指揮者コンクールの夜
千秋真一×野田恵


今日”も”センパイ飲みすぎデス。

「あ…あの それって先輩の部屋に泊まってもいいってことでしょうか?」
「うん べつにいいんじゃない?もうどうでも」

もうあれからのだめは部屋で飲んでても気が気じゃなかったデス。
先輩は弱いくせにカッポカッポワインを空けて自分だけとっとと寝ちゃうし
近付いたら殺す発令は出すし。
のだめは目が冴えてムラムラのもんもんで生殺しデス…
さしゅがカズオ…

クイーンサイズと思われる大きなベッドでこどものように
スヤスヤ眠る千秋。
ワインの飲みすぎで頬が紅く染まって、いつもキリリとしてる白シャツの胸元は
真ん中はではだけて細身なのに筋肉質な身体がまたのだめのムラムラを増長させる。

「むひゃあ、生殺しデス…」

はじめは少し眠気もあったけれど、あんな姿見せ付けられたら
いつのまにか眠気なんか吹っ飛んでいた。

「ちょ…ちょっとだけ…」
「先輩、寝付いたらなかなか起きないから大丈夫デスよね…」

のだめはベッドで眠る千秋の隣にそっと添い寝する。

「むっひゃあ〜!添い寝!恥ずかしいデス…」

至近距離で千秋のはだけた胸元がのだめの視界に飛び込む。

「ちょっと外してもいいデスかね」

そっと千秋のシャツの第4ボタンに手を伸ばす。
そのまま第5ボタン、第6…

”男のヒトって女のヒトのボタン外すのがムラムラするっていうけど、
のだめもムラムラのもんもんデス!!!”

千秋の白い肌が覘き、しかり筋肉のついた胸にそっと手を添わせる。

「ふわぁ、ドクンドクンしてます」

そのまま首筋から臍上まで指先をツーッと這わせてみる。

「ん…」

千秋が首元を掻く。

「ふおぉぉっ、起きちゃうかと思った…」

可愛い悪戯だけれど、それで千秋が起きちゃうかもと思ったら
なんだかスリリングでのだめは楽しくなってくる。
一旦離した指先を千秋の乳首に当てて

「ぽっちーん!ヨーコの真似ですぅ、ぐふふ…」

少しだけかきまわして指で戯んでみる。
千秋の乳首はすぐに突起が膨らんで。

真っ赤な耳に、出会った夜にのだめのマンションのドアの前でそうしたように
フーーーッと息を吹き掛けてみる。
それだけじゃ我慢できないから少しだけ舌を這わせて、
また息を吹き掛ける。

「ん…風…懐かしいな…」

ぼそっと千秋が呟く
やばい、今度こそ起きちゃったかも。こんなところ見つかったら殺されマス!
永久追放間違いナシ…

「のだめ………きだよ」

ふお?起きない?寝言?先輩、今なんて言ったんデスか?

「もっかい!もっかい!ワンスモアプリーズ!!」

千秋はもう一度それを口にするわけもなく、スヤスヤ眠っている。
ダメです、もう気になって仕方ありまセン!!!
ふぉぉぉぉ、もう眠れない…
もう眠れない代いただきマス!!!
のだめは千秋の頬とおでこにそっとキスをして、
またソファでムラムラのもんもんの一夜を過ごすのであった。






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