温もり
千秋真一×野田恵


「のだめ!!」

のだめが交通事故にあったと連絡を受けて俺は病院に向かった。
病院に着くまでの間、俺は動揺しまくりだった。

バンッ!

勢いよく病室のドアを開けるとそこにはいつもと変わらないのだめの姿があった。
ぜーぜー息を切らしている俺を見て、のだめはきょとんとしていた。

「センパイ?そんなに乱れてどうしたんデスか?」
「おま・・交通事故・・にあっ・・・たって・・」

息が切れて上手く話せない。
こんなに本気になって走ってのは何年ぶりだろうか。

「だいじょぶデスよーただの切り傷ですから」
「き・・・切り傷だけか?」
「ハイ♪」

よく見ると、看護婦が額のまわりを包帯で巻いているところだった。


良かった・・・


そう思った瞬間、一気に力が抜けその場にするすると座り込んでしまった。
良かった・・・本当に、本当に良かった。

「もぉーのだめのことすっごく心配してくれたんですね〜うきゃっ♪」
「うるせぇ」

素直に”そうだ”と言えばいいものをついつい反発してしまう・・
でも顔が赤くなってるのが自分でも良くわかった。

「まだ痛むか?」

俺はのだめの頭をなでながら聞いた。

「もうへいき・・・やっぱ痛いデス」
「痛いのか痛くないのかどっちなんだよ」
「・・・・・」
「のだめ?」
「・・イタイ・・デス・・だから」
「だから何?」
「なでなでしてください」

頬を赤くして甘えるのだめ。
そんなのだめを自分の胸に引き寄せ、頭を数回なでた。

「むきゃっ・・・センパイの体あったかい・・」
「のだめもあったかいよ」

そういうと俺はのだめをやさしく、でもしっかりと抱きしめた。
そしてゆっくりと体を倒す。 

・・・・・のだめの温もりがほしい・・・



「せん・・ぱい」

甘えた声で、目で、俺を求める。
それに答えるように、おでこ、瞼、耳、頬、唇と軽くキスをする。
もっと・・・と言わんばかりにのだめの口からハァと吐息が漏れる。

「・・して・・・くだサイ」
「わかったよ、ばかのだめ」
「バカは余計で・・・んん・・っ」

のだめの言葉を無視して俺は唇を重ねた。

「ん・・んんっ・・・んはぁ」

のだめの舌を求めるたび、小さい喘ぎ声が漏れる。
きゅっと力が入っていた体も、徐々にやわらいでいく。

「はん・・・あ・・んぁぁ・・・っふ・・」

のだめからも俺の舌を求めに絡めてきた。
それに合わせ体を密着させる。
そう・・・俺はこの温もりが欲しくてたまらない。
今日、本気で病院に駆けつけたのも、この温もりを失うことが怖かったから。
のだめがいつも側にいないと不安で孤独で空虚で切なさでいっぱいで・・・・
俺いつからこんな弱ったらしい男になたんだ・・・?

とにかく、そんなことはどうでもいい。
今は目の前の最愛の人と甘い時間を堪能したい。

「はぁぁ・・あ・・んぁ・・・」

舌を絡めたまま胸と、下部に手をやる。
同時に攻められ、のだめが腰をくねらせてよがる。

「くうっぅ」
「のだめ・・・濡れてきたのわかるか?」
「はぅぅ・・センパイ・・・いろんなとこいじらないでくだサイ」
「いやらしい音きこえるか?」
「・・・いじわるぅ」

「いじわるしてるときのお前がかわいいんだよ」

そっと服脱がせ、胸に顔をうずめる。

「あふぅ」

ブラのかたひもをすりおろし、背中のホックをはずし、床にパサッと放り投げた。

「いただき・・」

そう言うと俺は乳房を吸い寄せた。
何度も舐めまわし、ときに甘噛みする。

「はぁぁぁ・・やぁ・・噛んじゃいやデスぅ・・・ふんんっ・・・ふぁぁあああ!」

いやらしい声と、チュパッ、チュプと乳房を舐める音が部屋に響く。
それがまたなんともいえなくて。
さらに強く吸い上げる。
もう片方も同じように舐めて吸って噛んで・・・何度も何度も。

