苺プレイ
進藤一生×香坂たまき


部屋の中に甘酸っぱい香りが充満している。
熟れ過ぎて落ちる寸前まで熟した苺の果汁が
これほどまでに甘ったるい香りを発するものだとは知らなかった。

くちゅっ

果汁の立てるほどがやけに響いた。
音が聞こえてくるのは
果汁をすする進藤の口元
それはつまり
大きく足を開かされて少し大ぶりな苺を咥えさせられた秘所なのだ。

「っ・・・ん・・・」

恥ずかしさに居たたまれなくなり、身を捩る。
すかさず、進藤の両手がたまきの腰を押さえて動きを封じる。
そのままの体制で視線だけがこちらに向けられると、
舌で苺が更に奥に押しやられた。

「ん・・・・・・やぁ・・・っ!」

すがるものをもとめて宙をさまよった腕を掴まれ
音を立ててキスをされる。
そんな些細な刺激にまで、大きく震えてしまう自分の体が恨めしい。

「おい。締め付けたから・・ほら、苺がこんなになっちゃったぞ」

そういうと、窄まろうとする秘所を広げながら
ずるりと苺が引きずり出される。
それとともに、生暖かい液体が流れ出る。

「あ・・・ん・・・!」

充溢する香りみたいに甘い声がもれるのを抑えられなかった。

「ほら、見るんだ。こんなに歪になってる。
 お前が『もっともっと』って欲しがるから仕方ないのか?」

見せ付けるために、取り出した苺が目の前に突きつけられる。
自分の中から溢れたものと、進藤の唾液とでぬらされたそれは
頭の部分を無残に潰された姿を晒していた。
赤くなってうろたえる様子を見て、進藤は小さく笑うと
進藤の愛撫であふれ出て止まらない蜜を掬い取り
たまきの口元に差し出す。

「こうすると、イチゴミルクみたいなるな。
 ・・・食べろよ」

冗談じゃない。
唇に擦り付けられる苺から逃れるように、顔を背ける。
けど、それが進藤の機嫌を損ねてしまったらしい。

「・・・お前ってホント素直じゃないな。身体の方はこんなに素直なのに」

あっさり、口元の苺を引いたかと思うと
立ち上がっている胸の飾りに押し付けられた。
潰れてしまった先端の微妙な柔らかさと
自分の体内で温められた生温かさとが相まって絶妙な刺激が送られてくる。

「あ・・・あっ・・・・それ、やぁ・・・」

「嫌じゃないだろ?
 たまきのここ、苺みたいに赤くなって。これよりも美味しそう」

さらに強く苺が押し付けられる。
ぐちゅ、という音がして苺の果汁が身体を伝う。
全ての刺激が下腹部に伝わって、欲望が溢れ出す。
言葉と肉体で煽るだけ煽られた快感が、最後の刺激を欲しがって暴れている。
思わず浮かした腰を進藤が見逃す筈がなかった。

「欲しいんだろ?」

少しためらった後、素直に頷いた。
意地を張っても、もっと焦らされるだけで
結局頷くまでイかせて貰えない。

「じゃあこれを食べんだ。」

また、胸の苺が差し出される。

「下の口で上手に食べれたんだ。上の口でも食べて見せてくれよ。
 食べたら、オレを入れてやる」

抗議の意思を込めて進藤を睨み付けたが
憎らしいほど色っぽい笑みを称えたまま
たまきが食べるのを待っている。

進藤だって一度もイッてないのだから耐えている筈なのに
なぜ私ばかりが追い詰められるのだろうか・・・

我慢比べのような状態に陥ったが、結局我慢し切れなくて
おずおずと舌を差し出したのはたまきの方だった。
躊躇いながら口を寄せていき
何度か舌で突付くようにしてから、ゆっくり歯を立てる。
口の中に苺の甘酸っぱさと、自分の蜜が混ざり何とも言いようがない味がする。
それに耐えて何度か咀嚼して飲み下すと
進藤がキスをくれた。

