バレンタインデー(非エロ)
進藤一生×香坂たまき


たまきは進藤と家に帰ってきてから申し訳なさそうに進藤に言った。

「ねぇ…一生?」
「なんだ」
「今日何の日か知ってる…わよね?」
「バレンタインデーか」
「あ…あのね、プレゼント用意するつもりだったんだけど忙しくて…」

進藤はこの頃休みが入っていたが、たまきはずっと救命に居たおかげで進藤へのプレゼントを買う時間が無かったのだ。

「だからお詫び…って言うわけじゃないけど…何かほしいもの、ある?」
「…たまき」
「はい?」
「たまきが欲しい」
「え、ちょっといっせ…きゃっ!」

進藤はソファーに座ったままたまきの腕を引き寄せ強く抱き締めた。

「お詫びに何でもくれるんだろ?なら俺はたまきのすべてが欲しい」
「あ…あたしならいつも全部あげてるじゃない…」

進藤は赤面したたまきを優しくソファーに寝かせると、二人だけの世界に入っていった。






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