのに一が居ない。 そして何と言っても、さっきからトイレに行くのを我慢していた。 ベットの中で、ずっとモゾモゾしていた。 「よし!」 美雪は声を上げ、意を決した。 トイレに行って、用を足したらきっと眠くなる。 殺人者と出くわす可能性は否めないが、幸いトイレは寝室の近くにある。 そう信じて、美雪は部屋の外に出た。 無事用を足し、手を洗っていると、目の前の鏡に人影が映った。 「だ、誰っっ!?」 美雪は、恐る恐る振り向いた。 「誰……とは酷いですね。」 そこには、明智が立っていた。 美雪は安堵の表情を浮かべた。 「明智さんも、寝れないんですか?」 「えぇ、もしかしたらここにあの高遠が居るかもしれませんし。」 「そうですよね……しかも殺人まで起こって、わたし、ほんとに……」 震えながら俯く美雪を、明智はじっと見つめていた。 「一ちゃん……」 美雪が、微かな声で呟いた。 その時。 不意に明智が美雪を抱きしめた。 「あ、明智さんっっ!!」 今まで男の温もりを知らなかった美雪は、その温かさに驚いた。 「何やってるんですか、ちょっと……」 美雪は、必死に抵抗した。 しかし、男の明智に敵うはずもなかった。 そのまま、床へと押し倒された。 「明智さ……」 言葉を終える前に、口を塞がられた。 明智の舌が、美雪の口の中に入り込む。 生まれて2回目のキスに、美雪は戸惑った。 「止めて下さいっっ!!」 美雪は、やっとの事で大声を出した。 「……大声なんて出していいんですか?」 「え?」 「今、この状況で見つかったら……男女がこんな夜中、2人で居るのを見られたら、疑われてしまいます。 もちろん、金田一君の耳にも入ってしまいます。」 「はじめ……ちゃん。」 「黙っていれば、誰にも知られません。 こんな事をしたって……」 そう言うと、明智は美雪のTシャツを脱がせた。 Tシャツを脱がすと、今まで詰め込まれていた美雪の豊満な胸が弾けた。 明智はその胸に優しくキスをした。 「あっ……」 美雪の口から、思わず息が漏れた。 明智の舌は、そのまま顔に向かって這って行った。 暖かい感触が、美雪の首筋をくすぐる。 「んぅ……はぁっ……あぁ……」 美雪は、声を出すまいと必死に耐えた。 明智の舌が美雪の口に達し、口内に侵入しようとする。 しかし、美雪の口はそれを拒んだ。 目を瞑って、思いっ切り力を入れていた。 そこで明智は、美雪の右胸を優しく撫でた。 それは慣れた手つきで、とても心地良いものだった。 美雪の口は、つい緩んでしまった。 明智の舌が、美雪の口内を舐め回す。 美雪は何をしていいのか分からず、舌を引っ込めた。 速く終わって……と願うだけだった。 明智の舌が、美雪の舌に絡まる。 明智の手は、相変わらず右胸を撫で続けている。 美雪はぼうっとしてしまい、いつの間にか自分も舌を明智のものと絡めていることに気付いた。 辺りに響くピチャピチャという音を聞くと、何故だかいやらしい感じがした。 一とのキスとは、全然違った。 と、その時、不意に美雪の脳裏に一の顔が浮かんだ。 美雪は、明智から顔を逸らした。 「……だ、だめですよ、やっぱり。」 美雪は微かな声で言った。 「こんな夜中に……そんな……えと、キス……とか。」 美雪にとっての“いけない事”は、キスが限界だった。 胸を触られたことを何て言うのかも分からず、もちろんこれ以上の事も良く知らなかった。 しかしそんな美雪の囁き声は、明智に取っては下半身を熱くさせられるだけだった。 「……じゃあ、キスは止めましょうか。」 その言葉に、美雪の顔に安堵の表情が浮かんだ。 明智は美雪の後ろに手を回すと、ホックを外した。 明智の少し甘い香りが、美雪の鼻に確認された。 一瞬、美雪は何が起こったか分からなかった。 無理矢理キスをされて、拒否して、何事もなかった様に部屋に戻る筈だった。 もちろん、美雪以外の誰が見てもこのまま終わる筈がい。 ブラジャーを下ろされたことに気づいた美雪は、必死に胸を隠した。 「あ、明智さん……返して下さいよ……」 美雪の声は震えている。 「返して欲しいんですか?」 美雪は無言で、首を激しく上下に振った。 「じゃあ……そうですね。まずズボンを脱いで下さい。」 「……え?」 「これを返して欲しいんですよね。」 そう言うと、明智はブラジャーを美雪の目の前でヒラヒラさせた。 誰かに助けを求めることも出来ない。 美雪は恐る恐るズボンを脱いだ。 恥ずかしさで、顔が熱くなるのが分かった。 明智はそんな美雪に近づいて、パンツの上に指を滑らせる。 「ひゃんっっ」 思わず出てしまった自分自身の声は、今まで聞いたことのないいやらしい声だった。 そしてその声は、明智をもっと欲情させた。 明智は指を動かし続ける。 「はぁ、はっ…あぁっ…」 誰かが起きてしまわないよう、美雪は必死で耐えた。 段々乱れていく美雪は、もう明智のくちづけを拒まなかった。 声を出したい気持ちをごまかす様に、たどたどしいながらも舌を絡める。 気を良くした明智は、空いている方の手で美雪の胸を弄んだ。 