進藤一生×香坂たまき
![]() 心臓が、まるで別の生き物のように勝手に動き出す。 緊張で、息をすることも忘れてしまうほど・・・ ねぇ、からかっているんでしょう? そう問いかけるべく、彼の瞳を覗き込む。 進藤先生はただ黙って、真剣に私を見つめていた。 切なさで胸が苦しくなり、思わず彼の視線から目を逸らしてしまう。 お前が欲しい いきなり言われ、頭は混乱している 出会った頃はよく知らず、無愛想な彼は一番苦手な人だった けれど、彼という人物を知ってからは 好きになるまで、そう時間はかからなかった。 私にとって進藤先生は・・・ 多分、仕事よりも好きな人 だから・・・答えは決まっている 「進藤先生・・・」 先ほどと変わらず、真っ直ぐと射抜くように絡みつく熱い視線に 言葉が上手く続けられなくなっていると 「香坂」 進藤にぐっと引き寄せられ、その胸に抱きしめられていた。 「いいか?」 耳元で囁かれ、恥ずかしさから声に出すことができず、代わりに小さく頷いた。 それを合図に進藤が私の唇を彼の唇で塞ぐ。 そっと唇が離れたかと思うとまた近づいてくる、繰り返される甘い口付け。 キスが、こんなにも切ないものだったなんて・・・ 何故だか分からないけれど、涙が出そうになった。 やがて啄ばむようなキスは情熱的なものへと変わっていき 進藤の舌が私の中に入ってくる。 「んんっ・・・ふ・・」 絡み合う舌。 興奮と快感が入り混じった感情がこみ上がり その行為は私の理性を失わせる。 閉じていた瞳をそっとあけ、進藤の顔を盗み見るとすぐに目があった。 進藤はずっとこっちを見ていたのだ。 それを知って恥ずかしくなり引き離そうとしたが、進藤はそれを許されず さらに激しく舌を吸うと手は胸を、撫でるように触りだす。 「んんっっ!!」 服の上からでも、感じてしまう。 ようやく進藤の唇から解放された口からは、自分でも信じられない声が漏れていた。 進藤は大きな手のひらで胸を弄びながら、私の首筋を舐めた。 丁寧に舐めながらも、進藤先生は私の服をゆっくりと脱がしていく。 服を下ろしてブラジャーが見えてくると、進藤はその上に唇を落とし 胸を持ち上げるように揉み、片方には舌が這う。 「や、・・・あっ・・・ん・・・!」 ブラジャーを下げられ、胸がこぼれる。 慌てて胸を覆うように手で隠そうとしたが、すかさず進藤が私の両腕を掴んだ。 「恥ずかしいん・・・だけど・・・」 恥ずかしさで今にも泣きそうな私に、進藤が意地悪そうに笑った。 「ダメだ」 抵抗もむなしく進藤は私の手を掴んだまま、私の胸の頂点を吸った。 その行為にビクンと、体が揺れる。 「ああっ・・あっ・・はぁん・・っ!!」 進藤は一つ一つ、反応を確かめるように、吸ったり、噛み付いたりと その行為は次第にエスカレートしていき、私は虚ろな瞳で進藤を見つめていた。 いつのまにか、私の下半身が疼きだしている。 それを知ってか、進藤は白々しくも聞いてくる いつもとなんら変わらない口調で 「どうした?」 「な、なんでもな・・・」 私は慌てて足を閉じようとしたが、進藤は私の手を片方解放すると、 すかさずスカートの中に手を差し込んできた。 私のソコを、そっと撫でる。 「ひぁあっ!!!」 余りの刺激に、私は後ろに仰け反ってしまう。 進藤の手は、そのまま自由にスカートの中を動きだす。 クレバスをなぞったり、時には腫れた蕾をいじくりまわす。 布越しに感じられる進藤の手が余りにも厭らしくて 興奮の渦に溺れていった。 