仮眠室
進藤一生×香坂たまき


進藤は仮眠室へ入っていったたまきを追って自分も仮眠室へと入っていった
そして白衣を脱ごうとしているたまきの手をとって、胸元に抱き込む。

「え・・・?!」

進藤の存在に気が付いていなかったたまきは突然の事に驚きの声をあげる

「少し充電させてくれ…」
「進藤先生もお疲れなのね」

たまきは進藤の胸の中で小さくクスっと笑うと、そう囁き、進藤の背中へと腕を回した。

「あぁ、だから…お前を追って来た」

進藤はそう言うと、たまきのそのほっそりとした顎をつと持ち上げ唇を奪った。
久しぶりに味わうたまきのその唇はしっとりとしていて甘く
一瞬にして進藤の理性を吹き飛ばした。
一層深く舌で彼女の口を探り、たまきも驚きながらもそれに答えた。
たまきは喉の奥で小さくため息をもらしたが、それは拒絶するものではない
それに気分を良くした進藤は更にたまきの唇を貪り、その口づけを深めていく。

「ぅ・ふぅ・・ん!」

思わずたまきの唇から甘い吐息が漏れる。
進藤の唇がたまきのその白い首筋を辿り出したのだ。

「・・・ねぇ。これ以上は駄目よ。」

「ん?」

たまきの弱い拒絶の言葉を進藤はさらりと流す。

「続きは、次帰れた時に・・・ね?」

白衣の上から胸元を探られ、たまきは消え入りそうな声で提案する。

「ここで大丈夫だ。」

「駄目よ?!何言って・・・」
「こんな事になるかもと思ってな」

「思って…何よ?」

「一応、鍵はかけてきた。」

進藤の用意周到さにたまきは諦めの溜め息を漏らすと同時に
進藤の腕に添えられていた腕の力を弱めた。

「それは同意したと思っていいのか?」

「・・・・バカ。」

熱のこもった真っ直ぐな瞳で見つめられ
そう甘く囁かれたたまきはこれ以上あらがう術はない。
そんなたまきの気持ちを読みとったかのように
進藤の唇が再度、重ねられた。

そしてそのままそっと仮眠室のベッドの上に横たえた。
それまで白衣の上から抱きしめていた手が、服へとかかった

「あ・・。」

進藤の手の体温を肌に直接感じ、たまきは熱いため息をもらす。
そしてその手がそのままブラを上にずらすと
たまきの美しい胸がこぼれるように姿を現した。
進藤はまた深く深く唇を重ね、そのままたまきの舌先をさぐった。
たまきは苦しげに眉をしかめたが、自分もまた彼の舌先に舌先を絡めて
顔を甘く左右に揺さぶった。
進藤はたまきの甘美な舌先を味わいながらも
片手でたまきの瑞々しい膨らみを愛撫し始める。

たまきは進藤に強く抱きしめられながら
柔らかいふっくらとした胸の膨らみを優しく弄られることを甘受している。
濃厚な口づけの中でたまきは熱っぽく喘ぎ
やがて身も心も進藤に投げ出したように
ぐったりと甘えかかるように火照った顔を進藤の肩先に埋めていくのだった。
進藤はその膨らみをじっくりと揉み解し、指先で可憐な薄紅色の尖端を愛撫する。

「ん・・・。」

指が舌にかわり
解放されたたまきの口から、悩ましい吐息が漏れる。
空気を求めるようにたまきが大きく息を吸って胸を上下させる。
しかしそれは進藤の愛撫を助けるような動きとなった。

「あっ!ん・・ん」

尖端を甘噛みされ、たまきは思わず声をあげた。

そしてゆっくりと瞳をあけて、進藤の服の中へとその華奢な手を伸ばし
進藤の厚いその胸を直接まさぐり、そっと上着を取り去ろうとした。
しかしそれはやんわりと征され、そのまま進藤は白衣から半分覗いている白い肌に唇を寄せた。
そのまま唇はゆっくりと滑り落ち、また尖端を舌先で転がし始める。
やがて進藤の手はそのままたまきの白衣の下のスカートの中へと滑り込み
すらりとした脚をなぞりあげていく。
徐々に開いたたまきの脚の間に腰を入れ
さらに限界まで広げさせる。
大きな暖かな手が膝から腿へ、素肌の上をなで上げていく。
その感触にたまきはそれ以上の侵入を拒否するように無意識に太股を強張らせる。

「たまき・・・大丈夫だ」

進藤の囁きにたまきは吐息で答えた。
そして、甘えかかるように半裸を触れさせてくるたまきのしなやかな肩を進藤は
思わず抱きしめたが、その手の動きを止めることはない。
たまきの肌を波の様な感覚が襲い
それは確実にたまきの全身を溶かしていくのだった。
ゆっくりとじっくりと焦らすように進藤の手はたまき自身へと近づいていく。
びくんっとたまきの腰がはねる。