恥ずかしさと、くすぐったさと、感じたことのない気持ちよさで、美雪はパニックになった。 明智は、くちづけをする場所を美雪の唇から胸へと変更した。 優しく舐め、時には噛んで、吸い付けたりもする。 「んは、ん…んぅっ…はぁ、はぁっ…あ、はっ…んはぁっ…」 先程から股間を撫でている明智の指が、美雪のパンツの水っぽさを感じた。 何故だか分からないが美雪の拒絶の気持ちは段々と薄らいでいた。 明智は慣れた手付きで美雪のパンツを下ろした。 美雪の秘所から甘い香りがする。 そこからは、香りと共に蜜も溢れている。 明智は体勢を変え、美雪を後ろから抱きしめる様な格好になった。 美雪はもう抵抗出来なくなっていた。 明智の指が、美雪の秘所の入り口を撫でる。 「……あっ……」 美雪の身体が、ビクンと震えた。 それでも明智はそこへ指を侵入させ、ゆっくりと動かし始める。 「んは、ん…んぅっ…はぁ、はぁっ…あ、はっ…んはぁっ…」 美雪は必死に声を出すまいとするが、初めての快感に理性を失いかけていた。 明智のもう片方の手は、美雪の胸への愛撫を再開した。 先ほどよりも強く、でも優しい手付きだ。 乳首を転がす度、美雪の身体は反応した。 そんな美雪が愛しく思えて、明智は時折熱い口付けをした。 何度も繰り返す内に、美雪はいやらしいキスをするようになった。 まるで舌と舌とが抱き締めあっている様な、長いキスを続けた。 美雪の蜜は、どんどん流れ出す。 明智はそれを掬うと、美雪の目の前に差し出した。 「嫌がってた割には、身体は悦んでいるみたいですよ?」 「あぁん、はぁ、そんな、んんっ、そんな……」 “はじめ”という存在が、唯一美雪の理性を支えている。 否定する美雪に、明智は少しムキになった。 美雪の秘所を掻き回していた指を抜き、美雪をゆっくりと床に寝かせた。 美雪は、ひんやりとした床の冷たさを感じた。 そして明智は美雪の足を広げた。 「ひゃっ……」 美雪の秘所が露わになる。 そこからは、甘い香りと蜜が溢れ出している。 明智はそこに顔を埋め、舌で転がし始めた。 「ああっ、あんっ、あああっ、あん」 美雪の声は段々と大きくなっていく。 明智は美雪の匂いを楽しみながら、蜜を舐め続ける。 「ひあ…や、やだ、あっ、あんっ、だめ、です・……あんっっ」 だめ、と言いながらも、正直美雪は段々と気持ちよくなっていた。 陰核近くをくすぐられたときなど、本気で声を出してしまいそうになった。 美雪の声が段々大きくなっていくことに気づき、明智は膣の中を舐めるのを止めた。 「……え?」 美雪は思わず声をあげてしまった。 明智にとっては、嬉しい誤算だ。 嫌がる美雪を犯そうとしていたはずだか、いつの間にか美雪は明智を求めていた。 自分でも意外な一言を出してしまい、困っている美雪の耳元で明智は囁いた。 「わたしの部屋に行きましょう。」 そう言って明智は美雪をお姫様抱っこした。 「ひゃっ……」 美雪は明智にとって少し重かったが、この後のことを考えれば軽い運動だった。 明智は自分の部屋に入り、優しく美雪をベットの上に寝かした。 美雪は知らなかったのだが、教師の部屋は1人1つずつになっている様だ。 部屋の鍵をかけ、服を脱ぎ始める明智を美雪はただ見つめていた。 正直、もう抵抗する気がなかった。 美雪自身は自覚していないが、いつの間にか明智とひとつになることを求めていた。 ただ、そんなことは決して認められなかった。 初めての相手は、もちろん好きな人……はじめとすると思い込んでいた。 朦朧としながらもそんなことを考えていると、明智が自分のトランクスを下げ終えた。 そこには、美雪が始めて見るものがそそり立っている。 心拍数がどんどんと上がっていくのを、美雪は確認した。 明智が美雪の上に覆いかぶさる。 そして、その棍棒で美雪の秘所の入り口をくすぐり始めた。 「ふぁっ……ぁあ……んぁ……」 時折、指も手伝った。 明智のものや指を感じる度、美雪は身体をいやらしくくねらせた。 しかしそのまま数分が過ぎても、一向に明智のものが美雪の秘所に侵入しようとしない。 もう少し、という所で引き返す…… そんな連続だった。 美雪の秘所は、すでに蜜で溢れている。 そして、美雪はもどかしさを感じていた。 「あぁん、あ、明智……さん……はぁっ」 美雪の声で、明智は動きを止めた。 「……何ですか?」 《挿れて》と言おうとしたが、気が咎める。 しかし、美雪はもう始めての事での興奮とくすぐったさでパニックになっている。 明智のものを、欲しいと思った。 そんな美雪に気づいたのか、明智が聞いた。 「挿れて欲しいんですか?」 そうやって明智に耳元で囁かれるだけで、美雪は感じてしまう。 美雪は顔を赤らめながら、僅かに縦に頷いた。 明智は、笑顔を浮かべる。 「わたしの勝ちですね、金田一君……」 そう言うと、今まで入り口を彷徨わせていた棍棒を一気に美雪の花弁の中に突き刺した。 ![]() ![]() ![]() ![]() ![]() |