千秋真一×野田恵
![]() ル・マルレオーケストラの常任指揮者というのも悪くないように思えてきた。 実際の所、日本にいた頃のSオケやR☆Sオケの立ち上げなんかと比べ物にならない程キツイものがある。 団員のレベルの差や状況が状況だから音楽以外の多くの事に気を使わなければならなし、 様々なプレッシャーが掛かるのも事実だ。 そんな状況の中で音楽を楽しみ、正面から向き合う事を常に意識させてくれる存在が傍に居てくれるからこそ 今の地位を「悪くないな」と思える源なのかもしれない。 のだめ‥‥お前がいるからな。 今年の夏、ご褒美旅行がてらブルターニュのブノワ家伯爵の城で行われた演奏会に出てから 彼女に対する意識が変わったのかもしれない。 日本にいた頃から彼女の演奏には驚かされるが、欧州に来てからの音楽に対する姿勢に惹かれ初め、 急成長を遂げつつある彼女に恋愛感情に似た気持ちを向けている自分に気が付いた。 演奏会当日の夜、自然なタイミングで唇を重ねたのも特別不思議な事ではないし、 今までで一番感情を込めてキスをしたと表現しても嘘ではないと思う。 その後、俺たちを強く結びつける出来事があった。 秋の深まったあの日がなければ俺たちどうなっていたんだろうな‥‥。 何かある度に必ず話題に上る程の事だった。 その頃、今の環境にとまどいと不安の入り混じってた不安定な気持ちで過す日が多かった。 ヨーロッパでの生活は懐かしく、また大人の視点からだと新鮮にも感じた。 例えるならば、新社会人が4月に感じる不安の中で期待と希望に胸を膨らませるのに似ているのだろうか 自室で今度の公演に使う譜面から目を離し、ふと数ヶ月前にあったブルターニュでの事を思い返していた。 あれからもうこんなに経つのか‥‥、なんだかあっという間だな。 そろそろ遅めの夕食を一人で取ろうとしたら廊下の方から聞き覚えのある声が耳に入り現実に戻された。 「せんぱいぃ〜、いるんでしょ〜ぅ妻のご帰還デスよぅ」 アイツ、どこかで飲んで来やがったか。 時々野良猫みたいにフラフラする時があるから、目を離すとすぐこれだ。 最高に不機嫌な顔で乱暴にドアを開けると、怯えた表情の黒木君と頬が赤くなっているのだめ、 えぇ〜と、もうひとりはバソン科のポールとか言ってたな。 「ヤキトリオ参上デスっ」 軽く敬礼をしたのだめを手近にあった靴べらで引っぱたいてやろうかと思ったが、 黒木君の手前そんな事も出来ず、とりあえず三人を中に入れた。 一番素面そうな黒木君に事情を聞いたら、今度のテストに向けてお互いの親睦を図るのが重要だという事になり いきつけの日本食レストラン(名前は吉野家もどきらしいが‥)で飲んで来たらしい。 その後、のだめが千秋先輩の部屋に行くと言い張って、中途半端な時間に押しかけたとの事。 何度も恐縮する黒木君に妙なテンションのポール、珍しく酔ってるのだめ‥‥見れば見るほど奇妙な組み合わせだな。 「センパイものだめと飲みましょうよぉ‥何だか高そうな赤ワイン隠しているのちゃぁんと知ってるんですよぉ」 この女は今度の公演を無事終えたら飲もうと思っていたワインの場所をなぜ知っている!! 「本当カイ、早速空ケナケレバネ。ヤキトリオノ明ルイ未来ニ乾杯ダ!」 黒木君に助けを求めようと視線を合わせたが、力なく首を振るばかり‥‥。 早く帰ってもらわないと今度の公演に微妙な影響が‥。クソッ、この際仕方ないか。 泣く泣く隠していたワインの瓶を持ってきて、酔っ払いが集まる食卓の真ん中に置く。 「好きにしろ!!そのかわりそれを空けたらすぐに出ていくようにな。のだめ、お前もだ。」 怒気を通り越して呆れた口調で諭したが、のだめは信じられない事にターニャも呼ぶと言い張り始めた。 「フン、好きにしろ。そのかわりこれを空けたら直ぐに出るんだぞ、十秒以内にだ!」 その後タ−ニャも事情を飲み込めない表情で部屋に現れたが、 酔っ払い三人と武士一人になるのにたいした時間が掛からなかった。 「せんぱーい、つまみが足りまセン。適当に見繕ってクダサイ。」 俺の部屋は居酒屋か場末のパブか‥‥。早く帰したい一心でキッチンに足を運び冷蔵庫と相談した。 とりあえずチーズとソーセージの盛り合わせを出せそうだし、 下ごしらえを済ませていた鶏肉の田舎風煮込みも20分もあれば用意出来る。 