責任
秋山深一×神崎直


「…38.6度」

直が心配そうに秋山の顔を見つめている。

「やっぱり病院にいった方が…」
「寝てれば治る。病院は嫌いなんだ」

秋山の部屋に遊びに来ると、布団の中で青い顔をしている秋山がいた。
あわててヒーターをつけ冷やしたタオルを頭に乗せて、熱を測ったらこれだ。

直は駄々っ子のわがままに困ったような顔で秋山を見つめている。

「だいたいなんでこんなになるまで無理したんですか?お仕事、そんなに忙しかったんですか?」
「・・・・そんなことより早く帰れ、君にもうつるだろ」

秋山に冷たく言われて、直は泣きそうな顔になる。

「そんな顔するなよ・・・」
「だって秋山さん、そんな体じゃ何もできないじゃないですか」

「・・・・」
「・・・・」

こうなると直は強情だ。
まったく。そう思って秋山は小さくため息をついた。

「じゃあ戸棚に風邪薬が入ってるから、それ持ってきてくれ。飲んだらおとなしく寝るよ。
そしたら君は家に帰る。いい?」

「・・・わかりました」

しぶしぶ、という感じで直は台所に向かって歩き出した。

戸棚の中をあさると錠剤がバラでいくつか出てきた。

こういうところ、意外と雑なんだよね…

青い錠剤とコップに水を持って秋山のそばに戻る。

「ありがと」

そういって秋山は錠剤を流し込んだ。

「さぁ、薬も飲んだし、君は帰るんだ」
「いやです。秋山さんが眠るまでいます」
「…はぁ。好きにしたらいい」

ため息をはく秋山を横目に見ながら知らん顔で直はタオルをかえた。




「はぁ…はぁ…はぁ」
「秋山さん?」

薬を飲んでしばらくして、秋山の顔はだんだんと熱を帯び苦しげな吐息を漏らすようになった。


どうしたんだ?体が熱い…熱のせいか?

「秋山さん、ほんとに大丈夫ですか?」

直がそっと頬をなでた指先が不意に唇に触れた。

!!!

