後悔しない
進藤一生×香坂たまき


いつの間に
彼女に対してこんな気持ちを抱くようになっていたのだろう―?
進藤はたまきの腕を掴むと、彼女の足を止めた。

「リスト・・・まだ、夜景が残ってたな」

「進藤先生?」

戸惑うたまきの手を取って、進藤は車と反対の方向へと引っ張っていく。
やがて大きなホテルに辿りつくと、進藤はたまきを連れて中に入り
一直線に受付に向かった。

「お客様、本日はいかがなさいますか」

「夜景が見渡せる部屋を頼む」

「ちょっ、ちょっと・・・・・」

戸惑うたまきの呼びかけは完全に無視されてしまう。
まるで逃げるのを許さないというように、手はしっかりと握られたままで。

もう片方の手でサインをし
フロントの男性からカードキーを受け取ると
進藤はたまきを連れてエレベータに向かった。
お互い無言のまま最上階の角部屋までたどり着くと
進藤はたまきを強引に中に入れた。

「どうしたの?急に・・・」

明かりは着けず暗い部屋のまま
たまきの背中を押して窓辺に連れて行く。
するとたまきの瞳に、美しい色を乗せた夜の街並みが飛び込んできた。

「きれい」

ホテルの最上階から見る夜景は
まるで幾万もの宝石が散らばっているようで、
とても幻想的で

たまきの手がガラスに触れた。

「本当に綺麗ね・・・」

たまきの瞳に映る宝石達が、涙で滲んで揺らめいた。
今まで黙っていた進藤がたまきの体を覆うようにして
ガラスに手をついた。
ガラス越しに、熱を帯びた進藤の鋭い視線が
真っ直ぐにたまきの瞳を捕らえる。

「気休めの約束など、交わすことはできない。
 明日を保証してやることも、今の俺にはできない。」

「・・・」

「それでも今、俺はお前が欲しい」

「・・・ばか正直なのよ」

たまきはそう言って苦笑した。

嘘でも何でも、今は甘い言葉を囁いてしまえばいいのに。
たまきは振り返ると、進藤の瞳を直接見つめ返した。
たまきはそっと進藤の首に両手を絡めた。
進藤の体が、ピクリと反応した。

「・・・後悔しないか」

「お互い様でしょう?」

進藤は微笑むと、たまきの頬に手を添えた。

その手に引き寄せられるかのように
唇を重ねながらたまきが言った。

「抱いて」

窓辺に立ったまま
何度も、何度も、角度を変えて繰り返すキス。
やがて進藤の舌がたまきの舌に触れると
たまきの体がビクンと反応した。

「は・・!ふっ・・う・」


進藤の手が、たまきの胸に触れた。
円を描くように指先で感触を味わうと
たまきの息が荒くなっていく。

「あっ・・・あっ・・・」

進藤はたまきのブラウスを上に捲り上げると
器用にブラジャーを外した。
直接肌に触れた進藤の大きな手が
痛いくらいにたまきの胸を強く揉む。

「あんっ!やっ・・・」

指先で蕾を摘み上げると、たまきが恥ずかしそうに喘いだ。

固くなって上を向いた蕾を弄りながら
横を向いてしまったたまきの顔を自分の方に
向けて、再び舌を味わう。

「あっ・・・ふっ・・」

進藤は空いている方の手をスカートの中に入れた。
撫でるように腿に触れていると
ツーッと暖かい液が指に絡みついてきた。

「あ・・・っぁ・・・やぁ」

真っ赤になって足を閉じて抗議するたまきに
進藤の気持ちが高まっていく。
無理やり自分の足を挟み、たまきの両足に割って入ると
少し乱暴に下着の上から触れた。

「あぁんっ・・」

そこは既に熱気に満ちていて、暖かい液が下着でも吸い取れきれず
侵食を起こしていた。

「新しい下着を買っておいたらよかったな」

「ば、ばかっ!・・・んっ・・あっ・・」

進藤は下着を指でずらし、たまきに触れた。

「ああっ!!」

愛液をたっぷり指先に絡めながら
誇張した突起に触れると、たまきの足が小刻みに震えだし
体を支えきれなくなってきた。
進藤は窓にたまきの背中をつけると
自分の首にしがみつくように腕を絡ませた。

「・・背中、冷たい・・・あっ・・・」

進藤がたまきの耳に唇を這わせた。

「ふぁっ・・」

ビクッとたまきの体が揺れ
トロリとまた新しい液が指に滴ってくる。
進藤はたまきの耳元で、ベットに視線を送りながら言った。

「向こうに行くか?」

「・・・ここで、いい・・優しくなんて・・しなくていいから・・・あなたの好きにして」

進藤はたまきを後ろ向きにさせ、両手をガラスにつかせた。
焦点を失った虚ろなたまきの瞳に、夜の景色がぼんやりと揺らめいている。

ガラス越しの視界に、進藤の逞しい肢体が映った。
進藤はたまきのスカートを背中まで捲くると
ぐっしょりと濡れた下着をずらし
取り出した自身の雄を押し当てた。

「んっ・・・」

異物感に、たまきの体がブルッと震えた。
進藤が眉を潜めた。
次の瞬間、一気にたまきの奥まで貫いた。

「―ああっ!!」

繋がった部分が、熱い。

「あっ・・・あっ・・・んっ・・一生っ・・・!!」

「はっ・・あ・・」

進藤が動くと、たまきの胸がその度に大きく揺れてガラス窓に映る。
激しく襲い掛かる快感に
たまきの唇から漏れる淫猥な喘ぎ声が止まらない。

たまきの中は蕩けるように甘く
進藤をぎゅっと包み込んで絡みつく。
進藤も正気を保つのがやっとだ。

「あっ・・あっ・・・」

重なり合う部分から、愛液が溢れ出す。
進藤が強くたまきを突き上げると
たまきの豊満な胸がガラスに押し付けられた。
扇情的な光景に、進藤のオスの部分がさらにドクン、と脈打つ。

「はっ・・・は・・・」

「あっ・・・・・あん・・・っ・・」

下からは激しく突き上げられ、胸を強く握られ
たまきの理性がスピードを上げて壊れていく。

恍惚としたたまきの表情がガラスに映り
進藤の動きが早くなる。
進藤は右手を胸から離すと、前から手を差し込み
繋がった部分の直ぐ上にある、赤く膨らんだ芽に触れた。

「ひゃぅっ!」

進藤が動くたびに自然と指の腹で擦られ
たまきは気が狂いそうなほどの
快楽の波に溺れていく。

「やっ・・・そこ、こすらないで・・・」

「っ・・・」

「あっ・・やぁっっ・・・」

何度も刺激を与えるてやると、一層甘い声が大きくなっていき

「あああっ・・・やっ・・・だっ・・めっ・・」

進藤は限界を感じ腰をぐっと近づけると、強く打ち付けた。

「あっ、あっ・・・もう・・・!!」

「・・・っ・・」

「あっ・・・あたし・・・あっ・・」

「あんっ・・・あっ・・・あああーーっ!!」

たまきの中がギュッとキツク締まるのと同時に
進藤の熱がたまきの中に注ぎこまれていった。






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