花の蕾 続き(破壊しよう)
秋山深一×神崎直


秋山視点…Side.A
直 視 点 …Side.N


Side.N

ただひたすら単調に私を攻め続ける…異物。
これは秋山さんが私に残して行ったモノ。

『こうしておけば、お前は常に俺の事を考えるだろ?』

そう言って少し寂しげに笑って出掛けてしまった。
こんな事をしなくても私の中は秋山さんで一杯になっているのに…。
過去の出来事が暗い影となって、秋山さんはどこか人を信じられなくなってしまっている。
だから、私は秋山さんの求める全てに応えていきたい…どんなコトでも。
でも…どこまで応えれば秋山さんは私の気持ちを信じてくれるんだろう?
恋人とは言ってくれるけど…どうしても、身体だけでは?と思ってしまう。
…もう、それでもいい。
私が秋山さんが好きな事には変わりないのだから。


Side.A

「ただいま。」

夕方遅い時間の帰宅なのだが…部屋の明かりは消えたままだった。

「直?」

部屋に居るはずの彼女の名を呼ぶ。
すると部屋の片隅で気だるげに壁にもたれて座っている直の姿があった。

「あ…秋山さん…お帰りなさい。」

僅かに上気した頬と悩ましげな表情の訳を知りながら無視をする。

「食事、どうする?外食でもするか?」
「そっ、それより…秋山さん、もう…いいですか?」
「何が?」
「あの…コレを、外しても。」

恥ずかしげに眼を伏せながら股間をもじもじさせている。
……俺が出かける前に直の秘部に入れたローターだった。
分かっていながら、今思い出したように惚けた。

「ああ、まだ入れてたのか?」

直の顔が耳元まで赤くなっていくのが分かる。
さらに嗜虐的に追い討ちをかけた。

「別に俺の居ない間に抜いてたらいいのに、お前も好きだな。」
「だっ…だって、秋山さんが…っ!」
「俺が…何?」

そう言うと、直は俯きながら小さく呟いた。

「勝手に抜いたら、…もうしないって言うから…。」

ふ〜んと言いながら俯く直の顔を覗き込んだ。

「そんなにしたいのか?」

そう仕向けたくせに、言い放つ。
泣きそうな表情になる直に近づき、そっと頬に手をあててやった。

「正直に言えばいい。…どうなんだ?」

そう言うと、直は消え入りそうな小さな声で、はい…と言いながら頷いた。

「いい子だ。」

俺はご褒美代わりに直に口付けた。
舌を滑り込ませると戸惑いながらも直が俺の舌に絡ませてくる。
互いの唾液が交じり合い、くちゅくちゅ…と音を奏でながら
いつの間にか直の口許からつっ、と唾液が一筋落ちていた。

直の唇を解放してやると、はぁ…っと吐息を漏らしている。
その艶めかしくも妖しげな姿に俺の嗜虐心が高まっていく。
直をむちゃくちゃにして、俺しか見れないようにしたい…俺だけの直に。
そんな欲望が俺の中で渦を巻きながら膨れ上がっていた。

「じゃあ、俺に見えるようにして脚を拡げて。」
「え……っ…」
「じゃないと抜けないだろ?」

ほら…と促すと頬を真っ赤にして座り込んだ直のスカート内の細くて白い綺麗な脚が
ゆっくりと左右に拡がっていく。
見ると直は下着を着けておらず、淫猥な割れ目から蜜を垂らしながら
ローターのコードと小さなリモコンが伸びていた。

「ふうん。下着も着けないでいるなんて、準備万端だな。」

そう言いながらローターのリモコンを手に取る。
イク事が出来ない程度に抑えられたボリュームを少しだけ上げてやった。

「あああっ…やぁ……!」

刺激が強くなり、直の身体がビクンとなりながら震える。

「随分と気持ちよさそうだな。このままにしておくか?」

そう俺が言うと直が左右に首を振る。

「やだあぁ…もぉ……やぁっ…!」
「そうか。じゃあ、いらないのなら自分で抜けよ。」
「ああっ…そ、そんな…あぁ……」

抗議の眼で俺を見つめてきた直に小さく首を振り答える。
俺は手を出さないから、そう視線を返した。

仕方が無いので強く攻め立てる快感の波を少しでも抑えようとしているのだろう。
直は息を止めながら自分を犯しているローターのコードを手に取り、引っ張った。
直の秘裂から徐々に濡れてべとべとになったピンクの異物が現れてくる。

