噛みつけ
進藤一生×香坂たまき


「あっ… んんっ… あっ!」

進藤の節くれ立った大きな手が、香坂の白く滑らかな腿を撫で上げ、僅かに緩んだ隙間に
長い指を滑り込ませると、秘所の表面を軽くなぞる。

「あぁんっ!」

びくりと身体を震わせると香坂の濡れた唇から、一際甘く高い声が上がった。
羞恥と快楽で桜色に染まった頬は更に赤みを増し、香坂は自分の指に噛みつく事によって
声を押し殺そうとした。

「馬鹿だな…」

低く甘い声で囁かれ噛んだ指を外すと、香坂の熟れた唇に進藤は噛みつくようにキスをし
口内を存分に犯し貪った。

「…ばかって、言わないでよ…」

こんな時に、何て可愛気がないんだろう… そう香坂は後悔し軽く目を伏せる。
しかし進藤にしてみれば、そんな意地っ張りな香坂が可愛くて仕方が無く、目を細めると
香坂の手を取り自分の背に導いてやった。

「お前の大事な手だろう?
 そんなに噛みたいんだったら、俺の肩でも噛んでろ」
「なっ!」

何てこと言うのよ! そう続けようとした香坂の叫びは、秘所を弄る進藤の器用な指によって
飲み込まされた。
そして声が漏れない様、香坂は慌てて目の前の逞しい男の肩に唇を押し当てた。
進藤の指は適確に香坂の良い所を探り当て、翻弄し追い詰めていく。

「ふっ…! うぅんっ……! んんっ…!」

噛みつく事無く必死に唇を押し当て声を我慢する香坂に、進藤は少し意地の悪い思いに駆られ
蕩けきった秘所に怒張を宛がうと一気に貫いた。

「ぅんんんんっ!!」

灼き切れてしまいそうな快感を、進藤にしがみ付いて遣り過ごした香坂だったが、
直に始まった激しい動きに、嬌声が止められない。

「やっ… も、っと… ゆっくりっ… こえ… でちゃっ…!」

いくら鍵を掛けているとは言え、流石に声が聞こえれば何をしているのかバレてしまう。

「噛みつけって言ってるだろう」

バカっ! と声にならない声で翻弄する男に怒鳴りつけると、香坂はその逞しい肩に噛みつき、
沸き上がる嬌声を堰き止めた。






SS一覧に戻る
メインページに戻る

各作品の著作権は執筆者に属します。
エロパロ&文章創作板まとめモバイル
花よりエロパロ