勧誘(非エロ)
秋山深一×神崎直


「そうだ。お礼まだでしたよね」
「いいよ、別に」
「だめです!私秋山さんに迷惑ばかりかけたのに生意気なこと言ったのに、それでも
秋山さんは助けてくれた。本当に感謝してるんです。
だから、絶対にお礼させてください」
「…」
「今日お時間ありますか?あ、でも私これから中学時代の友達と会うので
その後でもいいですか?」

秋山の目が光る

「中学の友達?仲いいのか?」
「いえ、クラスも1度しか一緒にならなかったし、卒業してからも
会ったこと無かったんですけど、昨日電話がかかってきて」

秋山の眉間に皺が1本

「なんだって?」
「どうしても話をしたい、私にとって大事なことだそうなんですけど、
会って話をしたいからと言われて」

秋山の眉間に皺が3本

「それで会う約束したのか」
「はい。5時にファミレスで待ち合わせです」

秋山の手が額にいく

「そいつはいま何やってるんだ」
「大学生…です」
「大学生…君の同級生ということは1年か」
「はい」
「まあ、そういう時期だな」
「何がですか?」
「何がですか?」
「いや、何でもない。俺も一緒にいこう。君にとって大事な話なら
俺に取っても大事な話だろ?」
「ええええええ!あ、秋山さんどどどういう意味ですか」
「行くぞ」

この後ファミレスで直を勧誘しよう待ちかまえていたやつらは
秋山に容赦なく論破され、泣きながら店を出て行ったのでした。






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