秋山深一×神崎直 ![]() 「ああっ…!はあはあっ…やっ…んん……」 「気持ちいい…?」 「あっ…やあっ…っ…」 「どうなんだ…?」 「き…きもちい…ですぅ……あんっ…!」 部屋には… あれから毎晩のように秋山に体を求められている直の姿があった。 今や二人の結合部からは愛液が溢れ、いやらしい音を奏でていた。 「あっ…あきやまさ…わ…わたし…もう……」 「いいよ…イけ…」 秋山はそう言うと腰の動きを一気に加速する。 「ふあっ…!あっ…あっ…あんっ…あっ…! あああぁぁぁん…!!」 「くっ…!」 ドクンッ…… 秋山は熱い液体を直の中に流し込んだ。 つながったままの状態で秋山は荒い息を整えると 直のキツくなったそこからゆっくりと肉棒を抜き出すと、 ヌチユッと音がする。 「んんっ……」 力なく直が喘いだ。 すると秋山はベッドから立ち上がり、 何もなかったかのようにシャワーを浴びようと浴室へ向かった。 「あっ………」 直は呼び止めようとするが、背中を向け立ち去る秋山に言葉が出ない。 ゲームは終えたものの、直は自分を助けてくれた上、 密かに想いを寄せている秋山の傍を離れられなかった。 直は疲れた体を横にし、秋山が脱ぎ捨てたシャツを抱き寄せた。 ほろ苦い香りが残ったそれは直の胸を切なく締めつける。 「ふえっ………―。」 直の大きな瞳から涙が流れた。 (こんなに秋山さんのことが好きなのに…… 秋山さんにとってただ私は体を埋める存在でしかない… 私…そのうち飽きて捨てられちゃうのかな…―。) そう思うと直の涙は止まらなかった。 秋山は浴室に入ると勢いよくシャワーを流し、 両手を壁につき、頭から水を浴びた。 ダンッ…! 「っ……!」 秋山は自らの拳を壁に叩きつけ、重苦しい顔で壁を睨んだ。 秋山は直に本当の気持ちを伝えられない自分が歯がゆかった。 一番大事に扱ってやりたいのに気持ちとは裏腹に つい冷たくしたり、意地悪なことばかり言って傷つけてしまう。 そもそも直が自分へ体を捧げているのは 自分を慕う純粋な気持ちであって愛ではない…。 そう考えると秋山の心は焼けるように熱くなり、 直を自分の物にしたいという思いは強くなった。 夜が明け、次の日の朝、いつも秋山は直より先に目覚める。 横には裸のままの無防備な直の姿に一瞬秋山はドキッとするが、 昨日、直はそのまま眠ってしまったらしい。 (それにしてもこいつ、何で俺のシャツなんか握ってるんだ…?) 直の寝顔を眺めていると、頬に涙が乾いた後があるのに秋山は気付いた。 (また傷つけたかな……―。) 胸が痛み、直の髪を優しく撫でおろすと、 秋山はゆっくり起き上がり服を着替え身支度をして部屋を出た。 バタン… ドアが閉まる音に直が目を覚ますと、テーブルの上には 「今日は用事で遅くなる。」 と秋山からの伝言が残されていた。 昨日のこともあってかその言葉がより冷たく感じる。 「ひとりぼっち…か…―。」 今日は土曜で大学も休み。仕方なく直は夕飯の買い物に行ったり、 家に帰ってDVDを見たりして過ごした。 夜10時頃秋山はまだ帰ってこない。 (お風呂にも入ったし、秋山さんの分の夕飯も作ったし、) 「秋山さぁん!私もう寝ちゃいますよぉ〜」 わざと声に出すが返事があるはずもなく、 ため息をつきながら直はベッドに潜りこんだ。 (秋山さん…まだなのかなぁ… そもそも用事ってなんだろぉ…やっぱり彼女とかいるのかな…… 彼女ともあんなことするのかな……) 1人で勝手に妄想して落ち込む直。 「1人じゃ眠れないよぉ…―。」 直はそう言ってシーツに顔を埋める。 秋山の匂いがする。直は苦くて甘いこの匂いが好きだ。 かけ布団や枕からも同じ匂いがして まるで秋山に抱きしめられたような気分になり、 直の下半身はきゅぅんと熱くなる。 直の手は着ているネグリジェをたくしあげ、ショーツへと伸びていく。 「あっ…はあっ……」 ショーツの上から割れ目をなぞるとそこは十分に湿っ気をおびている。 何度も上から割れ目をなぞると、奥からトロリとした蜜が溢れだし、 あっという間に直のショーツはびしょびしょになった。 