「あっ…いやぁああ!」

抜け出したローターを名残惜しむかのように直の秘部はヒクヒクと戦慄いていた。

力が抜け、だらしなく壁に凭れて座る直を見つめながら、俺は着けていたベルトを外した。
そして直の両手首を手に取り、俺のベルトで縛り上げる。
近くにあった棚の柱へ巻きつけて直の頭の上に両手を固定した。

「秋…や…ま…さん…?」
「直の中を、もっと全部見たいんだ。」

そう言って、手近にあったタオルで直の眼を覆い、後ろで縛った。

「一体…何を?」
「暴れたりしたら危ないから、大人しくしてろよ。」

不安げな直を部屋に置き去りにしたまま台所へ行き
細くて長いグラスとペンライトを探し出して部屋に持ち込んだ。

視界のふさがれた直は不安と恐怖に怯えて俺に訴えた。

「秋山さん…あの、外して下さい!」

しかし、その声がひどく遠くにあるようにしか俺に届かない。
今の俺は嗜虐に満ちた欲望が支配し、歯止めするはずの理性が消えていた。
コイツを中に入れて…直の奥深くまで見てみたい。
その欲望の赴くままやや閉じかけた直の脚を掴み上げ左右に押し拡げていく。
片脚を折り曲げるように上げて腕で押さえつけ、指で直の割れ目を開ける。
そしてガラスのグラスをクチュ、クチュと直の秘部に擦り付けた。

「やだっ……コレ、何?」

目隠しされたままの直は…状況が全くわからず、必死に訴えるが…答えは与えたくない。
冷たい無機質な感触が恐怖の異物として直を襲う。

「や…ダメ、やめてください…秋山さん!!」

少しずつ自分の中に押し込まれるソレを避けようと抵抗するが、捉えられた者には無駄としか言いようがない。

「ああっ…イヤッ…やだあああぁっ!」

直の秘肉は異物を受け入れて僅かながらグラスの底が直の中へ沈んでいく。
直の肉壁で暗くて見にくい中を光を灯したペンライトが非情にも晒しあげた。

「すごいな…これは…。」

俺は思わず呟いてしまう。
グラスが秘部に突き刺さっている光景が異様なら…透明なガラスの向こうに映し出されている直の膣内も
幾重に重なる肉壁と愛液が滴り落ちていて奇妙で淫靡な姿を見せていた。

「ううっ…もぉ…やめてぇ……」

眼を覆うタオルの下で直が泣いているのだろう。
優しくしてやりたいのに、どうして直は俺の嗜虐性を掻き立てるのだろうか?
後で後悔する事がわかっているのに俺の行動を受け入れてくれる直が愛しくて、
どこまで許してくれるのか、つい試してしまう。
このまま…いつか俺は直を壊してしまうんだろうか?