ポトフもまだ残ってたはずだから暖めれば大丈夫か。 これもすべては公演を成功させるため‥‥早く連中を追い出さないと。 残りわずかの忍耐力をすべて使い切るつもりで猛スピードで調理を始めた。 「これが昨日の残りのポトフにチーズとソーセージ、それに明日の夕食に出す予定だった鶏肉の田舎風煮込み」 少し乱暴に皿を置いてしまったが、もう少しの我慢だ‥‥。 俺の我慢に比例するかのように酔っ払い三人は盛り上がってゆく。早く帰れよ‥‥。 「このポトフ、お野菜がトロトロだけどすごく美味しいぃ〜」 うっとりした表情でのだめが独り言のように呟く。すでに怪しい目つきになってきやがった。 「はぁぁっ、ポールの言うとおりソーセージもイイ!噛むとじゅわっとお汁が出て美味しい‥」 見方によっては微妙な光景にも取れる食べ方の女酔っ払いを直視出来なかった。 酔っ払いの中で武士一人が咳払いをしたり話を逸らそうとしているみたいだが、この怪しい雰囲気は何だ‥‥。 いや、ポールも初めは面白がってたみたいだが表情が凍り付いてきたのは気のせいだろうか。 「センパイ、何デスか!!この鶏肉料理は。なんか色んなモノが徐々に溶けて混じって美味しい。ほわぁぁ‥」 恍惚の表情を見せるのだめを見て危険を察知したターニャは黒木君になにやら目配せを始めた。 黒木君も空気を感じ取ったようで、ターニャと一緒に泥酔しているポールを抱きかかえ挨拶もそこそこに出て行った。 「黒木君、すまない。いつか埋め合わせをさせてくれ‥‥。」 軽く手を挙げる黒木君の後姿に声を掛けて見送った。 残るはこの酔っ払いだ‥‥、ワインは苦手なくせにコイツは‥。どうしてくれようか‥。 「おい、起きろ!この酔っ払いめ!!」 怒気を含んだ声でのだめを揺り動かし、両の頬を左右に引っ張った。 「ひっひたい、ひゃひをひゅるんデスかひぇんぱいぃ!」 痛い、何をする!との意を訴えているようだが、俺の中で何かが弾けた。 「お前は本当にバカか、しかも男がいる中でこんなになるまで飲みやがって‥‥」 まだ抗議の意を持ってるようなので、頬を引っ張るのを止めて両手でのだめの顔をガッシリ押さえた。 「トロトロだのお汁だの聞き様によっては卑猥な意味にも取れる事を言いやがって!!しかも溶けて混じってあと何だ!!」 「そういう意味じゃないですよぅ、センパイのH‥」 いつもの様に口を尖らせて文句をいい始めそうになったので、思わずのだめの唇を乱暴に奪った。 「!!し‥‥しぇんぱぃ‥」 のだめは突然のキスに驚きと照れと喜びが微妙に入り混じった表情で俺のキスに答えた。 長いキスだったが、何かを悟ったかのようにのだめの方から身を離した。 「アノ、先輩‥‥ゴメンナサイです。テストが近いのに少し羽目を外し過ぎちゃいました」 申し訳なさそうに俯いて呟くような声で謝ってきた。 「そういう意味じゃない、その‥俺以外の異性の前で無防備な姿を見せないで欲しい‥それだけだ」 自分以外の男がのだめの事を異性として、恋愛の対象として見て欲しくない、それが今の偽りの無い俺の気持ちだ。 「先輩、それってジェラシーなんデスか?」 少し悪戯っぽく聞いてきたが素直に認めるのも癪なので、のだめを抱き寄せ体の温もりを感じた。 「違う、酒飲んでそんな卑猥な意味にも取れるような事を喋っていると勘違いする男が必ず出てくるんだよ。」 「やっぱりそうだ‥。先輩も可愛い所あるんデスね。」 何も言い返せない俺がそこにいた。クソッ、その通りだ。昔ならこんな感情湧かなかったんだが‥。 「‥‥もう怒った。お仕置きだな、観念しろよ。」 一瞬の隙を突いてのだめを抱きかかえ、ベッドルームに運んだ。 言葉とは裏腹にのだめを静かにベッドに降ろし、俺も一緒に寄り添った。 「トロトロで何とか言ってたよなさっき、どういう意味に取れるか教えようか?」 俺はのだめの唇を啄ばむようなキスをした。 反応を確かめるかのようにワンピースの上からのだめの体の輪郭を楽しんだ。 「やっ‥センパイ、触り方がイヤラシ過ぎますッ。」 徐々に体の力が抜け始めたのを見計らってワンピースのファスナーに手をかけた。 こういう時にワンピースは楽のかもなと思いながら、俺は抵抗を感じなくなった服を脱がしにかかった。 薄手のクリーム色のセーターに手をかけようとしたらのだめが抗議の声を上げた。 