番外編
「今日は転校生を二人紹介します」独身眼鏡が言う。 「鈴科百合子でェす」「暁美ほむらです」何事もなく転校生が自己紹介をする。 しかし、クラスメイトは密かに驚く。鈴科百合子の風貌に、である。 彼女は白髪赤眼に加え、耳元からコードが延びていた。驚いても致し方ない。 ただ、唯一人、鹿目まどかは別の理由で驚いていたのだが。 以下回想 鹿目まどかは夢を見た。件の二人はその夢の中に居たのである。 百合子は契約して云々と言っていた。ほむらはやけに大きいのと張り合っていたものの、敢えなく落下した。確か、そんな夢である。 回想了 その後、保健室に連れて行けと言っておきながら先々歩くほむらに話しかけるとやけに刺々しく返された。恨みでもあるのだろうか。夢ではあるが助けようとしたのだが。 放課後、華奢なジャイアンと間の抜けたスネ夫とその話をしたが、若布頭が妄想に浸り始めたので伝票を置いて美樹さやか略して御坂とCDショップに行った。 事故で演奏できないそげぶに音楽を聴かせるのは虐めだろうと思ったが黙っておこう。 二人して試し聴きをしているとどこからともなく声が響くので、聞こえる方に行くと、転校生二人が首領パッチしている。 SS一覧に戻る メインページに戻る |