「よくできました。
 自分の中に入ったものを本当に食べちゃうなんて、淫乱だな。」

耳元で囁かれたセリフに涙が浮かぶ。

「けど・・・それが壮絶に色っぽい。
 だから、俺ももう限界だ・・・」

入り口に進藤の熱く高ぶったものが擦り付けられる。
欲しかった熱を得られる期待に
ソコがひくひくとおねだりを始める。
そんな状態は恥ずかしくて
とてもたまきには耐えられない。
早く、入れて欲しい・・・。

「ふっ、そんなに慌てなくてもちゃんとやるよ。
 もう少し濡らしてから、な。」

そう言うとベッドサイドに置きっぱなしになっていた皿から
新しい苺を一つ取ると、たまきの下肢の上で潰し
溢れた果汁でたまきの秘所を濡らし
そしてまだ原型が殆んど残る苺まで中に押し入れた。

「やっ?!そんな奥に入れたら・・・!」

出せなくなっちゃう、とたまきは焦って苦情と言おうとしたのだが
間髪いれず、進藤自身が一気に挿入される。

「ひああぁぁっ!!・・・奥に・・・・苺が・・・!!」

その衝撃に、力いっぱい進藤にしがみつく。
進藤のモノに押されて1番奥にまで押しこまれた苺が
いつもとは違う刺激を見出し、抱えきれないほどの快感を与えてくる。
快感を上手く逃すことが出来ず
どうしていいか、解らなくなる。

「やぁああっ、いっ・・・せい!一生!怖い・・・!」

ひたすら進藤の名前を呼んで縋り付く。
それに応えるように、たまきを包み込む進藤の腕にも力が篭る。

「大丈夫だ。・・・俺が・・・ついてる・・・」

進藤はいつものようにたまきの反応をみて楽しみつつ
ただひたすら熟知しているたまきのイイトコロを突き上げる。
体ごと押し上げられるように突かれる度に
卑猥な音を立てて溢れる液体が二人の間を伝ってシーツに染み込まれる。

「あ、あぁ・・・!もう・・・駄目!」

たまきの限界を知らせる切羽詰まった声に進藤の動きが変わる。

「あぁ、解った。一緒に・・・」

「一生・・・!・・・ああ・・・あ・・・・・っ・・・あ!」

背を反らし、たまきは絶頂に押上げられた。
秘所はきつく進藤のモノ締め付け殆ど間を空ける事なく
進藤はたまきの中へと熱を吐き出した。
荒い呼吸の音だけが残り、
ただ重なり合ってベッドの上に倒れこんでいた。
少し呼吸が落ち着いたところで、進藤はたまきの中から引き抜く。

「はうっ・・・ん」

粘膜の擦れ合う感触にたまきの口からは
鼻から抜けるような声が出てしまう。

その声に進藤は再び煽られるも、何とかその衝動を抑え

「たまき、見てみろよ」

まだ力の入らないたまきの身体を支えて身を起させた。
そして、たまきの下肢の間を指し示す。
シーツの上に、二人の蜜と体内に入れられた
苺の赤い液体が混ざって流れていた。

「処女みたいだろ?」

どこか満足げにそう言う進藤に対して
たまきはどうしようもない羞恥心で真っ赤になっていた。
苺を使った理由は自分の処女姿を見立てる為か、と
文句の1つでも言おうと何度か口を開きかけて、言葉が出てこず
シーツを巻きつけて隠れてしまおうとしたが
すばやく進藤に剥かれてしまった。

「何隠れてるんだ?
 まだ、苺はたっぷりあるんだぞ?」

凶悪な笑顔満面の進藤が示した先には
まだ殆んど手がつけられていない、苺の山。

「せっかくの苺はちゃんと食べないと、な」

・・・・
進藤は好きだが・・・
これ以上苺プレイの餌食にされるのは嫌だ・・・。

だが、そんな訴えすらキスで封じられたたまきは
結局苺がなくなるまで進藤にいいように抱き倒されたのだった。






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