「あのぉ‥‥、シャワーだけいいデスか?のだめお酒臭いから‥」 コイツなりに女らしい所もあるんだな‥、そう思いながらバスタオルを投げて渡した。 薄手のセーターに下半身は白い下着と紺のハイソックスだけという姿が妙に艶かしい。 パタパタと走り去るのだめを見送り、頭を数回大きく振ってベッドに腰掛けた。 遠くに見える壁かけ時計の秒針の動きが遅く感じ始め、苛立ちにも似た気持ちになった。 わずか数分待つだけなのに、何十分も感じてしまうなんて‥中坊や高坊と変わらないな。 深いため息の後に苦笑し、ベッドに腰掛けるのをやめて体を投げ出した。 バスルームが静かになり、しばらくしたあと部屋の入口の方からのだめの気配を感じた。 「さぁシンイチ君、好きにしてもいいわよぉ。」 のだめはいつぞやみたいに体をクネクネさせ、悪戯を仕掛けた悪ガキのような表情で現れた。 コイツが俺の事を名前で呼ぶ時は完全に心を許している時か、広い意味で挑発してくる時だ。 これは‥‥少し悪戯が入っている感じだな。 「本当にいいんだな?わかった、さっきのお仕置きの続きをするぞ。」 のだめをバスタオルごと抱きかかえるとベッドに寝かせ、俺も服を手早く脱ぎ一緒に横になった。 下着の脱がす楽しみは無くなってしまったが、バスタオルを引き剥がすのも悪くはない。 バスタオルからはみ出ている肩を抱き寄せ、少し頬が上気し始めたのだめにディープな大人のキスをした。 そのまま背中に手を回し、胸の感触を楽しみたくなったのでバスタオルに手をかけ、 のだめの裸体が露わになった。こうして見ると意外にボリュームがあるんだなと思った。 胸の膨らみを楽しみながら、堅くなり始めた先端を口に含んだ。 舌で撫で回したあと軽く甘噛みした瞬間、のだめは甘い声をあげた。 「‥‥んっ、やっ‥‥あぁっ‥。」 俺の心の底にある何かが熱くなり、手の動きが複雑かつ丁寧にのだめの色々な部分を触れてみた。 「この部分がこんなにトロトロになってきたぞ。こんなに軟らかくなってきた‥。」 のだめの秘所はすでに愛液でトロトロになり、触れたら奥まで簡単に指が入りそうだ。 「はぁっ‥‥クゥッ。のだめ、何だかおかしな気分になりそうデス‥」 のだめは目を堅く閉じ、何度も寄せてくる快楽の波に必死に耐えていた。 男性経験が少ない彼女がそんな姿を見せていると、何とも言えない背徳感に俺は襲われる。 だが、心の隅で目の前の無垢な女性を征服してみたい、そんな黒い気持ちに覆われそうになった。 手首を掴み力を入れようと思った時、ふいにのだめの表情が目に入った。 快楽に身を任せているが、心を許しきってどこか安心している表情。 そんなのだめの表情を見たら黒い気持ちはどこかに消えてしまった。 手首をそっと離し、のだめの裸体を優しく抱いた。 「すまない‥。今日はどうかしていた。」 のだめの髪をそっと撫ではじめ、耳元でそう囁いた。 もう少しで取り返しのつかない過ちを犯してしまう所だったのかもしれない‥‥。 「うきゅっ、先輩?今日はどーかしてたんデスか?」 曇りの無い真っ直ぐな目で俺の事を見つめてきた。そんな目で見られてしまっては‥。 「夏の演奏会で、お前のピアノを聴いた日から色々と想う事ができてね‥‥」 「先輩‥‥。想うって‥‥、のだめの演奏勝手過ぎましたか?」 「そうじゃない、お前の自由な演奏を聴いて少し音楽観が変わった気がする‥ホンの少しな。」 のだめは俺の事を不思議そうに見つめているが、そのまま話を続けた。 「その時から俺に必要なパートナーだと思えてきたんだ。だから他の男なんかには渡せない‥。」 クソッ、何だか今日の俺は本当に変だ。少しの間だけど心に秘めて押さえつけようと思ってたのに‥。 目を堅く閉じた後、恐る恐る目を開けて、のだめの様子を伺ってみた。 堅くなっていたのだめの表情が明るくなるのにさほど時間が掛からなかった。 「真一くんはのだめの事をキチンと想ってくれていたんデスね。本当にに嬉しいデス‥。」 素直に認めるしかなかった。これ以上隠しても誤解を生んでしまっては一生後悔するだろう。 こんな形で愛の告白だなんて、よくある少女コミックのストーリーみたいで格好悪いな‥。 「ったく、一流の指揮者になるまでは‥と思っていたんだけどな。」 