番外編
![]() 奇妙な妹「ねぇ、ポルのおぢちゃん」 ポルターガイスト「なんだよ。ちくしょう。鬼形に更なる恐怖をお見舞いしよ うとしたのに失敗しやがって」 奇妙な妹「そんなこと言ったって、一介の小学二年生に人を怖がらせられるわ けないじゃん。これ絶対人選ミスだよね〜」 ポルターガイスト「黙れ、このパイパン小娘が。くみ取り便所に引きずり込むぞ!」 奇妙な妹「くみ取りって何?あたい、平成生まれだからわかんないよ」 ポルターガイスト「あ〜邪魔だ、どけ。俺は今、恐怖新聞のチラシ入れに忙し いんだ。ほら、そこ踏むなっ!」 奇妙な妹「わぁ、すごい。恐怖新聞て鬼形の兄ちゃんだけに配ってるんじゃな いんだね。こんなにたくさんあるぅ」 ポルターガイスト「こらこら、触るんじゃねぇ。企業秘密だ。あっち行ってな。 この恐怖新聞社特製タロットカード貸してやるから、いい子にしてなさい」 奇妙な妹「やだやだやだ。礼子、ポルのおぢちゃんと遊びたぁい!にらめっこ しようよ〜」 一方、鬼形の家、午前0時―― パタパタパタ!人の駆ける音がした。 鬼形礼「きたっ!恐怖新聞だ」 奇妙な妹「ちんぶーん!」 鬼形礼「あっ、鬼形礼子!」 恐怖新聞を配達しに来たのは奇妙な妹こと鬼形礼子だった。 奇妙な妹「あたい、今ポルのおぢゃんのとこに世話になってるの。暫く新聞を 配達しにくるからよろしくね」 パタパタパタ――奇妙な妹は走り去っていった。 鬼形礼「( ゚Д゚)ポカーン」 ![]() ![]() ![]() ![]() ![]() |