直の髪を撫でてやり、少し安心させてやる。

「抜いて欲しい?」

そう尋ねると、直は必死に頷く。

「お願い…します、抜いて…。」
「そうか。じゃあ、代わりに何がいい?」
「えっ?」
「だって直のココは物足りないようだからな。」

そう言って秘部からグラスを抜き、代わりに俺の指を突っ込んで中を掻き回した。
ぐちゅぐちゅと淫猥な音を奏でる中、直の艶やかな吐息が漏れる。

「どうしたい?直。」

もう一度尋ねると、直は少し息を荒くしたまま答えた。

「秋山さんのが…欲しいです…。」

消え入りそうな小さな声。

「俺の何が、何処に欲しいんだ?」

微かに聞こえているのにワザと聞き返す。

「秋山さんの……おちんちんを…私の中に…入れて下さい!」

目隠しをしたまま恥ずかしげに顔を背けて必死に言葉を紡ぎだしていた。

「わかった。」

俺はズボンと下着を脱ぎ捨て、直の中に入れてやる事にした。
ただし、上の口に。
座ったままの直の唇に俺自身をあてがう準備をする。

「中に入れるから口を開けな。」

そういうと状況のわからないままの直は素直に口を開けた。
その中に俺自身をそっと差し入れていく。

「ふぅんんんっ…うっ、うううっ!」

視界を塞がれ、状況のわからないまま、突然フェラチオを強要されているのだが
直は最初に驚いただけで、次第に唇で俺を包み込むようにしごきたて、舌先で亀頭を舐める。

「俺が教えた以上に上手くなってるな。どこで覚えたんだ?」

ぐいっと直の頭を掴み喉元の奥へ突っ込む。

「んんぐっ…けほけほ…っ」

引き抜いてやると直が喉を詰まらせて咳き込んだ。

棚の柱からベルトを離し両手を縛ったまま横に寝かせる。
そして片方の太腿を持ち上げて割れ目を晒し、俺自身をあてがった。
直自身の蜜でべとべとの秘部と直の唾液にまみれた肉棒を絡み合わせる。
興奮でピンク色に染まった陰部に一気に挿入して征服する。

「くぅ…あああっ!」

直が首を、背筋を反り返らせる。

「これがお望みだろ、気持ちいいか?」
「ああ…はぁ…いいんっ!」

俺自身が狭い肉の亀裂を抉るようにうごめかせる。

「あ…い、いやぁ…」

纏わり付くように締め付けてくる直の肉壁を振り切るように
俺は激しく腰を打ちふるい続けた。
擦り上げるたびに直の膣口から蜜が溢れ出しぐちょぐちょと淫らでいやらしい音が響く。

「朝からずっとなのに、まだ溢れるなんてすごいな。どこまでいやらしいんだ?直は…。」
「あ、いやぁ…そんなコト…言わないでぇ…んっ…」

快感に支配されながらも、直は羞恥に悶えて首を左右に振った。
そして俺を包む肉壁がぎゅっと締め付けてくる。

「くっ、身体は正直だな、締め付けてきて…図星なんだろ?」
「あぁ…ちが…うんっ…んぁ…」
「…っつ…ほら、まただ。やっぱり、いやらしい身体をしてるよ、直。」
「やだぁ…っん…もう…やぁ…ああ…」

言葉で攻める度に直の膣内がぎゅっと反応する。
これだけ締め付けられると擦る度に俺の亀頭が捲れそうな程の快感が駆け巡った。
直の中で破裂寸前の状態に陥りながら彼女も絶頂へ導くように腰を打ちつけた。

「ああ…もぉ…だめぇ…おかしく…なっちゃうっ!」
「いいよ…俺も限界。お前の中に出すからな。」

そう宣言して怒張したモノを前後させながら肉襞をえぐり、激しく突き動かした。

「やっ、あっ…あああああぁっ!」

直の絶頂への喘ぎ声とともに俺自身の先端から白濁色の液体が直の中へ勢いよくほとばしる。
俺はそのまま直に重なるように倒れ込んだ。

少し落ち着いてきたので、直を縛っていたベルトと目隠しをはずしてやる。
力なく横たわっていた直がゆっくりと両手をつきながら起き上がってきた。
表情を見ると、やや怒っているようである。
まぁ、さすがにアレだけの事をしては怒っても仕方がないか…。
やはり冷静になると後悔してしまう。
とりあえず俺からは何も言わずに直を言葉を待った。

「どうして…目隠しとかするんですか?」
「え?」
「私…秋山さんが見えなくて…ものすごく不安だったじゃないですか!」
「いや、お前が拒むだろうから…」
「拒むかなんてわからないでしょ?…不安に…させないで下さい。」

そう言って俺に抱きつき、顔を肩に埋めた。

「…悪かったよ。」

とりあえず髪を撫でながら謝っておく。

まぁ…本音は言えないからな。
逃がしたくないから、縛り付けていたとか
お前に狂った俺の本性を見せたくなかった…なんて。

俺は…多分、臆病なんだろう。
人を信じきる事が出来ず、裏切られるのが怖い。
直のように…何の疑いもなく人を信じきれる強さがない。
だから魅かれて貪欲に欲しくなるんだと思う。
いつか…こんな俺の本音を直に見せたりするんだろうか?
何となく、そう遠くはない日に…。






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