進藤一生×香坂たまき
![]() 「その色…」 「ん?あ、この服?私にしては珍しい色かしら?」 「いや……唇…似合うな、その色…」 「え?そう…ありがとう」 デートの時は着ている服にコメントはしたことがあっても、つけているリップの色までチェックされたことがなかったたまきは、驚きながらも進藤の言葉に素直に喜んだ。 「男を誘っているみたいでこっちは気になってしかたないがな…」 「え?今何か言った?」 「いや、何でもない…」 進藤はぼそりとそう呟くと、たまきの肩を抱いて歩き出した。 肩を抱いた手が心無しか熱い… そしていつもと何となく違う… 違和感を感じながらも夜も更け進藤の家へと向かった 「い、一生?」 入るなりベッドへと誘導され、いきなり押し倒された 強い力で両手首を進藤の両手で抑え付けられたたまきは動揺を隠し切れない顔で進藤を見つめている。 「…自分がどうゆう目で見られてるかもっと自覚しろ」 進藤は低い声でたまきの耳元にそう囁きながら耳たぶを軽く噛んだ。 「っ…!?」 「それとも男は誘うものだと思ってるのか?」 「そんな訳ないじゃない!どうしたの?今日貴方ずっと変よ?」 あまりにも唐突すぎて、 たまきはそう問うことしかできない。 「俺を変にしてるのはお前だ。その自覚もないのか…じゃなきゃあんな気安く男と2人きりにならないか」 「2人きりって…あれはんは……っ!」 そうたまきが言おうとするも全てを封印するようなキスを与えた。 「っ…んっ…んん…」 「言い訳なんて聞きたくないな…」 「ちょっ、一生…っ…!」 進藤はたまきの着ていた服を下着ごと持ち上げ、露になった白い双丘をしなやかな指で揉みだした。 柔らかで、それでいて形のいい胸が進藤の手の中で形を変える。 「あっ…やめっ……やっ…!!ああっ…んんっ…」 たまきが吐息まじりに抵抗しても進藤はその手を止めようとはしない。 たまきの甘い声は進藤の頭の中にこだまし、余計に刺激される。 「やめない…この身体に刻み付けてやる」 進藤はいやいやと首を振っていたたまきの両頬を両手で包み込むと、開いていたたまきの唇に舌を滑り込ませた。 そして、ひんやりとした進藤の指がたまきの胸の頂きをなぞるたび、たまきの身体が逃げるように跳ねる。 「やだっ…やめてっ……!!」 深いキスに朦朧となりながらも、たまきが進藤の体を押し返そうとするのを忌々しそうにしていた進藤が、ベット脇のハンガーにかけていた自分のネクタイを掴むと、それでたまきの手首を一纏めに縛り上げ、シンプルなパイプベッドの頭部分に括り付けた。 そして、暴れたせいで上がってしまったスカートのホックを乱暴に外してファスナーを下げると、一気に抜き取ってしまう。 「あっ…やめて!お願い…こんなやり方いやっ…」 それでも身を捩って抵抗しようとするたまきの体に覆い被さると、胸に唇を寄せて噛み付いた。 「…っ?!いた…っ…いっ…。一生…っ!」 「そうやって、俺の名前だけ…呼んでろ…。」 「…お…ねがっ…離し…て…っ…」 「…お前が…誰のものか…教えてやる…いやって程な…。」 そう言うと、たまきの顎を強く掴んで、無理矢理口を開かせる。 アザが残りそうな程きつく掴まれて開いた唇に再び珪は舌を滑り込ませ、たまきの舌を絡みとって散々嬲ってから、自分の唾液を口一杯に注ぎ込んだ。 「!!…っ…んんっ…ッ…」 「…飲み込めよ…俺を…」 唇を離して、楽しそうに たまきを見下ろして、進藤が顎を掴んでいた手を離して唇を塞ぐと、たまきは苦しさに瞳を滲ませながら、進藤の唾液を嚥下した。 「は…ぁ、や…紐…解いて……んーっ…」 大きな瞳から次々に涙を溢れさせるたまきの髪を、意外なほど優しく撫でながら、進藤はたまきの耳に舌をねじ込んで囁く。 「…俺が…お前に与えるものは…全部ちゃんと受け取るんだ…。……すぐに…欲しくて堪らなくしてやる…。