「ああ・・ん・・・あぁ・・はぁん・・あっ・・・」 グチュグチュといやらしい音が聞こえてくる。 「凄いな」 進藤が耳元に唇を押し当てて囁いた。 手は相変わらず激しく動いたままだ。 「―っ!や、そんなこと言わないで・・あっ・!」 進藤はふっとわらうと、再び私の胸にしゃぶりついた。 「ああっ・・!!」 唇では胸の蕾を甘噛みされ、下は少し乱暴に弄り回す。 ありとあらゆるところからの刺激に、体はもう限界が近づいていた。 「あっ・・ああんっ・・やぁ・・進藤、先生!!」 私は夢中で進藤にしがみつく。 やがて進藤の手が、下着の中にまで滑り込んできた。 進藤の指が直接私のソコに触れ 私の頭は真っ白になった。 進藤はそのまま指先で転がすように、蕾を弄んでいる。 「ああっ、あ・・あっ!!ああんっ・・・あっ・・」 唇はだらしなく開き、自分の声とは思いたくないほど 甘く、高い声が漏れていた。 「あんっ・・ふぅっ・・!」 進藤が私の唇を、自分の唇で上から塞ぎこむ。 最初に交わしたキスよりも、もっと情熱的で激しいキス。 うっすらと目を開けると、冷静だった進藤の表情もいつの間にか 赤く火照り、彼の体も少し汗ばんできているようだった。 キスを交わしながら、器用に進藤が自分の服を脱ぎ始めた。 上半身を全て脱ぐと、ズボンのチャックを下ろし 今度は私のスカートを腰まで捲くり上げると、下着を下ろした。 それから私の体をベットにそっと倒すと、反り返った自分のソレを私のソコに あてがう。 進藤がゆっくりと、中に入ってくる感覚。 「っ!あ、あぁっ!・・んっ・・!」 進藤が私の唇にキスをして、頭を優しく撫でた。 すると根元まで一気に私の中に入ってくる。 「ああっ!!!」 進藤がぎゅっと私の体を抱きしめ 目に浮かんだ涙を掬うように唇で舐めとると、進藤が真剣な瞳で言った。 「香坂。お前が、好きだ」 胸が熱くなって、再び涙が浮かんでくる。 そしてそれを証明するかのように、ゆっくりと進藤が動きだす。 「んっ・・んっ・・」 定期的なリズムで進藤の腰が動く。 だんだんと腰の動きを早めてくると、私の胸を強く両腕で揉みだした。 私のソコは再び激しく濡れ出していて、進藤が動くたびに卑猥な音を 立てていた。 擦れるような、淫靡な音。 進藤はぐっと私の片足を上に上げると、激しく腰を深く動かし始めた。 「あっ!やあっ・・!!」 さっきよりも深く、奥を突いてくる。 意識はもう、どこかに飛ぶ寸前まで来ていた。 「あんっ・・・んぅ・・あっ・・」 「・・はっ・・・」 進藤の呼吸も荒い。 何かを堪えているような進藤の表情が、私の体で感じていることを肯定している。 扇情的な進藤のその顔に、さらに気持ちは高まっていく。 「あっんっ・・ああっ・・・進藤・・せんせい・!!」 進藤の動きが強く激しくなった。 「っ・・」 「あっ・・あっ・・やあっ!も・・っ・・あああっーー!!」 ドクンッ―。 快感が私の脳を支配して、目の前が真っ白になった。 「―っ!!!」 進藤は素早くソレを引き抜くと、熱いモノを解放させた。 しゅるっと、白い液が私にかかる。 偶然唇に付いたそれをぺろっと舐めとると、口に苦い味が広がった。 進藤先生の、味。 その行為を見ていた進藤は、少し赤くなって私を抱きしめる。 私は、恥ずかしさをごまかすように、彼の耳元でそっと呟いた。 「次は名前で呼んでよね」 「お前もな、たまき」 進藤は、ふっと笑うと 今日何度目かとなる、私の唇を奪ったのだった。 ![]() ![]() ![]() ![]() ![]() |