「ふ、う・・・・んっ────」

指が、爪先が震える。
声が抑えきれない。
進藤の手が下着にかかった。
しかし、そのまま引き下ろしはしない。
下着の脇から指先を侵入させたまきの秘所へと滑り込む。

「ぁっ・・・んん!」

2本の指が触れた花園は、ほのかにとろけ潤んでいた。
指先が花びらをかき分け、淫らな音が空間に響く。

「たまき・・いつもより濡れてる。」

進藤が意地悪い揶揄をたまきの耳元に囁く。
たまきは紅く染まった頬を横に背けようとしたが
進藤のもう片方の手はそのほっそりとした顎をつかみやんわりとそれを妨げた。

「お前だけじゃない」

そっと頬をその指先でなぞりながらも、潤んだ瞳をみつめその手はたまきの手をとった。
そして自分自身のモノへと触れさせる。
たまきのその白い指先はほんの少しの戸惑いをみせたが、ゆっくりと進藤自身を包み込むような動きを見せる。
羽の様なその指の感触に進藤自身が大きく反応する。
その反応にたまきの瞳は妖艶な輝きを増す。
そしてほんの少し瞳を見開くと、進藤の唇を求めた。
その求めに応じ、進藤はまた深い口づけを贈った。
甘く唇は重ねられたまま、たまきの手はゆっくり上下に動き始める。
その刺激に進藤がさらに深くたまきの舌先を求め
掌では白い膨らみを包み込むように
掴んで愛撫し、尖端を指で摘みもみ上げる。
同時に甘い切れ切れの喘ぎを示すたまきの繊細な耳たぶを優しく噛み
その白い首筋に激しい口づけを注いだ。
それに呼応するようにたまきの手の動きも熱を帯び、大胆になっていく。
その動きにあわせて進藤の腰も無意識の反応を見せる。
低く満足げな声を喉の奥で漏らした進藤はたまきの愛撫に身を任せ
瞳を閉じて快感の波に漂っていた。
やがてたまきの爪が敏感な部分をつま弾いたとき
ついに耐えきれなくなりたまきの手を押さえた。
そしていつもよりセクシーな声でたまきの耳元に囁く。

「次はお前の番だ。」

進藤の指はさらに奥へと突き進んだ。

「あっ!は、ぅん・・・!」

たまきの躰が大きく仰け反った。
進藤の指がリズミカルに上下し、花園をかき乱す。
重なりあう敏感な花びらをかき分けて
その1枚1枚を蜜に濡れた指先で丹念になで上げていく。
進藤の指が動くたびに、淫らな水音がする。
親指がさらに奥に進む。
花びらに隠されていた敏感な花芽を探り当て、そっとそこに触れた。

「・・・っ!」

たまきはびくんと躰をこわばらせ白い指を噛み、顔を横に背ける。
場所が場所だけに必死に声を押し殺そうとするたまきを進藤は愛しそうに見つめる。
しかし今日はそんなたまきの姿に進藤の中の小さな残虐性が目を覚ました。
親指でぐっと強くそこをこね上げた。

「やあっ!」

たまらずたまきが嬌声をあげる。
もっとも敏感な真珠を押しつぶすように強く刺激され全身が大きく跳ね上がり、熱く激しい感覚が
こめかみから爪先まで電流のように一気に駆け抜けた。

「んっ、ぁ、ああっ!」

「ん?ここが悦いか?」

進藤はさらに容赦なくたまきを責めた。
たまきの躰を一端ベッドの上から抱きかかえ
今度は上半身を伏せさせる。
浮きあがった腰に前後から腕を回し、潤む花を両手でせめる。

「やっ・・!」

お互いの衣服はまだ身につけたまま
そんな状態でこの格好はたまきには耐えられない
恥辱のように感じられた。

「なにを、だ?」

進藤は甘く囁くようにたまきの耳元に問いかけた。
しかしその手は休むことはない。

「だって・・こんな・・。」

消え入りそうな声でたまきは訴える。

「大丈夫だ。」

「何が・・・よ!・・あっ!」

進藤の指先が敏感な芽をさらになぶり、たまきの抵抗はその責めにかき消された。

「はぁ・・ああん!」

必死に抑えていた声ももう抑え切れない。
たまきはベッドに顔を伏せ爪を立てた。
何度も愛され続けている進藤の手に躰はすぐに反応し、悦楽を求める。
それはたまき自身でもどうしようもないことだった。
熱く溶けだした花園はさらに深い快感を待ちわびて無意識な媚態を示す。
もう指先だけの愛撫だけでは我慢できない。
もっと熱く、激しいものがほしい。
命じられればどんな恥ずかしい言葉でも口にしてしまいそうだった。

