千秋真一×野田恵
![]() はぁっ…はぁっ…… 早く帰らなきゃ!今日はセンパイどんな呪文料理作ってくれてるんだろっ。 ふわぉぅ、楽しみ〜!センパイのごはん、ホント久しぶり! ごはんのあとは…今度はセンパイのヴァイオリンが聞きたいなぁ…。 昨日はピアノ弾いてもらったからぁ、今度はのだめがピアノ弾いて、 久々に一緒に演奏もいいデスねぇ〜!ムキャ!興奮してきまシタよ〜! そのあとは……やっぱり……シマスよね……センパイきっと……。 ヤじゃないんデスけどぉ……うれしいんデスけどぉ…… だんだん自分が自分じゃなくなっちゃうようでぇ……ギャハァ!はじゅかしいデス〜!! あ、今度はターニャに教えてもらったアレをしてみまショーッ! きっとセンパイ喜びマスよ〜〜!ムキャー!!大急ぎで帰らなきゃーー!! ――――――― さて、と。 あとは、あいつが帰ってきて、ワインを開けるだけだな。 …って、水が切れてるな。 ……その…なんだ、アレのあとはノドが渇くからな………買ってきておくか。 「あら〜チアキ!久しぶりね!」 「うっ……ターニャか…今、学校の帰り?」 「そうよー、今日はちょっと早かったのよ!そういえば、聞いたわよー。ね、どうだった?」 ギクッ・・・! 「聞いたって、誰に何を?」 「やだー!今日のだめとランチしたのよ!そしたら、アレ、昨日試したって言うから!」 あいつ……やっぱりまたペラペラと……(怒) 「な、なんのことだ?あ!オレ買い物に行こうと思ってたんだ。 じゃーな、ターニャもピアノの勉強ガンバレよ!」 「あーーっ!チアキッ!!今日ものだめにいろいろ教えたから、試してもらいなさいよー!」 遠くでターニャが叫んでいたことが気にはなったが、 それよりもオレは恥ずかしい方が先にたってしまって、 その後はどうやって買い物をして帰ってきたかよく覚えてなかった。 ま、ちゃんと水は買ってきた訳だが。 またターニャと顔を合わすのは気恥ずかしいので、 キョロキョロとまわりを確認して、オレはやっと自分の部屋にたどり着いた。 それにしても…のだめのヤツ、今度はどんなことをターニャに習ったっていうんだ。 …気になるじゃねーか。 昨日の…その、つまりフェラもなかなかのもんだったけど、 それ以上のコトなのか…? とりあえず、水は冷蔵庫で冷やしておくとするか……。 ――――――― 「センパイ!ただいまかえりマシタ〜!!」 「…お、おぅ、おかえり」 「あれ?センパイなんか変デスねぇー?なにかありまシタ? あ、のだめがいなくて寂しかったデスか?しょーがないじゃないデスかぁ! のだめは学校なんデス!でも、夜はセンパイだけのモノですよ!ギャハァ!言っちゃった!」 「……おまえ、何をひとりでペラペラと。んなことより! おまえアノこと、ターニャにしゃべっただろ。こらっ!目ぇそらすなよ!」 「え、えぇ〜なんのコトですかぁ?」 「しらばっくれるな!ターニャに感想を求められたんだよ!おまえホント頼むから……」 「まあまあ、またいいコト教えてもらいましたから、そんなに怒らないでくだサイよ!」 「ほぅ、じゃあその”いいコト”とやらを試してもらおうじゃねーか」 「え?ごはんは?」 「んなもんあとだ!ほら、こっちこい!」 「ムッキャー!ハラが減ってはイクサは出来ずデスよ〜〜!!」 「うるさい!オレは敵に塩を送るほど甘くないんだ!」 「いゃんッ!」 「なにがいゃんッ!だっ!」 ――――――― センパイ、激し過ぎデスよ〜! ごはんも食べないで2回は…のだめ、もう死んじゃいマスぅ〜。 きっとターニャの話でセンパイのむっつりスケベが爆発したんデスね…。 まったく、のだめが帰ってくるまでの間にどんな妄想してたンですかぁ! もぉ〜!えっちなカズオはアダルト指定デスよ! 1回目は”いいコト”する間もなかったじゃないデスか! だからって、あんなにいっぱい出したのに、”いいコト”やったら復活しちゃうなんて…。 それで気分良くなってシャワー浴びにいっちゃって、 のだめは一緒にお風呂入る元気もナイですよ! 腰はガクガク、ノドはカラカラですよ! それより何より、のだめのおなかと背中は今にもくっついちゃいそうなんデスよッ!! …センパイ、はやく ごはんにしてくだ サ イ……。 それにしても、ターニャって、テクニシャンなんデスかね? またいろいろ教えてもらいまショー。 ……大好きなセンパイのために☆ ![]() ![]() ![]() ![]() ![]() |