千秋真一×野田恵
![]() 「えと……こう…カナ」 ……? 暗闇の中、ささやき声のような、かすかな小さな声がする。 「んっ……ぁっ…う、ふぅ…」 隣に寝ているのだめが、こちらに背を向けて、何か しているらしい。なんだ? 「…うぅ、ンっ……」ピチャッ ピチャ ピチャ・・・ エ…… もしかして 指揮者は 立ち仕事だから、職業病のようなもので、鍛えてるオレでも たまに腰をやられる。 演奏旅行から帰ってきた今日は、湿度のせいか気圧のせいか 特に痛んで、 痛み止めを飲んでもおさまらず、歩くのさえ辛かった。 久しぶりに逢う のだめと夕飯を食い、なるべく動かないようにシャワーを浴びて、 早々にベッドに入った。 ベッドはキングサイズだから、2人で寝るにはゆったりだけれど、 のだめからの わずかな振動は伝わって来る。 何をしているのか すぐに察しがついたが、こんなのだめを見るのはもちろん初めてだから、 ものすごく胸がドキンと鳴った。 ひどく嬉しいような、秘密を見てしまって悪いような、複雑な気持ち。 気づかれないように息をころして、そっと様子をうかがう。 「ん、んっ…ぁふ……。 うーん…もうチョット…なんデスけどね……ダメだ…ヤッパリ」 「……イケないのか?」 「ぎゃぼ!!! 起きてたんですかっ」 「起きた…。 イイ声、聞こえたから」 「(赤面)だって…! センパイ、いつものだめのことすっごく…ヨクしてくれるから、 どんなふうに…したら、…なるのカナ…って……」 「ゴメンな、オレ今日、してやれないから…だろ?」 「(ますます赤面)……ハイ…センパイに、して、欲しかったデス…」 「してやるよ」 「え? でも、腰が…」 オレは、手を伸ばして枕元の小さい灯りをつけた。 痛まない程度に少し身体を起こして、隣ののだめを見ると、ネグリジェはもう はだけて、 豊かな乳房がぽろんと見えていて、桃色の乳首も双方 ぴんと立ち上がっている。 「おまえ…いつのまに、こんな」 「え、ヤ…! 今日、はじめて…デスよ! だって しばらく逢えなくて、やっと今日逢えて、 センパイにいっぱい可愛がってもらいたかったンですヨ…」 「そっか…」 「もぅ…ムラムラのもんもんで、ウズウズして……眠れなく…なっちゃってぇ……」 訴える声が、だんだん消えそうに小さくなってる。 こいつ、可愛い…。 「よし。ほら、こっち向いて」 のだめは素直にオレの方に身体を向けてきたから、オレと向かい合わせになった。 「ちょっと上にずれて?」 言葉どおりのだめが上方にずれると、豊満なおっぱいが顔の前に来た。オレはそれに顔をうずめた。 「んはーー… きもちいー…」 「センパイ…」 舌と、指先で、のだめの乳首を刺激する。手の平で、ボリュームのある ふくらみを揉んでゆく。 「あ、あぁッ…」 さっき のだめが自ら触れていた部分に指をのばすと。 「わ…すごいな、ぐちょぐちょだ…」 「もう… 真一くん、イヤ…」 「取るよ?」 「ハイ…」 のだめの両腰のリボンをほどき、レースがたっぷりついたのだめの下着を取り去った。 オレが帰って来る日だったから、おしゃれな下着を付けていたんだろう。 でも、もう、濡れてぐしょぐしょだ。 オレはのだめの乳首を舐め、左手2本の指で乳首をいじり、右手の指でクリトリスを激しく刺激する。 「あ…はぁん…あぅ……気持ち、いー…デス……」 「ほら、のだめ、ココ…。後ろから 自分で、指、挿れて。」 いつもオレ自身が入り込む、のだめの熱い入り口の位置を、中指で教える。 「ひっ、やぁぁあん」 「ココ……おまえのなかで一番、濡れてるトコ。感じるトコ…。さ、挿れて…」 感じてきたのだめの右手をとって、彼女のお尻をなでさせてから、薄暗い秘所へと誘導する。 言われたとおりに右手をお尻側へ伸ばした のだめは オレの愛撫に感じてキュっと締めた自らの蜜壷に、後ろから 自分の中指を少しずつ沈めた。 「うぅーっ、あはぁあ!」 多分、自分の指を自分のアソコに挿れるなんて、初めてなんだろう。 でも、オレの愛撫でとろとろになった身体が、自分の指をぎゅうっと締め付けて、動かせ、と命令してる… 「……あっ、はぁっ…あぁーーー」 オレは、そんなのだめの痴態を見て いたく興奮し、満足した。 ほんの数ヶ月まえに、この世界を知ったばかりなのにーーーこの痴態…。 オレだって、ヤラシイの、キライじゃない。むしろ…はまりそう。この女、最高だ。 「嬉しいよ、のだめ…」 そう言って、大好きなのだめのオッパイに、強く、キスの痕をつける。 腰が痛くて身体を動かせないから、ずっとこの体勢のままで、大好物の双丘を、思う存分楽しめる。 のだめはイクのに夢中だから、おっぱい星人〜、とか、からかってこないし。 これって、いいかも……。 わざと大きく、チュパッ と音を立てて乳首を吸って、下方の指も、いやらしい水音が立つように動かす。 中指をクリトリスに当てたままで、オレは薬指と小指を動かし、 のだめが自ら挿れている指のようすを確かめるように、のだめの手に絡める。 知らないうちにのだめは、自分から指を2本も突っ込んで、激しく、ズブ、ズブ、と動かしていた。 こんな恥ずかしい行為を確認されてしまった興奮からか、のだめの頭はのけぞって、白い喉は光り、 喘ぎ声はいっそう高く、大きくなる。 「…いけそうか?」 先端を舐めながら訊くと、 「あ、ん、イクぅ…! ちあきセ、ンパイぃ……のだめ…、イッちゃう…んはああっ……!!」 のだめの腰が前後に動いて、びくびくっと振動した。 紅潮した顔。はぁはぁと、激しい息づかい。 柔らかいおっぱいの奥から、ドクンドクンと激しい鼓動が聞こえてる。 「っはぁっはぁっ、はあ……はうぅ………」 「……」 紅潮し 汗ばんだ のだめの顔に手を伸ばして、張り付いた髪を外してやる。 のだめは目を閉じたまま、オレの髪に顔をうずめてきた。 「…あぁ、もぅ…ハズカシ……!」 「ばーか。今更、なんだよ」 「……今度は、真一クンの番デスヨ…」 のだめはオレに口づけると、オレをゆっくり仰向けにして、足許へと下りていった。 ![]() ![]() ![]() ![]() ![]() |