番外編
「上条君、あの、さやかって子はガールフレンドなのかい?」 「え!?そ、そんなんじゃないですよ」 「そうかそうか。それは幸いだ。じゃあ、あの子とはカモフラ用に仲良くしているだけなんだね」 「カモフラ……嫌だなぁ先生、何を」 「君さ、ゲイなんだろう」 嫌な汗が、上条の背筋を流れる。 「はぁ……っ!?一体、何を根拠に……!?せ、先生は、僕を虐めてるんですか?」 「知ってるんだよ。君のベッドの下に隠しているその本が、洋もののゲイ・ポルノだって」 「な」 「たまに男性看護師の股間をチラチラ見ているし、それに、さやかちゃんのわざとらしい色仕掛けに、全く反応してなかったよね君」 「だから……先生は何を……」 「クク。私も、同類だからね。分かるのさ」 「え」 「さぁ、始めようじゃないか。ホモ・セックスってやつを」 「――!」 繊細にして大胆な指使い。まるで独立した生き物であるかのように這い回る舌。 上条は押し寄せる性感のうねりに、飲み込まれそうだった。 「どうしたんだい、上条くん。天才少年とやらの意地を見せてくれよ」 「あ……あぁ……んあ……あああああああーっ!」 「もうイクの?たった3分でイクの?こんな、オッサンの指でイクの?」 「やめ……や……うあぁ……!」 SS一覧に戻る メインページに戻る |