「んっ……」 直は我慢が出来なくなり、ついにショーツを脱いでしまった。 ひんやりとした指でおそるおそる花びらに触れるが 溢れ出た密でにゅるりとすべる。 「ああっ…!……はあっはあっ……」 直はさらなる快感を求めようと指を奥に滑り込ませた。 クチュゥ…… 膜の中は直の細い中指にぴったりと吸い付くようにして絡む。 「あ…きやまさ……んん…!」 愛しい人の名前を呼びながらゆっくりと直は指を出し入れする。 チュク…ズチュ……クチュクチュッ…… いやらしい水音が自分の耳にまで届きより直の白い肌を紅潮させる。 「あんっ…!…ふああ…あきやまさん…!はあっ…」 直は自らの指を中でクイッと曲げてみると 今まで感じたことない快感に体がビクンッと跳ねた。 「あっ…やあっ…あきやまさぁん…好きぃ…!あああんっ…!!」 直の体は電流が流れたようにびくびくと体を震わせ果ててしまった。 「はあっはあっ……んっ…」 指を引き抜くとそこから新しい密がトロトロと溢れ出す。 直は荒い息を整えながら目を閉じてぐったりしていると、 ガチャ……… 「直……?」 突然秋山が寝室のドアを開け入ってきた。 直の体は一瞬にして凍り付いた。 (やだ…!聞かれてた……!?) 恥ずかしさと不安で声が出ない。 「寝てるのか…?」 秋山の声がだんだん近づいてくる。 直の心臓は高鳴り、不安と恐怖で押しつぶされそうになる。 「直…。」 ぽんっと秋山の手が肩に触れビクッと体が反応した。 「あ……秋山さん…おかえり…なさい…。」 思わず声が裏返ってしまう。 「ただいま。今日は何してたの?」 そう言いながらベッドに腰掛ける秋山。 直はその質問にキョトンとなる。 (もしかして…聞かれてなかったのかな…) 直は少しホッとすると笑顔で話した。 「今日は買い物に行ったり、DVDを見たりして、あとちゃんと料理もつく…」 「ちょっと待って…。」 秋山は指で直の口を閉ざした。 「これは…なんだ…?」 秋山は床に落ちていたそれを拾い上げた。 直の顔が一瞬にして真っ青になった。 それは紛れもなく、先ほど直が脱ぎ捨てた びしょびしょになったショーツだった。 「そっ…それは…!」 直はあまりの恥ずかしさで顔が真っ赤になり、 秋山の手からショーツを奪いとろうとするが、 秋山はひょいと高く持ち上げそれをかわした。 次の瞬間、秋山は直のネグリジェをパッとまくりあげた。 「きゃっ…!!」 「……………――。 なんで何もはいてないんだ?」 秋山は鋭い目でそこを見つめると まださっきの余韻でトロトロになっているそこに指を押し入れた。 「ひゃあああぁぁん…!!」 「しかもこんなに濡れてる……」 もう秋山は全て気付いていた。 家に帰るとリビングは真っ暗で 寝室の方から直の声が微かに聞こえたので ドアごしに耳を傾けてみると、 いやらしく喘ぎながら自分の名を呼ぶ直の声がした…―。 「なんでこんなに濡れてるんだ?…ん?」 「ひあぁ…!…あぁっ……!」 秋山は直の秘所を指でもてあそびながらサディスティックな笑みを浮かべる。 与えられる快感で体に力が入らなくなり直は秋山の胸にしがみついてしまう。 「はあっ…ああっ…んんっ…!」 「パンツまでこんなにびしょびしょにして…… いったいここで何してたんだ…?」 秋山の意地悪で恥ずかしい問い詰めに直はとうとう泣き出してしまった。 「ふえっ…ひっ…く… ごめ…んなさい…わた…し…秋山さんのこと考えながら… ひとりで…えっ…ちなことしてました……っ…」 そう言い切ると直の瞳からはポロポロと涙が溢れた。 秋山はその言葉に押さえこんでいた感情が一気に込み上げてくるのを感じた。 直の腰にグイと手を回し自分の膝の上に抱き抱えた。 「お前があんまり可愛いことしてくれるから もう手加減なんてしてやれない…」 そう直に呟くと、秋山は強引に唇を重ね、 いきなり激しく舌を入れ直の口内を犯してきた。 直は目を大きく見開き混乱するが、秋山についていかねばと必死に舌をからませる。 「んっ…!ふぅっ……はあっ……」 息も絶え絶えの直にやっと秋山が唇をはなしたかと思うと 秋山の唇はそのまま直の首筋を這って ネグリジェの上からピンク色に突起したそれに吸い付いた。 