「たまき・・・もうほしいだろう?」

そんなたまきの気持ちを知ってか、進藤が耳元にゆっくりと囁く。
吹きかけられたその熱い呼吸にすらたまきの躰はわなないてしまう。

「ん?答えて・・。」

「嫌・・ょ」

「たまき」

後ろから降り注ぐように聞こえてくる進藤の低い囁き。
その囁きに小さくかぶりを振ると、進藤の指はさらに奥へと入り込んだ。

「あっ・・・ぁ!」

そして瞬く間にたまきの最も弱い部分を一気に責め始めた。
びくんびくんと腰が跳ねる。
しかしその跳ねを押さえるように進藤の指は強引なまでに
たまきを責め続ける。
たまきは頭の中に真っ白なもやがかかり始めた。

「あぁ・・ひぁ!」

押さえきれない甘い嬌声。

「たまき・・言うんだ・・。」

なおも耳元で囁かれる進藤の問いかけ。
それとともに進藤の指は押すと見せかけて引き、引くと見せかけては押すという
巧妙な動きをみせ、とうとうたまきは官能の源泉を突き破られた。

「・・・貴方が欲しいの。」

消え入るような声でそう小さく囁くと、たまきの全身に痛烈な快美感が響き渡って
自分がなんだかわからなくなる。

それと同時に大きく開かされた両足をそっと押さえられ、進藤自身が侵入してくる。

「あぁ・・っ!」

一気に後ろから奥まで貫かれ、たまきは艶っぽく首筋を仰け反らせて
濡れた睫毛を開き、情感に溶けたような潤んだ瞳を宙に向け、くっと唇をかみしめた。
進藤の激しい律動に、たまきの全身が揺さぶられる。
その衝撃にたまきはシーツの端を強くつかんだ。
けれどその衝撃の奥に、熱い悦楽があふれ出してくる。
突き上げられるたびに躰の奥が溶けだしていく。
二人の鼓動がお互いの躰の中で荒々しく暴れているように感じられる。
時に同時に、時に交互に
激しくお互いを責め立てる。

進藤は後ろからたまきのほっそりとした腰を抱きながら
そのまま腰を律動しつづけた。
が、いつもは輝くような白い背中を見つめられるのだが
今日は白衣がそれを邪魔している。
しかし進藤はそのまま手を前にすべり込ませ
背後から膨らみを包み込み、揉み上げる。
紅色にそまって硬く勃ち上がった尖端を指先でこね上げる。

「ぁあ・・ん!」

たまきの甘い吐息が唇からこぼれ落ちる。
しかしその柔らかい吐息とは裏腹に
進藤自身を締め付けているたまきの内壁は淫らな動きをみせて進藤自身を翻弄する。

それに耐えるようにますます強くなる腰の律動。
擦れ合う感触が進藤の動きによって増幅される。
今まで以上の強烈な快感がその薄い内壁から沸き起こる。
進藤の動きとともに白い膨らみもふるふると揺れる。
単調且つ複雑なその行為。
次第に燃え上がってくる摩擦感。
その摩擦感をもっと味わうように進藤の動きは強くなる。

「やぁあ・・んっ!」

背後からのその激しい動きにたまきは一気に痺れ切り
気が遠くなったようにがっくりと横に乱れた黒髪をもつらせた頬を伏せていった。

「たまき・・。」

ぐったりと果てたたまきを進藤は優しく抱きしめると
一端、躰を離しそっとたまきを仰向けにさせた。

「ん・・・。」

たまきに進藤は優しく口づけを贈る。
陶酔の状態からふと目覚めたようにそっとまつげを開いた
たまきは濡れているような色っぽさをたたえた瞳を夢見るように進藤に向けた。

「自分だけ、先にずるいだろう?」

そんなたまきに甘く意地悪な囁き。
たまきはその言葉に顔一杯に羞じらいの色を浮かばせて
進藤の肩に顔を埋めた。

「たまき。」

たまきからこの初初しさが消えることはない。
そんな愛しい女性を男は強く抱きしめると
さらなる快感をと再度ゆっくりと自分自身をあてがった。

「あ・・んっ!」

その刺激にたまきの腰がびくんと跳ねる。
その腰をつかみ一気に身を沈める。
そして貪り尽くすように腰を律動させ続ける。
進藤は目をとじて、自分の中の微かなむず痒さを増幅させていった。
たまきの狭い粘膜の感触によってその先端から背筋を貫いて
脳天まで突き抜けていく快感が自分を支配していく。
彼女の躰を強く突き上げ、たまきの背筋をのけ反らせ
強い快感中でたまきは再度昇りつめ、進藤もそれに合せて
二人はひとつの炎に巻き込まれたように躰を溶け合わせていった。






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