突撃隣の晩お風呂
千秋真一×野田恵


いつものようにいきなりドアが開かれた。

「突撃隣の晩お風呂デス!!!」

・・・訳のわからない台詞で今日もやってきた。

「何だよ。その「晩お風呂」ってのは・・・」
「ぎゃぼっ!先輩あの有名な番組知らないのデスか?○助が一般家庭に
突然お邪魔する・・・」
「・・・晩御飯だろ・・・」
「はい。それのお風呂バージョンです(ハート)」
「・・・・で、何すんだ?」
「のだめ、日本から温泉の素送ってもらったんです。だから先輩、今日は
一緒にお風呂入りましょう」

最後の方はうつむいて小さい声だったが・・・

「えっ?風呂?」
「何回も言わせないで下さいよ・・・」

のだめは顔を真っ赤にしながら手にしていた洗面器をオレに渡してきた。
オレは嬉しいやら、訳わかんないやらで洗面器を受け取ってしまった。

「じゃ、のだめ妻だからお風呂の準備しますね。先輩は待ってて下さい
ね」

そう言うと洗面器の中から温泉の素を取って走ってバスルームに消えて
いった。
一人洗面器を持ったまま取り残され、やっと冷静に考えられる時間が出来た
が・・・風呂って・・・
いったいのだめの頭の中はどーなっているんだ・・

しばらくすると

「準備できました。先輩は先に入って下さい。」

少し頬を赤くしたのだめがオレを強引にバスルームに引っ張っていく・・

「じゃ、シンイチくんまたあ・と・で(ハート)」

・・・一緒に入るんじゃなかったのか??・・
少し落胆しながらも、バスタブから久々の温泉の香りに誘われて服を
脱ぎバスタブに身を沈める。
白く濁ったお湯はオレをやさしくつつんで日頃の疲れを身体の奥から
溶かし出してくれそうだ・・
・・・ふと視線を感じてドアを見ると、ドアの隙間からのだめがのぞいて
いた・・・

「何やってんだ!!」
「先輩・・気持ち良さそうデス・・」
「覘いてないでさっさと来い!!」

ドアを開けてのだめが近づいてきた・・身体にはバスタオルが巻かれて
いた・・・まさか・・・

「・・・バスタオルのまま入るつもりなのか?」
「だって・・こんなに明るかったら恥ずかしいじゃないデスか」
「・・・・・・・・・」
「先輩?どうしたんですか?」
「風呂の湯も濁っててそんなに見えないからバスタオル取れよ」
「じゃ、先輩のだめが良いって言うまで目瞑っててください。」

今まで散々裸を見てきたのに今さら恥ずかしいとは・・・しかも自分か
ら風呂を誘っておいて・・・しょーがない・・・

「はい。瞑ったよ」
「本当デスか?薄目とかじゃないデスか?先輩この指何本かわかります
か?」

オレの顔の前でブンブンと手を振ってるのが感じられる・・

「いいから早く入れ!!」
「ぎゃぼっ!!入ります・・」

ジャブンと勢いよくしぶきがオレの顔にかかる・・・

「はい。目開けていいデスよ」

そんなに広くないバスタブに向かい合って入ると・・少し照れる。
自然と身体の一部が触れ合う・・

「先輩、気持ち良いデスか?最近なんだか忙しいみたいなので温泉の
プレゼントですよ。これで少しでも疲れが取れればいいですね」

のだめなりにオレの事を気遣ってくれているらしい・・・

・・・かわいいな・・・

「のだめ・・もっとこっちに来いよ・・・」
「えっ・・無理デスよ・・狭いし・・」
「いいから・・・」

手を伸ばそうとしてふとある一点に目が止まった・・

・・・胸がお湯に浮いてる??・・・・

オレの視線に気づいたのだめが急いで手で胸を隠す

「やん。先輩!!そんなにじろじろ見ないでください」
「のだめ・・胸隠さないで見せて・・・」
「だって・・・」

真っ赤な顔ののだめがそっと胸から手を退かす・・
恥ずかしく顔が赤いのかのぼせて顔が赤いのかわからないがその姿が

また・・・かわいい・・・

お湯の中に再び解き放たれた胸にそっと手を伸ばす・・・

「・・・やんっ・・・」

のだめが甘い声を出す。
下から持ち上げるようにそっと触れるとやはりお湯の中で浮いている。
元々張りのある胸だが、お湯の中ではいつも以上に弾力があり、敏感に
もなっている・・
だんだんのだめの息遣いも荒くなったきた・・・

「もう・・そんなにいやらしく触らないでください・・・はぁ・・
のだめヘンな気持ちになっちゃいます・・・」

お湯に浮いている胸に感激し、夢中で触っていると、悩ましい声で
のだめが囁いてきた。
その聞いたことないような艶のある声にオレの理性が吹っ飛び、噛み
付くような勢いでキスをした。
お互いの口の中を隅々まで堪能していたら急にのだめから力が抜けて
オレにもたれかかってきた・・・
どうやら・・・のぼせたらしい・・
せっかく盛り上がってたのに残念だが、新しい発見があったからよし
としよう。

「胸はお湯に浮く」

とりあえず、のだめをベッドに運んだら・・・温泉の素を日本から取り
寄せる事にしよう。






SS一覧に戻る
メインページに戻る

各作品の著作権は執筆者に属します。
エロパロ&文章創作板まとめモバイル
花よりエロパロ