さかりのついたしんいちくん
千秋真一×野田恵


今、何時だろう。どれくらい寝たのか・・・

外はまだ少し暗かった。夜明け前だ。肌寒いと思ったら千秋は服を着ていなかった。
昨日の夜のそのままの姿だ。千秋はふと隣に寝ているのだめを見た。
こちらを背に向けて寝ている。すうすうという寝息が聞こえる。
今日は千秋は練習日でのだめも学校だ。
だが準備をし始めるにはいくらなんでも早すぎる。(寒いし)
目が覚めてしまったがもう少し布団の中で・・・再びもぐりこんだら暖かい。
千秋はのだめの背中に寄り添った。

のだめはキャミソールを着て、下はひもパンをはいていた。

自分だけ服着て寝たな!俺は裸なのに・・・

のだめの背中にそっとほおをあてて感触を確かめた。すべすべした感触、心地よい人の温み。
でもやっぱり布団の中にもぐっていても再び眠りにはつけない。昨日昼寝したせいか・・・
やっぱり起きようか・・・(でも寒い)のだめあたたかいな・・・腰に手をまわして
肩にキスをした。のだめがすぐ目を覚ました。

「ん・・・センパイ・・・まだ暗いデスよ・・・」

のだめは体を返し千秋の胸に顔をうずめた。

「目が覚めた・・・」
「うふふ・・・」

千秋の胸にそっとキスし、足を千秋にからませてきた。

「あっ・・・センパイパンツはいてないデスね・・・むきゃ・・・」

こうやってじゃれている時間が楽しいなんて。のだめと出会った時はまさかこうなるなんて
思ってもみなかったのに・・・
千秋はのだめの背中に手を回しそっと抱き寄せた。
するとのだめが千秋の腕を掴み、手をさっと自分のキャミの中の乳房へ導いた。

「!」
「ふふ、センパイ・・」

のだめはいつも積極的なほうではなくむしろ千秋のいいなりなので、自分から誘うことなど
まずなかった。いや、誘っているわけではなくただ寝ぼけて変なだけかもしれない。
寝る前に十分味わったのだめの胸だが、柔らかいが張りのある乳房、
その頂の小さな突起に触れていると、また、味わいたくなってきた。
キャミをあげてそっと乳首に舌を這わせた。

「あ・・・センパイ・・・」

のだめはため息のような声をあげ、抵抗するでもなく、千秋に身を任せている。

寝る前にしたのに、今日リハあるしのだめも学校あるのに、止まらない・・・俺さかりがつきすぎ?
だが自分でもどうしようもなかった。
わがままを言う子供をなだめる母のように、のだめは自分の胸に顔をうずめた
千秋の髪を優しく撫でる。
のだめは千秋を想う月日が長かったにもかかわらず千秋と関係を持つまでに時間がかかった。
抱いてもらえない寂しさを味わっているので、千秋の求めには必ず応じようと思っている。
眠たくても服着たままでも何でもいい。愛してもらえるのなら。

のだめは暗がりの中で乳首に吸い付く千秋をじっと見ていた。

((かわいい・・・赤ちゃんみたい))

千秋の閉じた目とエロティックな舌の動きを見つめる。ちゅっちゅっという淫靡な音が
部屋に響いている。のだめは千秋の頬に手をやり、長いまつげに触れてみる。
千秋の左手はのだめの太ももを
撫で回していたが、いつの間にかその手はのだめの体で一番敏感な部分をとらえていた。
もうぐっしょり濡れていた。愛液をぬぐいとり、突起にこすりつけ絶妙な力加減で刺激をする。

「ああ・・・ん」

声の漏れる唇を千秋がそっと唇で塞いだ。

「んん・・・ん、んん・・・んん」

熱い舌のからまる感触は二人の体をいっそう熱くした。
下着の間から忍び込んだ中指はゆっくりと、のだめの中を泳ぐ。
クチュクチユという艶かしい音が静かに響き、暖かい液体が千秋の指をぐっしょり濡らす。
千秋の唇はのだめの体を愛撫しながらゆっくり足の間へと下りて行った。

すでに濡れてぐっしょりになった下着はあえて脱がさなかった。ぐっと手で下着を寄せて露わになった
茂みの中の突起に吸い付く。
すでにそれは指の刺激によってパンパンに膨らんでいた。

「あっ、・・・ん」

指で押し広げられてさらに感じやすくなったそれを吸われ、同時に膣の中をかきまぜられ、
のだめは快感のあまり気の遠くなりそうな感じがした。
ふと頭を上げ、自分の足の間の千秋を見た。自分の秘所を弄ぶ千秋の姿を目に焼き付けたかった。

二人の目が会った。千秋の視線は何か挑発的な感じに見えた。千秋は顔をそこから離しのだめにキスをした。
のだめの愛液をたっぷり絡めとった舌をのだめ自身に味合わせようとしている。
のだめは最初はいやいやをするように顔をふって唇を離そうとしたが、そのうち観念した。

「お前の味・・・」

千秋はなんとなく楽しそうだったが、のだめは怒ったような表情をして、

「センパイ、ひどいデス・・・!」

と涙目で頬を膨らませた。
千秋はとても満足した表情をしていた。

千秋は挿入の準備をしそっとのだめの上に覆いかぶさった。

「んん・・・」

のだめが千秋の体に足を絡めたのと同時に二人の体が同じリズムで揺れ出した。

「あっ、あっ・・・」

のだめは千秋の肩にしがみつき、首筋に唇を当てて快感に耐えている。
のだめは千秋の体の重みが心地よかった。幸福感で満たされるいとしい瞬間だった。
ときどき二人はお互いの快感の度合いを確かめるように見つめあう。
どちらからともなくキスをしたり、耳たぶをかじったり、髪を撫でたりする。