その瞬間秋山の自身が激しく反応した。
軽く触れられただけなのに、それは急に膨張し全身があわ立った。

しまった…あれがまだあったんだ。

仕事の先輩に無理やり持たされた媚薬。無造作に戸棚に突っ込んだのがいけなかった。
直が持ってきた薬はそれだったんだ…

「秋山さん?」

苦しそうな呼吸を繰り返している秋山を心配し、直は頬、額をやさしくなでる。

ああぁ、だめだ・・・

「直、早く帰れ」
「そんな、こんな秋山さん置いて帰れません!」

「違う、君が持ってきたのは媚薬なんだ」
「え?」

「だから、頼む帰ってくれないか・・・」
「秋山さん…」

「早く…」

「秋山さん、媚薬って何でしょう??」

あきれはしたが、早く直にこの状況をわかってほしくて秋山は
仕事の先輩に媚薬を持たされたこと、媚薬を飲むとどうなるかを途切れ途切れ
何とか説明した。


「…えと、つまり我慢できなくなっちゃうんですか?」
「そう、今も必死なんだ。」

「・・・・どうしてですか?」

言って直は秋山にぐっと顔を近づける。
小さくかわいらしい唇にはグロスが光っていてなまめかしい…

「私が間違えたんだから、…責任、とります」

直がそっと顔をちかずけてキスする。
やわらかい唇が触れる瞬間電気が走ったようにちりっと甘い快感がはしった

理性が揺らぐ…秋山は直の細い方をぐいっとつかんで力任せに押し倒した

「きゃっ」
「いいのか?途中で止まれないぞ?」
「い、いいんです…汗かくと風邪も、速く治るんですって!」

直は人差し指を立てて無理におどけて見せるが、肩から細かな震えが伝わってくる。
いつもならここでやめれる理性があるのに…

ふるえればふるえるほどいじめたくなる・・・・

「知らないからな…」

「あ!」

秋山は細い首筋に唇を這わせるそうしている間にもいきり立った彼自身は
もう我慢の限界だとふるえている。

「ひぁあ…うんっ…あぁ」

直の甘い声、ワンピースの上から形のいい胸を乱暴にもみしだく、片手では太ももから直自身へと
すすめなでまわしている

「あぁぁ、あきやまさぁん…ふぁん」

薄い布越しに直がぬれているのがわかった。そのとき完全に秋山から理性がなくなった

「うぁあ…秋山さん!!」

薄い布越しに秋山さんははちきれそうな自身をこすり付ける。

「ひぃやぁうっ…ああぁ」
「感じてるの?・・・当ててるだけだよ?」

余裕なんかなかった、秋山自身も待ちきれないよだれをたらし、また布越しに
あふれる蜜がすべりをよくする…

「ふぅああ…ぁぁ、入っちゃいそう…」
「いれてほしいんだろ?」

布は直の奥に向けてめりこみ秋山を飲み込もうと引くついている

「・・・・っく、ほんと、淫乱だな」
「い、やぁ…」

秋山は我慢できずにいっきにズボンと下着を脱ぎ捨てる。
直の下着を剥ぎ取る時間さえ惜しくてするりと下着をずらす、ぬた…っと
直の蜜を感じる。

「いっひぁう!!」

そのまま直の中に自身を乱暴に押し込む。直はいきなり押し寄せる快感に
細かく震えながら浅く激しい呼吸を繰り返している。

「ぁあ…直、すげぇ。ぬるぬるだ…」

乱暴に抜き差しを繰り返し感触を確かめる。
秋山が動くたびくちゅり、じゅぽっと隠微な音がする

「はぁ、ああ、あき・・・やまさん」

直は激しい快感の中で必死に意識をつなぎとめる…
秋山の腕をしっかりとつかむ指が震えている・・・

「うぁあ!」

秋山は荒々しく直のワンピースを脱がしにかかる。腰の辺りで絡みついた布を一気に頭へ抜きにかかったが
直の腕は硬直したように硬く秋山の腕にしがみついていてうまく抜けず、布の塊で直の両手を拘束したような形で
抜けなくなってしまった。

「あぁ、やだ、こんなの…はずかしぃです…」

半裸になった直はの体にはパンティだけが不恰好に絡み付いている。しかも
その端から秋山の肉棒をくわえ込み、蜜をこれでもかとたらしている。

思わずいやらしい格好になってしまった直に秋山はますます興奮してしまう。
腰を密着させながら自身だけを動かすようにスクロールさせ、より隠微な音を大きく立てる。

「ひいぃ!やぁあ!!」

直は恥ずかしさに耐えられず絡まった両手で隠そうとするが、許さない。

「あああぁぁぁ…」

両手は秋山の片手で簡単に防がれてしまった。

「責任取るって、言わなかったっけ?」

形のいい胸に指を這わせ、その先端を口に含む…腰はなおも止まらず
ぬちゅり、ぐちゅりと鳴いて秋山を興奮させる…

「…くぁっくそ!」
「え!?…あ!ぁぁあああ!!」

思わず秋山に絶頂がやってきた、直の最奥にどくどくととめどなく流れ込む体液を感じる…

「あ、秋山さん…」

直はゆっくりと塊から手を抜き秋山をやさしく抱きしめる。
快感の余韻があるのか、荒い息が胸を揺らしている。



「!!ああああぁぁ!!!!」

終わったかと思った直の体に再び快感が走る…
秋山の欲望は衰えず直の中でふくらみ、自身が吐き出した体液を
さらにかき回すように動き出す…

「あぁはう!ああああ!」
「…こんなもんで許してもらえると思ってんの?」

秋山は直の腕の中で口の端を吊り上げて笑った・・・・

直の蜜と自身の体液が混ざり合い、さっきより激しい快感が秋山を襲う・・・
直の秘所は秋山の体液を飲み込みきれずにたれだして、動き続ける秋山の腰に泡立てられ
あられもない姿をさらしている。

