可愛がってあげなきゃ(非エロ)
千秋真一×野田恵


朝、ジョギングから帰った千秋はターニャに出くわす。

「・・・お前もやったほうがいいんじゃねーの?」
「あのね〜千秋はデリカシーなさすぎ!そんなんじゃ愛妻にもいつか嫌われちゃうわよ」
「妻じゃねぇし」

(あいつが?まさか…俺にべた惚れだし)

「大体ねぇ、千秋はもっとのだめのこと可愛がってあげなきゃダメよ。」
「はぁ〜?」

(さんざん可愛がってやってるけど、飯とかあとは…”照”)

「のだめって結構もてるのよ!私学校であの娘のこと紹介してって頼まれてばっかりなの。も〜やんな
っちゃう〜!フランスではあ〜いう化粧っ気のないあっさり系が好まれるのかしら?」
「さ〜ね」

(マジかよ)

「も〜しっかりしてよ!これだから孔雀時は…」
「うるせ」

(あいつそんなこと一言も… )

遅めのブランチをとったあとソファでくつろぐのだめと千秋。
いつものようにのだめは千秋に膝枕をしてあげている。
ワンピースの柔らかい布地が頬に気持ちいい。

(ったくターニャのやつ、落ちつかねえよ)

「のだめ俺のこと…」
「モチロン愛してますョ〜 どしたんデスカ? 」
「え…あっ、いや、別に…」

(ほら、心配いらねぇんだよ)

「エッチ、しよ 」

がたがた…

「きゃっ!まだ真っ昼間じゃないデスカ!
それにターニャとかフランクとかも今日はガコお休みだし」
「いいじゃん」
「ぎゃぼー!!先輩のエッチ〜」
「だから今からエッチなことしようって、ほら」
「先輩ったら。きゃっ!あ、あ…あ…はぅぅん〜」


「お前学校で男に声かけられたりすんの?」
「そですね、以前よりは」

(マジかよ…そういえばこいつ最近ターニャに開発されて少し…いや待てよ、毎晩毎晩開発してんのは俺か?って何いってんだ
よ!これだから孔雀だなんだって…)

「のだめも結構フランス語喋れるようになりましたカラ。」
「そうか…」
「でも数字がいまだに苦手で。ぎゃぼん…時間とか聞かれたりすると困るんですけどね」

(へっ?)

「そうじゃなくて!ナンパとかだよ!」
「あ〜そうそうのは大丈夫ですよ。 夫がいますから〜の一言で撃退してるんです!
みんな学生結婚なんていいね、っていってくれます」

(夫じゃねぇ! …けど そっか…そっか…)

「先輩ヤキモチ?」
「調子のってんじゃねぇ!」
「先輩が妬いてくれるの嬉しいです。デモ安心してくださいね。のだめは心も体も先輩だけのものですから!ゲハ…ちゅっ。

(おいおい可愛いじゃないかよ…そんな余裕かましていられるのも今のうちだぞ!)






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