チュッ…チュー… 「ああぁ…!あきやま…さぁん…! はあっはあっ…だめぇ…」 「なんで…?こうされるのを待ってたんだろ?」 「あっ…んんっ……」 図星をつかれた直は言い返す言葉がない。 「ひとりでするなんてずるいな、 俺の前でもやって見せてよ。」 その言葉に直は大きく首をふる。 秋山はベルトを素早くはずすと 固くそそり立った自身を 直の秘所にあてがった。 クチュ……… 「これが欲しかったんだろ?」 秋山は意地悪く微笑むと、 直の潤んだ秘所を固いそれでこすりつけるように動く。 「あっ…はあんっ…!…やっ…」 クチュ…ピチャッ… いやらし水音が響く。 秋山はしっかり直の腰を抱き抱えながら 先端を秘所にあてがうとわざとすべらせ直を焦らす。(秋山さんの意地悪…… 早く…早く…秋山さんのが欲しいよぉ……!) 直は我慢できず、ついに思いを口に出す。 「あっ…あきやまさんの……あぁっ…くだ…さい……。」 その言葉は秋山の思い通りとなり、笑みがこぼれる。 「これが欲しかったら俺の前でもう一度、 ひとりでやらしいことやって見せて…?」 直の顔は急に強ばった表情になる。 (秋山さんの前で…あんな恥ずかしいこと…… でも………… 秋山さんと早く気持ち良くなりたい……。) 「……できるのか?」 直は真っ赤になりながらぎゅっと目をつむり、コクりとうなずいた。 秋山はベッドに優しく直を寝かせると、 直のいやらしく溢れるそこがよく見えるようにネグリジェをたくしあげた。 直は恥ずかしさのあまり顔を手で隠し、両足も固く閉じてしまう。 その仕草が可愛らしく、秋山をよけいに刺激する。 「こら、そんなに閉じたら見えないだろ。」 むりやり直の両足を押し開く。 「きゃっ…!やあっ…」 「俺の前でしてくれるんだろ? ちゃんと見せてよ。ほら。」 秋山は直の手を取り、秘所に触れさせた。 「あっ…」 直は秋山の視線をいたいほどそこに感じる。 恥ずかしそうに最初は指で花びらをさするだけにするが、 秋山にそれを見られていると思うとそれだけで感じてしまう。 「ぁんっ…ふあぁ…はあっはあっ…」 「…………… そんなにいいのか…? でもそれだけじゃもの足らないだろ…?」 直はうなずき、中指をゆっくり埋めていく。 「んんっ…あはぁっ……」 いったん引き抜くと泉のように直の密が溢れ出す。 「はあっはあっ…あんっ…あきやまさぁ…んっ…!」 直はゆっくりとだか指を出し入れさせると、自然に腰が浮いてしまう。 直はだんだん絶頂が近づいてくるのを感じる。 「あきまさん…わたし…もう…ふあっ… あき…やまさぁ……んっ…」 秋山はもう今すぐにでも挿入したい気持ちを必死にこらえていたが、 愛しくてたまらない相手が今や自分の名を呼びながらこんなに乱れている。 「もういいよ…。」 「んっ……はあはあっ…」 直は指を止め、息を落ち着かせる。 秋山はもうはちきれんばかりの肉棒を直の秘所にあてがい、 ゆっくりと奥まで埋めていった。 「ああぁぁっ…!」 密で溢れかえったそこはしっきりと秋山を締め付け最高の刺激を与えていく。 「くっ……。」 今にも達しそうになる秋山は苦い顔をするが、激しく腰を押し進めた。 「あっあっんっ……秋山さんっ…!」 奥に秋山の肉棒が届くたびに大きく喘ぐ直。 「んあっ…あき…やまさっ私…もうだめぇ……」 もう限界も近いのだろう。秋山は汗ばんだ直の額にキスをすると、耳元で囁いた。 「直………好きだよ……。」 「え…あっああぁぁ……!!」 その途端急に激しく突き上げられたので直は考える暇もなく達してしまった。 「はあはあっ…あっ……」 まだ息を落ち着かせている直の体に秋山はキスを浴びせていく。 「あっ…秋山さん……私のこと好きって……」 「あぁ、好きだよ。お前も俺が好きなんだろ…?」 「え…あ…なんで…」 「ひとりでしてた時、おもいっきり聞こえてたから。」 秋山が意地悪く笑うが、直は恥ずかしさで真っ赤になった。 「もうひとりでなんかさせてやらないから。」 秋山はそう言って直に優しくキスをした。 ![]() ![]() ![]() ![]() ![]() |