余計な嫉妬心にイライラしていた数時間前は何だったのだろう。 「きちんと音楽と向き合わないと真一くんの事を理解する事はできないんだなぁって思ってたんデス。」 「そうか‥。でも、確かに変わったよな。急成長の秘密はこれか?」 「いつかは同じ舞台に立って音楽の世界を楽しみたい‥まぁそんなとこデスかね。」 俺は照れが混じったのだめの言葉を一語一句反芻し、体の隅々に満ち足りた物を感じた。 征服するんじゃなくて、共に今の感情を分かち合いたい。そんな気持ちでのだめを抱き寄せた。 「恵‥‥、君をもっと感じていたい‥いつまでもこうしていたい‥。」 無意識に名前で呼びながら、『恵』って名前の響きを良さを感じ始めた。 めぐみ‥‥メグミ‥‥恵‥‥、そうか。必要としていたのは俺の方だったのか。 そう思うと再びのだめへの愛撫を始めたくなり、体の隅々まで愛の証である赤い跡を増やしていった。 「‥んふぅっ‥‥真一くん、はぁぁっ‥ん‥‥ん‥」 今の俺の熱くて純粋な想いをのだめはすべて受けとめてくれる。 そう感じるとのだめと一つになりたいと自然と行動に移す自分がいた。 「‥‥いい?恵‥」 のだめは何も言わずに抱き寄せてくれた。 枕元の明かりをすべて消す前に手早くゴム製品を探し、こんな時でも冷静な自分に苦笑した。 明かりを消してものだめの体の隅々まで目に焼く付いてる。 十分に潤いを持っている秘所を探し当てると、少しずつ挿入した。 「あぁっ‥、真一くん‥」 明かりが落ちた室内な二人の熱い息とベッドの軋む音しか聞こえなくなってきた。 「真一くんと徐々に溶けて混じって一つになるみたいデス‥‥」 「俺様の作った鶏肉の田舎風煮込みと同じなのか?」 「こんな時に変な喩えを出さないでクダサイ‥。」 体位を変えつつお互いそんな事を言い合う余裕も生まれてきた。 「今度はのだめが真一くんを一杯感じる番デスよ。」 いつの間にか俺の腕の中から抜け出し、おずおずと腰を下ろしその身を預けてきた。 「‥‥んっ‥何だか不思議な気持ちです。真一くんはこういう視点でのだめの事をみていたんデスね」 おそらく初めての体位だったのだろうか、不器用に腰を動かし俺とのリズムも合わない。 その内のだめは覆い被さるように腕を伸ばし、俺を優しく包んでくれた。 体を動かすよりも、俺の事を抱きしめたいんだな‥‥そう思うと愛しさが増していった。 その気持ちに答えるべく、俺ものだめの背中を強く抱きしめ胸の谷間に顔を埋めた。 その後もじゃれ合うかのように色々体位を変えてきたが、そろそろ限界に達しそうだ。 「真一くん‥‥、そろそろいいデスよ。一杯頑張ったでしょ‥、そろそろのだめイキそうデス‥」 「恵‥、一緒に‥‥‥な。」 落ち着いたリズムで軋んでたベッドの音が一段と激しくなり、二人の息遣いも荒くなっていった。 「恵ぃっ、いくよ‥‥」 「いいよ真一くん、来て‥」 急な強い締め付けを感じたあと、射精に伴う震えと下半身が熱くなる感覚に襲われのだめの中で果てた‥‥。 深呼吸をした後、明かりの近くに転がっていたタバコの箱から最後の一本を手に取ろうとおもったが、 使用済みのゴム製品を捨てたクズかごの中に放り込んだ。 今はこの余韻を楽しんでいたい、初めて心と体のすべてが繋がって一つになれたんだから‥‥。 平静に戻りつつある俺の頭の中である色々なifを思い浮かべていた。 もし、一人でヨーロッパに旅立ったら‥‥。 もし、のだめにブルターニュ行きを誘われなかったら‥‥。 もし、ヤキトリオの連中が来なかったら‥‥。 もし、秘めていた気持ちを伝えるのを先延ばしにしていたら‥‥。 そこで俺は挙げるのを辞めた。 仮定の話は今の俺には無意味だ。こうしてかげがえのないパートナーの存在に気付けたんだ。 今ののだめとなら同じ道を歩いて行ける。いや、歩みの速さや道程は違っても同じ方向を向いていたのか‥。 「なんだか今の先輩、すっごくセクシーって奴デス」 おいおい、いつの間にか『真一くん』から『先輩』に戻っているぞ。 夜は長いから、もう一度くらい『真一くん』と呼ばせてみるか‥‥。 その前に甘えてくるのだめの耳元で一言囁いた。 「のだめ‥‥、ル・マルレオーケストラの常任指揮者ってのも悪くないかもな‥‥。」 ![]() ![]() ![]() ![]() ![]() |