ヨコヤァァァァァァァァッ 直「秋山さん・・。」 秋「どうした?眠れないのか?」 直「これ読んでください。」 秋「これは!」 直「3匹のこぶたです。ヨコヤさんからいただきました!」 秋「ヨコヤァァァァァァァァァア!!!!!!」 直「ヨコヤさんに言われたんです。これ秋山君に読んでもらいなさいって。」 秋「コブタのお母さんは言いました、もうでかくなったからお前ら勝手に生きていけと・・・」 直「秋山さん!!もっと愛情をこめて読んでくださいよ!!」 秋「読めるか!」 直「じゃあもういいです!ヨコヤさんにこれ返してきます!」 秋「??」 直「秋山さ〜ん!こんどはこれ読んでください!」 秋「これは!」 直「舌切り雀です!これだったら読んでくれますよね!」 秋「いい歳して何考えてんだ。」 ヨコヤ「おやこれはこれは秋山君に直ちゃん。3人で劇でもやりませんか?舌切り雀の。」 直「やりますやります!!ねぇーー秋山さん〜、やりましょうよ〜〜」 ヨコヤ「では役を決めましょうか。」 おじいさん 秋山 おばあさん ヨコヤ すずめのチュンコ 直 秋「おやこんなところに変なすずめが・・」 直「変なすずめじゃありません!!」 秋「わっ離せ!!」 直「おじいさんの事気に入った。お家まで連れてってください。」 ヨコヤ「おやこれはかわいいすずめですこと。足の怪我が治るまで家においてあげましょう。」 直(げっ。。嫁付きか・・クソ!) ヨコヤ「名前はどうしましょうかおじいさん」 秋「うるせー!!さっさと追い出せ!」 ヨコヤ「ではチュンコにしましょう。」 秋「勝手に決めてんじゃねえよクソババア!!」 直「チュンチュンチュン!!(ご飯ほしい!ご飯!) ヨコヤ「じゃあ一体どんな名前がいいんですかおじいさん。」 秋「さっさと追い出せって言ってんだよ!家はすずめを飼うほど裕福じゃねえんだよ!」 直「チュンチュンチュン!!」 ヨコヤ「なんですか、お金の事なら心配いりませんよ。私のへそくりがありますから。」 秋「なにーー!!そんな金どうやってためたんだ!」 直「チュンチュンチュン!!」 ヨコヤ「いやなんの、ほんの少しずつおじいさんの財布から徴収していたんですよ。」 秋「なんだとーー!!」 直「 むかーーー! グァブリ!」 秋「痛てぇーーーーーーーーーーーーーーーー!!なんだこのすずめ!お前のような奴は舌を切ってやる!」 ヨコヤ「おじいさん!!」 チョキ!・・・・ 直「。。。。。。。。。。。。。ギヤーーーーーーーー!!」 直「あのヨコヤさん。」 ヨコヤ「はい?」 直「舌切り雀って確か優しいおじいさんと控えめでかわいいチュンコといじわるなおばあさんの 物語ですよね?」 ヨコヤ「はいそうです。しかしこれは舌切り雀という名のオリジナルですから。 しかし秋山君はひどい役でしたねー。」 秋「ヨコヤァァァァァァァァァア!!!!!!」 直「じゃあ次はこれをやりましょう。」 秋「これは!」 ヨコヤ「いいですねぇ。やまんばと牛方ですか。なかなかおもしろそうな展開ですね。」 秋「おいヨコヤ!次の配役は俺が決める。」 ヨコヤ「ええ構いませんよ。」 やまんば 秋山 牛 直 牛方 ヨコヤ 昔、あるところに牛方がいました。この牛方は牛を引き連れて遠い山まで魚を売りに 旅をしていました。するとそこにはとてもとても怖いやまんばが潜んでいたのです。 ヨコヤ「牛よ。このへんには人や馬を食べてしまうという恐ろしいやまんばが住み着いている。 くれぐれも気おつけろ。」 直「はい牛方さん。」 やがて辺りは暗くなり、しかし魚を売る市場にはまだまだほど遠いのです。 秋「ヨーコーヤ!」 やはり現れました。やまんばです。 ヨコヤ「出たぞ!牛!走ってにげ・・あれ?」 直「私は秋山さんの見方です!ヨコヤさんなんて大嫌いです!」 秋「さっき交渉して俺の仲間になってもらった。俺はお前を潰す!」 ヨコヤ「・・・・・。」 だーーーーーーーーーーーーーーーーーーっっ 牛方は走って逃げました。力を振り絞り命からがら逃げていきます。 秋「待てえーーーーーーーーーーーーーー!!」 やまんばは牛に乗って追い掛け回しました。 ヨコヤ「いてっ!」 なんと牛方は、石にけつまずいてこけてしまったのです。 秋「カブっ ゴクゴクゴク。」 牛方はとうとうやまんばに食べられてしまう始末でした。おしまい。 直「あのぉ〜やまんばと牛方ってそんなお話じゃありませんよね秋山さん。」 秋「終わりよければすべてよし。」 ヨコヤ「秋山ァーーーーーーーーーーーーーー!!!」 SS一覧に戻る メインページに戻る |