のだめを上にさせ、千秋は下からのだめの姿を眺めた。
キャミをずりあげて乳房があらわになり、ひもパンはいたまま脇から入れた状態。
裸のときよりもいやらしく見えて、思わずニヤリとしてしまった。

「あっ、センパイ、いま笑いましたね。何なんデスか?!」

のだめが怪訝そうにしている。

「いや・・・今のお前、なんかエロいなあと!」
「・・・やっぱり、ムッツリデスね・・・」
「何がムッツリだ。ほら腰動かしてみろ」
「上手く動けない・・・」
「自分が気持ちいいように動けばいいんだ」

のだめはぎこちなくだが懸命に腰を動かしている。千秋は少しだけ突き上げながら
のだめの茂みの中の蕾を親指で刺激してやる。

「あっ、やん・・・」

のだめの動きが止まった。

「何で動きが止まるんだ」
「センパイにうごいてもらうほうがのだめ気持ちいいんデス・・・自分じゃどこが気持ちいいのかわかんない・・・」
「なんで俺がわかってお前はわからないんだ、自分のことなのに・・・」

「それはセンパイが・・・ムッツリだから?」
「なに?!」
「うそですよう・・・テクニシャンだから。しんいちくん。ギャハ」
「もういい・・・」

千秋は体勢を変えまた正常位にもどった。のだめの両胸に手を伸ばした。
やわらかい小さな二つの乳首がしばらくするとかたく尖った。つまんだり撫でたり、すべての指でそれをゆっくりと
愛撫してやる。
のだめは千秋の手に自分の手を添えてほほえんだ。

「・・・きもちいいのか?」
「ん・・・のだめ、とっても、幸せデス・・・」

千秋はそっとのだめの頬に手をやった。こんなにものだめを愛しいと思う日が来るなんて・・・。
外がゆるゆると明るくなってきた。
千秋はのだめの足をとり、ぐっと広げた。

「センパイ、外明るくなってきたんですケド・・」
「うん、なに?」
「は、はじゅかしいデス・・・明るいとこでするのは」
「うん、まあ、丸見えだし・・・」

千秋はぐっと、自分のものをのだめにさし入れた。

「はあ・・・あん・・・センパイ・・・」

出し入れする様子も暗いときははっきり見れない。朝方するのは新鮮でいいなと千秋は思った。

「・・・やらしいな・・・」
「やん、そこばっか見ないでくだサイ!」
「せっかくなんで、しっかり見せてもらう・・・」
「・・・やっぱり、ムッツリですう・・・」

出し入れと同時にじゅぷじゅぷという卑猥な音が鳴っている。ぱんぱんに膨らんだ突起を指で刺激しながら
同じリズムで付き上げる。のだめの声がだんだん苦しそうになってきた。

「センパイ・・・のだめ、もう・・・」
「イキそうか?」
「ハイ・・・センパイ・・・」
「じゃしんいちくんイカせてって言えよ」
「またそうやっていじわる・・・」
「やめるぞ?」

と言って千秋は動きを止めた。

「いややめないで・・・しんいちくん、イカせて、お願・・・あ」

のだめの中が脈打ちだした。

「センパイ、ああ、あん・・・」

のだめは絶頂を迎えている間、必ず千秋にしがみつく。千秋はいつものだめの上に覆いかぶさってやる。
外が少し明るくなっていたので、目を閉ざし眉間に少ししわがより口が半開きになる、
のだめのイク時の顔をまじまじと眺められた。紅潮し汗ばんだ顔がなんともいやらしい。
千秋はのだめの額に浮かんだ汗をタオルでふき取ってやった。
体の汗もぬぐってやった。ふと胸にふれるとイッた直後で乳首が硬い。

下の突起も確認したらパンパンに膨らんでいた。ふーん女の体ってそうなのか・・と千秋は思った。
のだめはまだはあはあ言っているが、続行しない千秋を不審に思っているようで、

「・・・?センパイなにしてるんですか?またなんかやらしいこと考えてますね?」

と怪訝そうに千秋に言った。

「ん・・・ムッツリなんで」
「何自分で認めてるんデスか!」

はは、と千秋は笑って今度は自分が絶頂に達するためだけに腰を動かした。
千秋はのだめの乳房を愛撫しながら少し目を閉じ、そのときを迎えた。
目を開けると、のだめと目があった。しまった、イキ顔じっと見ていたなコイツ・・・

「のだめデジカメ持ってきておけばよかったデス・・・今の顔・・・お宝写真だったのに・・・」
「お前・・・本当に殺すぞ?」

千秋がごそごそ朝の用事をし始めてものだめはベッドのなかでいた。

「お前も早く準備しろよ」
「もう少し・・・しんいちくんの攻めが凄いんでのだめ疲れちゃいました・・・」
「バーカ!」

千秋は照れて真っ赤になっている。

「あっそうだ、今度はのだめも攻めます」
「攻めるって何を」
「のだめ勉強したんです。くわえかたとか舐め方とか・・・ギャハア!はじゅかしー」
「自分で言っといて何照れてんだ・・・」

のだめは布団の中にかくれて暴れている。

「そっかじゃあ今日の夕メシ後、楽しみにしておこうか」
「えっ、今日?またするんですか・・・すごいデス・・・」

さかりのついたしんいちくんを誰も止められない・・・






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