「いぁあ!あきやまさぁんっ」
唯直の体に巻きついた小さな布はもうどちらのなんだかわからない液体にぬれてべたべたになっている。

すべてが秋山の欲望を刺激し、もっといじめたいと心をくすぐっている。

「…あぁ…っん?」

急に引き抜かれ、直は力の入らない足を反射的にしめる

「!!」
「なめるんだ…」

引き抜かれてぬるぬるになりながらも硬くそそり立ち脈打っている自身を直の鼻先に差し出す
「あ・・・秋山さん、大きい・・・」

いつもよりずっと大きくなった秋山に驚いたのか、目を大きく見開いた直の顔に又そそられる

「早く、直、できるな?」
「・・・はい」

自身から放たれる淫らな香りに、直の表情に女が現れる。

直はゆっくりと自身を両手で包み込み、ゆっくりと口に含んだ…

直は従順に秋山の欲望を口内に納め、苦しそうに鼻で息をしながら上目使いに秋山を見る。

「ぁあ…直、しゃぶりながらもっと口を動かして…」
「んぁ…ふぅ…」

直は口いっぱいに秋山をほおばりながらゆっくりと舌を動かす。口の端からよだれがたれそうになると
すっと吸い込もうとする…

「…っくぁ」

その刺激がたまらなくて秋山は小さな吐息を漏らす。
感じでいる秋山が愛しくて直はあられもない顔を気に止めずにずるずるとよだれを吸い込みながら
秋山自身をすいあげる…。

「ぁっく…いい顔だな、直」

口をすぼめ、主人の快感のために必死になっている犬のような直がたまらない…

もっといじめてやる…

「!!」

突然直の頭を両手でつかむ。そのまま無言で腰を振る

「っぁ…!!!」

声にならない悲鳴を上げながらのど奥に届く刺激に耐えながら直はそれでも
秋山自身に歯を立てぬよう必死に口をすぼめ続ける。

「ぁぁああ、直、っくそ…出すぞ…!」

「っっっ!!」

ぐじゅぐじゅとぬれた音を立てながら直の食道に直接流し込まれる体液…
直はたまらず倒れこんで咳き込んでいる…

秋山はぜぇぜぇと苦しそうに息を吐きながら今にもうずくまる直の丸い背中を
見つめた・・・


まだだ…

秋山は無理やり直の尻をこちらに向かせ、そのまま挿入しようとする…

「!!秋山さん!ぁ私もう…!!」

「なんだ直、責任を取るんだろう?ほら…」

「ぁぁあああああ!」

逃げようとする直の腰を力任せに押さえつけ、犯すように挿入する。

「ほら…っぁはぁ…入った…ぞ」

媚薬のちからか秋山は果て続けながらもまだまだ自身は硬度を保ち続け、直の秘所を
刺激し続ける…

「ぁぁああ、秋山さん…だめ、だめぇ」

もう秋山の頭の中に言語はなく、ただ本能だけが支配し動物のようになおに向かって
腰を打ちつけ続けた…

「秋山さん…すごい…ずっと…かたぃ」

うわごとのようにつぶやく直の目にはもう光はなく、ただ快感に反応する人形のようだった
ただ彼女の穴は主人より雄弁に快感に答え、もっとほしいとうごみ続ける…

秋山は空が白むまで直を抱き続けた…

秋山が目を覚ましたのはもう日が高く上がっているころだった
昨日までの倦怠感はどこへいったのか…今あるのは心地よいけだるさだけだった

「起きましたか?」

直がエプロンで手を拭きながら駆け寄ってくる

「今ご飯と、お風呂の準備してますから、ちょっと待って下さいね」

昨日のことを一切覚えていないような直のいつもの調子に一瞬不安になる
置いてけぼりにされたような…台所へ戻ろうとする直がそのままどこかに行きそうで

「待て…」

思わず直の細い手首をつかむ、とたんに直の顔が真っ赤になる…

「ごめん…」

言ったとたんに直がぶんぶん首を振っる

「いいんです!秋山さんの違う面が見れて…私…うれしかったんです…でも」

「でも?」

「恥ずかしくて、何かしてないと…私」

直はうつむいているが耳まで真っ赤になっている。
この素直な反応に、どうしようもなく惹かれていく。昨日の乱れた反応も…
今日の清純な恥じらいも…だから思わず柄にもないくさいせりふが出てしまう。

「直、君が好きだ…、昨日の君も今日の君も。無理させてすまなかった…
本当はとても、大事にしたいと思っている…昨日は本当にすまなかった」

直の表情に驚きと幸福感があふれ、目には涙が溜まっている

「私だって大好きです…。秋山さんが好き」

直の細い方をそっと引き寄せ、昨日とは違う、そっと触れるようなやさしいキスをした。

直はうれしそうにえへへ、と笑った。

「もう熱が出るほどむりはしないでくださいね!」

照れ隠しなのか、母親のような顔で秋山に言う

「そのことだけどな…」

秋山はごそごそとベットサイドの棚をごそごそとかき回す

「…ぁ!」
「ハッピーバースデー」

秋山は直の前に白いリボンのかかった小さな箱を差し出した。






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