自分から欲しがるくらいにな…」 進藤の狂気を孕んだような激しい瞳に見つめられて、たまきは言葉が出なくなる。 そんなたまきに向かって笑いかけると、そのまま鎖骨に唇を移し、舌でなぞるように舐めながら、 たまきの体のいたる所に紅い華を散らし、噛み付き、撫でまわした。 何度も進藤自身を嚥下させられ、至る所に刻印を刻まれたたまきの体から、完全に力が抜けてしまっていた そしてそれを見計らっていたかのように、進藤は細くて白い膝の後ろに腕をまわし、そのまま大きく抱え上げた。 「!!…やっ…もぅ…お願い…許し…て……」 弱々しいたまきの懇願を、進藤は嬉しそうに聞きながら、それでもその手を緩めなかった。 「…恥ずかしいか…?でも…ずいぶん濡れてるぞ…?…お前の全ては…俺に見られるためにあるって思えるくらいしてやる…。」 「………い、いやっ…今日の貴方…怖…い…っ」 ぐったりとしていた体を引きつらせて、たまきが秘所に口付けようとした進藤を拒んでも、進藤は許さなかった。ぴちゃぴちゃと、子猫がミルクを啜るように、殊更音を立てて舐めあげる。 「あぁ…っ……」 たまきの口から、大きな諦めような絶望を含んだ息が吐き出されると、それを合図のように、進藤が体をおこして、たまき の胸に吸い付きながら、泉に滑り込ませた指を動かし始めた。 「…ひぁっ…ふっ…あぁっ…!」 触れた途端、たまきの体がビクビクと反応を示す弱い部分を、指で引っかきながら、進藤は的確に攻め立てる。 「あぁっ…だ…めっ…んっ、あ…あ、あぁ、あ…っ」 欲情を含んだ甘い声で、耐え切れず腰を浮かして身悶えるたまきの痴態を見つめて、進藤は嬉しそうに瞳を覗き込んでベロリと唇を舐めとって命令した。 「…イケよ…イキそうなんだろ…?」 「あ、あ、あぁぁっ…いやっ…あ……っ」 顎を逸らし、白い首を進藤の目前に晒して、ビクビクと体を痙攣させながら、内膣の進藤の指を締め付けながら達してしまったたまきを満足そうに見つめ 今度こそ震えが止まらなく、小さく痙攣を繰り返すたまきの縛った手を解きながら、進藤は嬉しそうに抱きしめた。 望まないの快楽と、進藤の暗い欲望を見せ付けられたたまきが何も映っていないような空ろな目で進藤をぼんやりと見つめる中 進藤は自分の服を脱いで一糸纏わぬ 姿になると、再びたまきの体に覆い被さりながら、優しい優しいキスをその唇に落とした。 「今度は…お前に…俺を全部…やる…」 進藤は、まだ意識が朦朧としているたまきの身体を自分が印した紅い刻印をなぞるようにしなやかな指で鎖骨からゆっくりと降下させる。 進藤の歯や舌で弄ばれた胸の突起は赤い果実のように今にもはじけそうだ。 その果実を指と指できゅっと摘むと、反射的にたまきの身体が跳ねる。 「ん…一生…まって!!」 たまきは身をよじって避けようとするが、散々感じさせられた下半身が言う事をきかない。 そればかりか進藤の指の微かな動きにさえ過敏に反応し、泉からは次々と甘い蜜が流れ出してくる。 「たまき …ホント感じ易いんだな…」 進藤はそう言って微笑むと、胸の果実を摘んでいた指をさらに降下させた。 その指の感触はたまき の身体を身震いさせるほど甘美で冷たかった。 「いくぞ」 そう言うと同時に、たまきの火照った泉に一気に進藤自身を進ませた。 「ゃあぁぁっっ!!」 たまきは突然の挿入に掠れた声で悲鳴のような声を上げた。 進藤は両足を硬く閉じようとするたまきを許さないとばかりに 泉に挿れた進藤自身をさらに奥へと突き上げる。 「いやっ…やっ……やめっっ…!!」 「やめないって言っただろう?」 進藤は繋がった部分を見せつけるように、たまき の身体を部屋の中にある鏡の方へ向かせた。 「ほら見ろよ…。美味しそうにくわえ込んでる…」 「!!やっ…やっ…」 進藤は自分を埋め込んだまま、たまきを後ろから抱きしめて ベッドサイドに足を下ろし、自分の両足をたまきに跨がせたまま 壁際にある大きな姿見を見るように、たまきを促す。 