「のだめ・・・」

のだめに目をやると、とろんとした表情でシーツにうずくまっていた。

ふっ・・・可愛いやつめ。
これからだっていうのに。
乳房を離れた俺の唇はつつつ・・と下の方に移動し、やがて下部にたどり着く。
ぺろっと軽く舐める。

「?!センパイ!! は、はづかしーではないデスかぁっ!」
「何言ってんだよ今頃」
「だって・・そこ・・その、お・・おしっこでるとこ・・・」
「俺は舐めたい・・・ってゆうか舐めさせろよ」
「あ・・・うきゅぅ」

「俺は全部欲しいんだよ。全部愛したいんだよ。髪も目も耳も唇も胸も手も・・・・もちろんのだめ自身も
全部。」
「なんか今日のセンパイ・・・」
「変か?」
「変ってゆーか、いつもより深い愛を感じるってゆ−か」
「当たり前だろ、愛してるんだから。だから心配かけるな。お前がいなくなったら俺、俺・・・」
「センパイ???」

のだめが動揺しながら俺の顔を覗き込んできた。

「だいじょうぶですか?」

大丈夫???何が??
一瞬何が起きてるのか分からなかった。
ただ、頬に何か流れる感覚だけが伝わった。


泣いてるのか?      俺は


「ああぁ・・うう・・えっと・・」

突然の涙にのだめもどうしていいか分からないようだった。
もうだめだ・・さっきまでの余裕が、一気に崩れた。
おろおろしてる彼女を抱き抱え、ベッドに倒した。
その勢いで俺の欲望を膣内に挿入する。

「ああああ・・っ!そんな、いきなりっ」
「もっと力抜け・・すぐに気持ちよくしてやる」
「あつ・・・センパイの・・熱い・・
あっ!ダメ・・ですぅ・・んはっ・・・最初か・・ら・そんな・・・にぃぃ・・・ぁはんっ・は、激しく・・・しちゃぁあああ!」

「んなこと・・んんっ・・言ったって・・・我慢・・はぁ・・・できねぇ・・よ」

くちゅぐちゅっと結合部から音がする。
もう愛液で膣内は溢れかえっていた。その液はシーツまで達していた。
俺は激しく、更に奥へと突き上げる。

「はあああぁぁ・・・ああ・・奥まで・・・奥までセンパイきてるぅ」

お互い手をしっかりと握り、一つになるのを感じている。
この時ののだめは愛しくて狂おしい。
昔、境界線みたいな体が邪魔だっていう歌詞の歌があったけど、まさにこのことだ。
体ごと溶けて本当にひとつになりたい。
俺はそこまでのだめに夢中で・・・・のだめを愛している。

「んん・・っ・・・あぁ・・・」
自然と吐息交じりの声が出る。その声を聞いてのだめもかなり興奮しているようだ。

「・・いい・・すごくいいよぉ・・・せん・・ぱ・・いぃ」
「俺も・・・・すごく・・・・気持ちいい」

まだつながっていたい。でも達したい。
くそ・・・・どっちなんだ俺は。

「センパイ・・・」
「ん?」
「一緒に・・・ね?」
「・・わかった」

願いを叶えるために、さらに激しさを増す。
絶頂を間近にむかえたのだめの声色がかわってゆく。
膣内が絞まってゆく・・・愛液は先ほどからだらだらとこぼれ落ちている。

「い・・・く・・っつ・・あぁ・はぁぁぁぁああああんん!!」
「んっ・・・」

俺も絶頂に達し、のだめの腹部に精液をばら撒く。

「・・・・はぁ・・ごめん、汚しちゃったな」
「なんで謝るんデスか?」
「え?」
「だってこれはセンパイのじゃないですか。ちーっとも汚れてませんよ」
「のだめ・・・・」
「センパイ、さっき言いましたよね。のだめの全部を愛したいって。
のだめもセンパイの事全部愛したいデス。ウキャー言っちゃった♪」

無邪気な顔で言われると返す言葉が出てこない。

「だから今度は・・く・・・口にぃ・・・」
「うるさい」
「むきーーーっ!!」

俺は両手でのだめの頬をつねった。

「センパイいたい・・・それよりお腹すきませんかぁ〜」
「じゃぁメシ食うか」
「ハイ!」


そうだな・・・今度は・・・口に・・・な?






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