止められない勢い
千秋真一×野田恵


すっかりパリ暮らしに慣れた頃
俺たちは夕飯も済んでまったりとした時間を過ごしていた

「センパイ…」

恋愛ドラマに見入っていたはずののだめが潤んだ目でオレをみている

「のだめもそっちいっていいデスカ?」

のだめ…こいつ完全に今見たドラマに感染してやがる…

「ああ」

できるだけそっけなく答えてやった


……

「おっお前なにしてやがる!!」

のだめは俺のシャツの3つめのボタンをはずす行為に入るとこだった

「えーだってのだめもセンパイとフォーリンラブですぅ」

は、発情したのかー!!!
おれの声にならない声をよそにのだめはキスをしてきた。

しかしなんだこのキスは…

音楽もだけどこいつはいつもいつも自己中で やりたい放題だ
一方的なのだめからのキスの流れを止めおれはゆっくりと舌を絡ませた

「んんっ」

少しのだめが震えた

もっとおれを感じろ



そのまま長い間キスを続けた

「センパイ…キス上手デスネ…」

当たり前だばか(怒)

でも意外にも抑えがきかなくなったのはおれの方だった
のだめの胸をさわり服を脱がす…

……

「…俺の服は俺が脱ぐ(怒)」

またもやのだめが俺のズボンを下ろそうと鼻息が荒い所を寸止めた

ゆっくりとのだめの体をまさぐる
こいつがどこが気持ちいいのか何で感じるのか
おれには知る権利がある

首筋から背中へと愛撫をする

「セッセンパイ…くすぐったいデス…あっ」
「我慢しろ」

後ろから柔らかな胸を揉む
突起した所を可愛がると
のだめの小さく荒い息遣いが聞こえてきた

「シ、シンイチく…ん」

前を向いていたはずののだめがおれを振り返った

「のだめもセンパイに…気持ちよくなってほしいデス…」

いやな予感…

「ま、まて!のだ」

おれの声も虚しく既にのだめがおれのモノをくわえていた

こいつはこいつなりに
頑張ってるんだな…


……

ま、まて…
なん、か…
うっ…

うまくねーか??
や、や
やべぇ…
これは…

ここでイったりなんかしたら俺の輝かしい歴史に泥を塗る…そしてのだめに永遠に笑われてしまう(気がする)

「センパイあのとき…ぷぷっ」←千秋の妄想

ありえねー!!!!!(絶叫)

獲物を前に息が荒いライオンをまたしても
寸止め。

「セ、センパイ…?」

俺はもう止められない勢いにまかせてのだめを押し倒した

その後のおれはのだめに負けないくらい
やりたい放題だった…のであまり思いだしたくもない(ので省略)
…その際のだめサイドでは
必死で欲望を満たそうとしている千秋に

(またデスカ…カズオ…)

とかなり萎えていたのだめがいたりした…
ぐったり眠っているのだめを横で
手でのだめの髪を優しくかきあげる千秋がいた

「悪かったな」

久々なもんでペースがつかめなかったんだ←言い訳

ふとベランダに目をやると大量の洗濯物が…
忘れてた…

…その後洗濯物に明け暮れた千秋がいたとさ♪
おわり






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