目を閉じたまま、イヤイヤと首を振るたまきの顎を再び捕らえると 強引に正面の鏡の方を向かせた。 「…綺麗だろ…?お前…」 「…やっ…見たく…ないっ…見せないっ…で…!!お願…い!」 「見ないのか…?こんなに綺麗なのに…」 進藤は、たまきの胸を後ろから伸ばした手で揉みながら、耳元で囁いた。 「…んっ…ぁ…やっ…いや…ぁ…あ、あぁ…」 ベットのスプリングを利用して、進藤が突き上げてくるのを感じながら それでも、たまきは瞳を開いて鏡を見ようとはしなかった。 「…繋がってる部分…綺麗なピンクで…今日のお前の…唇と同じだな…」 進藤は独り言のように言いながら、たまきの肩甲骨のあたりを舌でなぞる。 そして、進藤を咥え込んだ敏感な部分を指で探ると、その上の花弁をそっと擦った。 「あ、あ、あぁッ…やっ、いやっ!!」 「……やっと目…開いたか…」 声はいつもと同じ口調なのに、与えられる行為は何処までも容赦なく激しくて、たまきの体はビクビクと震えている。 「ほら…見ろよ…見るんだ…」 突き上げながらの進藤の言葉に、開かれた瞳が再び閉じられると、進藤は動きを一旦止めて、そのまま体をベットのサイドテーブルに伸ばして、何かを手にする。 たまきがその気配に、今度は何をされるのかと振り向けば、進藤の手には銀色に輝くデジカメが握られていた。 「いっ、一生…っ!?…いや、ょ…撮らないで…!!!」 「…何故だ…?今、見たくないんだろ…?なら後で見れるようにしてやる…」 「…そっ、そんな…いやぁぁっお願い…それだけは…許して!!撮らな…いでっ…や、やぁっ…」 デジカメのフラッシュの光が部屋に放たれて 機械的な音が耳元で聞こえてくるのを感じながら たまきは進藤の顔を弱々しく見つめて、小さく掠れた声で進藤に呼びかけた。 「一生……、あ、…あっ…んっ…」 「…どうした…?…ひくついて…イキそうなのか…?」 「…あぁ…んっ…はぁっ…」 進藤は後ろからたまきの体が浮き上がるくらい激しく突き上げると もう一度撮影をしてからデジカメをベットにおいて 再び追い上げることに集中した。 「っ…っ……ああっ…一、生……激し…!」 容赦ない進藤の追い上げに たまきの身体からやがてびくびくと全身を襲う快感に自然に腰も動き出す。 「たまき …腰、動いているぞ?」 「そ…そんなこと…っ…ひゃっ……」 進藤はたまきの泉の粘膜を擦り切るような激しい抽送を繰り返しながら たまきの耳元で優しく囁く。 「ほら、こんなに俺を締め付けて……イキたいか?…そろそろイキたいだろう?お前のココ、俺を挟んで離そうともしない…」 進藤は何度も何度も奥深くたまきの胎内を貫く。 たまきの口からは進藤を拒むセリフは未だ出るものの自分でももう限界を感じはじめた。 「ああっ……いっ…せいっ…もうっ……おねが……お願いっ……」 揺れるたまきの身体から大粒の涙が空中に舞う。 耐えられないとばかりに進藤に懇願する潤んだ瞳は進藤を悦ばせ、そして征服感に彼もまた酔いしれた。 「了解。……たまき…たっぷり味わえ…」 進藤は繋がった部分をさらに密着させると、たまきの身体が仰け反るほどに自身を突き進ませる。 「あっ…ふあっっっ…あああああっっっっ!!!」 進藤の最後の一突きで、 たまきの身体はがくがくと痙攣し 全身が引き絞られるような間隔を覚えた。 そしてそのままたまきは意識を飛ばし、進藤を飲み込んだままベッドに沈んだ。 進藤もそれと同時に熱く、そして闇のようにどす黒い情熱をたまきの最奥へと解き放つ。 −俺の全てを受け止めろ、とでも言うように…− 暫くして進藤はゆっくりと腰を引いてたまきの泉から自身を抜き取ると 意識を飛ばしたたまきの唇に優しくキスをしながら願うように呟いた。 「いつまでも俺だけのものでいろよ……」 そして進藤もまたまどろみの中にその身をゆだねていった。 ![]() ![]() ![]() ![]() ![]() |